帰国致しました。
中国はほんとうに疲れる国である。原因の一つはやはり人だと思っている。
人民のモラル。
未だ手鼻も普通にやってるし、食堂では一度口に入れた食べかすを、ダイレクト
に床に「ペッ」とするのは女性も平気でやっている。やはり立ったまま飯を食う
し、女性と男性の喧嘩も日常茶飯事だ。一度は、殴り合いだった。おばちゃんが
先に男に向かって手を揚げ、それもグーで殴りかかった。直後、男が切れておば
ちゃんはぼこぼこに殴られ、鼻血と口の周りが切れて顔中血だらけになりながら
も、おばちゃんは大声で男を罵倒し続けていた。また、夜遅く、ホテルに戻る途
中、通りをパジャマ姿で歩く家族を見かけた。これは何だか、懐かしかった。
交通ルールも酷いものである。交差点を青信号で横断中、2度ほど轢かれかかった。
彼らはもう、ほんとうにぎりぎりまでスピードを緩めない。ブレーキが遅すぎる
のだと思う。これでは、事故が多くて当たり前である。
公安。
10人以上の公安が一人の路上の串焼き屋台のおじさんを締め上げていた。
おじさんは、身なりからすると相当貧しそうだった。もちろん許可がなかった
のだろう。しかし、やり方が卑劣だった。10人以上の公安がおじさんを取り囲
み一人の公安が命令口調でおじさんに指示をしている。
公安が用意したゴミ袋に「箸を入れろ!」とか「炭火に水を入れろ!」と。
おじさんはふて腐れながらしていると、一人の公安が怒って商品の肉を路上に
ぶちまけてたのだ。これにはさすがのおじさんも怒って抗議をしだしたのだが、
今度は10人の公安が皆で、このおじさんに向かって罵倒し始めたのである。
その光景は、まるで弱い者いじめだった。
そして、この様子を、一人の公安が周囲の野次馬も含めて一部始終をビデオカメ
ラで撮影していた。ほんとうに、不健全な国だなとあらためて思った。
この国の公安は、「人民の為の公安ではなく、共産党の為の公安なんだよ…」と
在住3年目のある日本人が言っていた。殺人事件のおよそ半分近くが、自殺と断定
されるとか、泥棒に入られ、公安に行くと、「順番待ちなので、2週間先になる」
とか、個別の案件にはまったく役に立たないのに、デモや集会の取り締まりには、
俄然、張り切るそうである。
まったく困った国である。
人手不足。
沿岸部や都市部と地方の格差が問題視されていたのは今や昔の話。もちろん格差は
広がる一方で問題は依然として存在するのだが、地方の経済が上向き傾向にある為、
都市部への出稼ぎ者が減少していて、ワーカーと呼ばれる単純労働者や給料の安い
仕事への労働者不足がひどく深刻化しているとか。それでいて大卒者らはそのプラ
イドゆえ、仕事を選ぶ傾向にある為、就職難なのだそうである。
実際は仕事さえ選ばなければ、今日からでも仕事はあるそうだ。また、早々、中国
でも他国からの労働力が必要になると言われているそうである。
こちらで仕事をしている日本人曰く、日本人でも中国が多少なり話せれば、仕事は
豊富にあるそうだ。給料は日本のおよそ半分から3分の2程度らしい。
中国には結して住みたいとは思わないが、案外、住めば都かもしれない。
いつか、半年くらいかけて、じっくり全土をくまなく旅してみたい気もした。
中国はほんとうに疲れる国である。原因の一つはやはり人だと思っている。
人民のモラル。
未だ手鼻も普通にやってるし、食堂では一度口に入れた食べかすを、ダイレクト
に床に「ペッ」とするのは女性も平気でやっている。やはり立ったまま飯を食う
し、女性と男性の喧嘩も日常茶飯事だ。一度は、殴り合いだった。おばちゃんが
先に男に向かって手を揚げ、それもグーで殴りかかった。直後、男が切れておば
ちゃんはぼこぼこに殴られ、鼻血と口の周りが切れて顔中血だらけになりながら
も、おばちゃんは大声で男を罵倒し続けていた。また、夜遅く、ホテルに戻る途
中、通りをパジャマ姿で歩く家族を見かけた。これは何だか、懐かしかった。
交通ルールも酷いものである。交差点を青信号で横断中、2度ほど轢かれかかった。
彼らはもう、ほんとうにぎりぎりまでスピードを緩めない。ブレーキが遅すぎる
のだと思う。これでは、事故が多くて当たり前である。
公安。
10人以上の公安が一人の路上の串焼き屋台のおじさんを締め上げていた。
おじさんは、身なりからすると相当貧しそうだった。もちろん許可がなかった
のだろう。しかし、やり方が卑劣だった。10人以上の公安がおじさんを取り囲
み一人の公安が命令口調でおじさんに指示をしている。
公安が用意したゴミ袋に「箸を入れろ!」とか「炭火に水を入れろ!」と。
おじさんはふて腐れながらしていると、一人の公安が怒って商品の肉を路上に
ぶちまけてたのだ。これにはさすがのおじさんも怒って抗議をしだしたのだが、
今度は10人の公安が皆で、このおじさんに向かって罵倒し始めたのである。
その光景は、まるで弱い者いじめだった。
そして、この様子を、一人の公安が周囲の野次馬も含めて一部始終をビデオカメ
ラで撮影していた。ほんとうに、不健全な国だなとあらためて思った。
この国の公安は、「人民の為の公安ではなく、共産党の為の公安なんだよ…」と
在住3年目のある日本人が言っていた。殺人事件のおよそ半分近くが、自殺と断定
されるとか、泥棒に入られ、公安に行くと、「順番待ちなので、2週間先になる」
とか、個別の案件にはまったく役に立たないのに、デモや集会の取り締まりには、
俄然、張り切るそうである。
まったく困った国である。
人手不足。
沿岸部や都市部と地方の格差が問題視されていたのは今や昔の話。もちろん格差は
広がる一方で問題は依然として存在するのだが、地方の経済が上向き傾向にある為、
都市部への出稼ぎ者が減少していて、ワーカーと呼ばれる単純労働者や給料の安い
仕事への労働者不足がひどく深刻化しているとか。それでいて大卒者らはそのプラ
イドゆえ、仕事を選ぶ傾向にある為、就職難なのだそうである。
実際は仕事さえ選ばなければ、今日からでも仕事はあるそうだ。また、早々、中国
でも他国からの労働力が必要になると言われているそうである。
こちらで仕事をしている日本人曰く、日本人でも中国が多少なり話せれば、仕事は
豊富にあるそうだ。給料は日本のおよそ半分から3分の2程度らしい。
中国には結して住みたいとは思わないが、案外、住めば都かもしれない。
いつか、半年くらいかけて、じっくり全土をくまなく旅してみたい気もした。
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