ようやく風邪が治ったと思ったら、今度は花粉症が始まった。
今年はなんだかんだと忙しく、未だ医者にも行けず予防薬も
飲んでないまま憂鬱な季節に入ってしまった。
読もうと思っていた「飼い喰い」をうちのやつに先読みされ
てしまい、同時に届いた「日本を捨てた男たち」水谷竹秀著
を読んだ。フィリピンで困窮生活を送る日本人らを取材して
書いたノンフィクションである。昨年の開高健ノンフィクシ
ョン賞受賞作らしいが、このような感じのテーマは以前にも
読んだ様な気はする。しかし、この方は取材力がすごい。
取材する困窮者の前職の場を訪ねたり家族にも会い、こうな
った背景を詳細に記している。困窮者にはあまり同情できな
い者が多いが、読んでいるとリアリティーがありすぎて気分
は暗くなり、どんどんめげてくる。
また、一体、なぜフィリピンという国が、犯罪者の逃亡先や
海外逃亡の先として真っ先に選択されるのかという素朴な疑
問にも、答えを見出してくれている。
追い詰められたら「フィリピンへ…」
この本を読んだら、誰もがそう思うかもしれない…。
今年はなんだかんだと忙しく、未だ医者にも行けず予防薬も
飲んでないまま憂鬱な季節に入ってしまった。
読もうと思っていた「飼い喰い」をうちのやつに先読みされ
てしまい、同時に届いた「日本を捨てた男たち」水谷竹秀著
を読んだ。フィリピンで困窮生活を送る日本人らを取材して
書いたノンフィクションである。昨年の開高健ノンフィクシ
ョン賞受賞作らしいが、このような感じのテーマは以前にも
読んだ様な気はする。しかし、この方は取材力がすごい。
取材する困窮者の前職の場を訪ねたり家族にも会い、こうな
った背景を詳細に記している。困窮者にはあまり同情できな
い者が多いが、読んでいるとリアリティーがありすぎて気分
は暗くなり、どんどんめげてくる。
また、一体、なぜフィリピンという国が、犯罪者の逃亡先や
海外逃亡の先として真っ先に選択されるのかという素朴な疑
問にも、答えを見出してくれている。
追い詰められたら「フィリピンへ…」
この本を読んだら、誰もがそう思うかもしれない…。