ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

2番ではダメ

2012-10-10 21:23:27 | つぶやき
京大の山中教授がiPS細胞でノーベル賞を受賞したことが大きなニュース
となっている。

一体、どれほどすごいことなのか、素人には良くわからないが、なにせノーベル
賞である。それも根拠が曖昧でも取れる平和賞とは訳が違う。きちんとした実績
あっての医学生理学賞だ。まさに天才とはこういう人を言うのだろう。

受賞会見では国への感謝を口にしたが、決して研究資金が潤沢だったわけではな
かったようで、数年前の民主党による事業仕分けでは、削減や見直しが相次いだ
とか。会見場では野田首相から祝福の電話が入り、本人は「国を挙げて支援して
いただいたおかげです」と答えていたが、胸のうちには複雑な思いがあったのか
もしれない。

あの時、確かに日本中で事業仕分けを拍手喝采したように思う。
無駄をなくすのはいいことで、とにかく削ることが良しとされた。

しかし、その陰で山中教授を含め、多くの学者や研究者らは、研究費が削られ、
落胆したそうである。

それでも、今回の受賞でiPS細胞に関しては資金集めは容易になっただろう。
というか、どーんとこれまでにない資金が調達できると思われる。

本来、日本は科学技術立国なわけである。不要不急の事業を削ることが仕分けの
目的とはいえ、将来、日本の科学技術研究を担う若手にも余波が及んだり、頭脳
流出に拍車がかかるのは、日本としては避けたいところである。

まぁ、これでひとまず、様々な研究費などの大胆な削減は一旦、見直されるきっ
かけとなっただろうと思われる。

やはりこういう分野では、スポーツと違い2番ではダメなのである。


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