なんと、あの高野秀行が「謎の独立国家ソマリランド」で、講談社ノンフィクション賞を
受賞していた。
しかも、早稲田、探検部の後輩である角幡唯介氏の「アグルーカの行方 129人全員
死亡、フランクリン隊が見た北極」と同時受賞であった。
角幡氏はすでに大宅、開高健ノンフィクション賞をはじめ、他にもいくつか大きな賞を受賞
しており、すでにノンフィクション作家の若手のホープ的存在となっているが、先輩の高野
氏は、これまで無冠の帝王であった。それがついに…である。
本当によかった。
2年前だったか、何を血迷ったか「またやぶけの夕焼け」などという、自らの幼少時代を背景
にした小説を出したときは、「こやつは、終わったな」と思ったものだが、ここへきて逆転
ホームランであった。
彼の本が売れてきたのは、いつごろからだろう…?
「早稲田青春三畳記」「異国トーキョー漂流記」くらいからだろうか?
皮肉だが、これまで彼の場合、自称、辺境作家にしては、辺境モノではない内容のほうが売れ
ていたと思われる。
今にして思えば、「西南シルクロードは密林に消える」なんていうのも、相当な取材力で、何か
賞をとっても良いくらいだと思うのだが、本人曰く、「この本は全く売れなかった…」、そうな
ので、わからないものである。
後輩の角幡氏が次々に大きな賞を受賞していくのを見て、きっと「いつかは自分も…」と思って
いたと思うが、ようやく受賞できて、しかも、それが辺境モノで本当に良かった。
さらに「ソマリランド」の続編に期待したい。
CENTER>
受賞していた。
しかも、早稲田、探検部の後輩である角幡唯介氏の「アグルーカの行方 129人全員
死亡、フランクリン隊が見た北極」と同時受賞であった。
角幡氏はすでに大宅、開高健ノンフィクション賞をはじめ、他にもいくつか大きな賞を受賞
しており、すでにノンフィクション作家の若手のホープ的存在となっているが、先輩の高野
氏は、これまで無冠の帝王であった。それがついに…である。
本当によかった。
2年前だったか、何を血迷ったか「またやぶけの夕焼け」などという、自らの幼少時代を背景
にした小説を出したときは、「こやつは、終わったな」と思ったものだが、ここへきて逆転
ホームランであった。
彼の本が売れてきたのは、いつごろからだろう…?
「早稲田青春三畳記」「異国トーキョー漂流記」くらいからだろうか?
皮肉だが、これまで彼の場合、自称、辺境作家にしては、辺境モノではない内容のほうが売れ
ていたと思われる。
今にして思えば、「西南シルクロードは密林に消える」なんていうのも、相当な取材力で、何か
賞をとっても良いくらいだと思うのだが、本人曰く、「この本は全く売れなかった…」、そうな
ので、わからないものである。
後輩の角幡氏が次々に大きな賞を受賞していくのを見て、きっと「いつかは自分も…」と思って
いたと思うが、ようやく受賞できて、しかも、それが辺境モノで本当に良かった。
さらに「ソマリランド」の続編に期待したい。
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