ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

ポスドク

2015-10-07 21:18:54 | 時事(国内)
ノーベル賞、さまざま…。

惜しくも、村上春樹が文学賞を逃したが、物理学と医学生理学賞は日本人が受賞
した。平和賞に「9条を守る会」が候補に、などという話もあったが、こちらも
落選。まぁ、当然という気もするし、もしかすると候補にすらなってなかったの
では、と思っている。

こうみると日本はあらためて、理数系に強いんだな、と思う。
ひたすら研究一筋…。

数年前に、あの京大の山中教授がiPS細胞で受賞したときの、会見を思いだした。
「ポスドク」(ポストドクター)の話だ。

つまり正規職員ではない、非正規に雇われている若手研究者らの待遇に関すること
である。「月収20万、ボーナス無し、国保・年金は自分持ち。」「時給1200円程度、
研究員というよりは雑用係…」博士課程を修了した秀才ですら、こういう状況で働
いているという現実があるという。

よくよく考えてみれば、受賞した当人はいい。報われているし、立場も安定している。
けれど、受賞の功績は受賞者当人だけでなく、多くのこうしたポスドクによって下支
えされた上での結果でもあるわけで、そう考えると受賞者は、こうした人らの待遇改
善を一番に考えるべきだろうと思う。

貰った報奨金も、多少なりは、彼らに分配するべきだ。

数多くのノーベル賞受賞を輩出している日本の研究者のその卵が、派遣社員と同じよう
な環境で働いているというのは、ちょっと解せない気もする。日本以外の国ではどうな
んだろうか?

山中教授は受賞後、「様々な要求も、財務省にもできるだけその多くを認めていた
だきたい…」などと語っていたのだが、その後はどうなったのか…?

今回の受賞者も、そういう思考の持ち主だったら良いのだけれど…。

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