ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

おはぎの甘さ…

2015-12-08 22:36:59 | つぶやき
フィリピンから帰ってくると、頼まれ仕事がどんどん増え、再び
逃げ出したくなった。

やらなくてはいけないことが重なり、明日だと思っていた大事な会議が
実は今日の午前中だったと知ったのは、すでに午後。見事にすっぽかす
羽目に…。

「体調不良、妻が急病、親が倒れた、向かう途中、車に引かれた…」など
と言い訳を考えている矢先に、連絡があり、ついうっかり「えーと、実は
明日と勘違いしていまして…」と、正直に言ってしまい、先方にはあきれ
らた。

言葉は柔らかいが、その裏には「まったくしょうがねえな!、あれほど言
ったのに…」と、やんわり「お前はダメ社会人か!」というようなニュア
ンスが込められていたのを、微かに感じた。

そんなふうに心が折れかかっていたところに、「荒尾のおばば」の娘さんが
顔を出してくれた。「荒尾のおばば」とは、荒尾という地名の場所に住む
熱心な某学会員のおばあちゃんだ。もう、3年ほどやんわりと勧誘し続けら
れているのだけれど、ここんところ3か月ほど顔を見せなかったので、どう
したのかと心配していたところだった。理由を聞けば、「体壊して、入院し
ちゃってね。もう、89だから…。それで、あなたのところに行くっていったら、
これ持ってって…」大きなおはぎが二つと聖教新聞を渡してくれた。

ありがたかったが、前者は大歓迎だが、後者は不要だ。

けれど、その心遣いがとてもうれしかった。
ちょうど、心が折れていたところに、おばばのおはぎの甘さが沁みた。

うれしさついでに、つい、「僕も覚悟を決めました。学会に入ります…」と
言ってしまいそうだったが、それだけはありえないので飲み込んだ。

荒尾のおばばには、1日も早く元気になって頂きたいと思う。

けれど、新聞はもう、結構です。

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