突然、知人から「ちょっといい話があるので、とりあえず聞いてみて…」と連絡が
あった。
ちょうど忙しいタイミングだったので、その場で詳しく内容を聞かなかったのが悪
かった。後日、一人の女性がやってきた。50代半ば、上下スーツ姿のいかにも仕事
が出来そうな格好をしていた。このスーツがちょっと野暮ったくなると、完全に〇〇〇
の商人の宣教師になってしまうが、この方はちょっと違った。
早々、自己紹介の後、すぐに本題に入った。
ただ、話を聞いても、よく理解できない。私の理解力がないのもあるが、話が途中
から脱線するのでなかなか的を得ない。30分聞いても、さっぱりわからないので、
つまりに「こんな感じの話ですか?」と聞くと、「そうだと言う。」
要するに「ネット使った無料動画配信の教育プログラムの権利を買わないか?」という
ことのようだった。それなのに、この人は小難しい話ばかりをして要点をぼかす感じの
話ばかりに徹する。話の中に文科省のお偉いさんの名前や有名人の名前も出てくる。
途中、興味を示さない態度に変ると、「今なら儲かるから…」と、段々、具体的な金額
まで持ち出して、関心を得ようとする。
まぁ、小一時間付き合ったが、つまりアムウェイのように自分の下を作ることで、成り立つ
マルチレベルマーケティングとかなんとかっていう商法なので、私としては珍しくきっぱり
潔くお断りをした。
まったく、時間の無駄だった。
と、そこに今度は「ミキプルーンの営業」がやってきた。もう、3年くらい、のらりくらり
逃げ続けているのだが、一応、お客さんでもあるので無下にも出来ず、毎度行われる40分
程度の健康談義だけには付き合った。
もしかすると、こんな日に限って「FFCパイロゲン」の営業まで来るのではないかと心配
したがそれはなく、代わりにダスキンの営業がやってきた。
誠実そうな人だったが、要らないモノは要らない。
世の中には、様々な営業スタイルの職種がある。こうやって1件1件回って断られ続ける
中で、やっと1件獲得をする。この積み重ねで数字を作っていく仕事だ。本当によくやって
るなと思う。宗教にしてもそうだろう。断られ続け、それでも続ける。まるで修行僧のよう
な日々である。
ちょっと、自身に置き換えて考えてみる。
私なら5件目くらいで心が折れてしまいそうな気がする。もっとも断られる恐怖を乗り越
えないと、続けられないだろうけれど、それでも時には心無い言葉を浴びせられ、落ち込
むことだってあるはず。
向こうも仕事でやってくるわけである。
それを思うと、せめて少しでも丁重に、と思わずにはいられない。
あった。
ちょうど忙しいタイミングだったので、その場で詳しく内容を聞かなかったのが悪
かった。後日、一人の女性がやってきた。50代半ば、上下スーツ姿のいかにも仕事
が出来そうな格好をしていた。このスーツがちょっと野暮ったくなると、完全に〇〇〇
の商人の宣教師になってしまうが、この方はちょっと違った。
早々、自己紹介の後、すぐに本題に入った。
ただ、話を聞いても、よく理解できない。私の理解力がないのもあるが、話が途中
から脱線するのでなかなか的を得ない。30分聞いても、さっぱりわからないので、
つまりに「こんな感じの話ですか?」と聞くと、「そうだと言う。」
要するに「ネット使った無料動画配信の教育プログラムの権利を買わないか?」という
ことのようだった。それなのに、この人は小難しい話ばかりをして要点をぼかす感じの
話ばかりに徹する。話の中に文科省のお偉いさんの名前や有名人の名前も出てくる。
途中、興味を示さない態度に変ると、「今なら儲かるから…」と、段々、具体的な金額
まで持ち出して、関心を得ようとする。
まぁ、小一時間付き合ったが、つまりアムウェイのように自分の下を作ることで、成り立つ
マルチレベルマーケティングとかなんとかっていう商法なので、私としては珍しくきっぱり
潔くお断りをした。
まったく、時間の無駄だった。
と、そこに今度は「ミキプルーンの営業」がやってきた。もう、3年くらい、のらりくらり
逃げ続けているのだが、一応、お客さんでもあるので無下にも出来ず、毎度行われる40分
程度の健康談義だけには付き合った。
もしかすると、こんな日に限って「FFCパイロゲン」の営業まで来るのではないかと心配
したがそれはなく、代わりにダスキンの営業がやってきた。
誠実そうな人だったが、要らないモノは要らない。
世の中には、様々な営業スタイルの職種がある。こうやって1件1件回って断られ続ける
中で、やっと1件獲得をする。この積み重ねで数字を作っていく仕事だ。本当によくやって
るなと思う。宗教にしてもそうだろう。断られ続け、それでも続ける。まるで修行僧のよう
な日々である。
ちょっと、自身に置き換えて考えてみる。
私なら5件目くらいで心が折れてしまいそうな気がする。もっとも断られる恐怖を乗り越
えないと、続けられないだろうけれど、それでも時には心無い言葉を浴びせられ、落ち込
むことだってあるはず。
向こうも仕事でやってくるわけである。
それを思うと、せめて少しでも丁重に、と思わずにはいられない。