毎年恒例の近所で行われる夏まつりの日がやってきた。
数年前までは、堀江淳や石井明美、森川由加里に葛城ユキといった、「まだやってたのか?」的
歌手の方々がやってきていたのだが、昨年くらいから地元の名も無きアイドルやタレントばかり
になっしまいて、ちょっとつまらなくなってしまった。
けれど、肝心の祭りの出し物などは、年々、拡大傾向にあり、それに伴い人の出も相当の賑わいに
なっていて、ちょっとびっくりしている。せっかくのお祭だし、何か屋台で食べようと思ったのだ
が、どこも行列に次ぐ行列で早々、ギブアップ。諦めて30分ほどで帰ってきた。
初めて行った16年前は、それこそこじんまりした昭和の雰囲気を残したお祭りだったのに、今や
どこからか電車に乗ってまで人がやってくるようになっている。
こうなると、もう、行く気がしなくなるから不思議だ。
子供の頃、長野県にある母親の実家の村のお祭りに行ったことがあった。
出店もなく、盆踊りのやぐらが広場の中心にあるだけ。これで祭りといえるのか、というほどの規
模だったが、広場の隅のテントの中にはテーブルがいくつもあって、そこにはスイカや桃、茹でた
トウモロコシなどが所狭しと置いてあって、好きなだけ食べる事が出来た。飲み物もサイダーやビ
ールがケースで置いてあり、これも飲み放題だった。これは皆、村の人々が持ち寄ったものだ。
焼きそばやイカ焼き、お面も綿菓子もなかったが、お金を使わずに楽しめるお祭りが子供ながらに
新鮮だったと記憶している。
祭りはやっぱりこじんまりが良い。
幼心に刻まれた想いである。
数年前までは、堀江淳や石井明美、森川由加里に葛城ユキといった、「まだやってたのか?」的
歌手の方々がやってきていたのだが、昨年くらいから地元の名も無きアイドルやタレントばかり
になっしまいて、ちょっとつまらなくなってしまった。
けれど、肝心の祭りの出し物などは、年々、拡大傾向にあり、それに伴い人の出も相当の賑わいに
なっていて、ちょっとびっくりしている。せっかくのお祭だし、何か屋台で食べようと思ったのだ
が、どこも行列に次ぐ行列で早々、ギブアップ。諦めて30分ほどで帰ってきた。
初めて行った16年前は、それこそこじんまりした昭和の雰囲気を残したお祭りだったのに、今や
どこからか電車に乗ってまで人がやってくるようになっている。
こうなると、もう、行く気がしなくなるから不思議だ。
子供の頃、長野県にある母親の実家の村のお祭りに行ったことがあった。
出店もなく、盆踊りのやぐらが広場の中心にあるだけ。これで祭りといえるのか、というほどの規
模だったが、広場の隅のテントの中にはテーブルがいくつもあって、そこにはスイカや桃、茹でた
トウモロコシなどが所狭しと置いてあって、好きなだけ食べる事が出来た。飲み物もサイダーやビ
ールがケースで置いてあり、これも飲み放題だった。これは皆、村の人々が持ち寄ったものだ。
焼きそばやイカ焼き、お面も綿菓子もなかったが、お金を使わずに楽しめるお祭りが子供ながらに
新鮮だったと記憶している。
祭りはやっぱりこじんまりが良い。
幼心に刻まれた想いである。