ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

中国化

2020-12-19 19:47:49 | 時事(海外)
タイへのノービザ入国が可能にという記事を見つけた。

コロナ禍でビザなし入国が出来なくなって9か月、再びビザなしで…と期待したがよく読んでみると、対象の56か国に対して以前のようにビザなしで入国ができるようになったということだけだった。その他の入国規制はそのまま。14日間隔離、PCR検査、10万ドルの保険等、これでは何の進展もないのと一緒だ。なんとも、がっかり。

いや、ものは考えようで、これも進展の一歩と捉えたい。こうやって少しづつ緩和され、そのうちある日突然…ということもあり得なくはない。コロナ以前に戻るのは2022年4月なんていう予測もあるが、それはコロナ以前の水準にという意味あいであり、それまで鎖国を続けるということではない。徐々に緩和を、というのはすべての国で既定路線としてあるようだが、今、再び多くの国で感染増にあるので、そういう話の流れにはなっていないだけ。ただこれも、一部の国でワクチン接種が始まったので、おそらく緩和に繋がる材料にはなるのではないかと思う。

現在、カンボジア人の奥さんとプノンペンで暮らす日本人が、先日カンボジアに戻った時の手記を読んだ。プノンペンの空港に着くと、そのまま専用車に載せられ隔離先のホテルへ収容された。ホテルは選べなかったらしい。ホテルに着くと中国語しか話せない中国人スタッフがカンボジア保険省の書類を持ってきていろいろサインをさせられたという。3食の食事は中国の街中の食堂で出される炒め物などの中国飯。カンボジアなのにカンボジアの食事は一切なかったという。次第に箸が動かなくなり、日本から持っていった周囲への土産もので凌いだとか。で、チェックアウト時に請求された額が、PCR検査費なども含めて17万5千円だったという話だ。

最初、この話って隔離にまつわる話なのかと思ったが、実はカンボジアの中国化を嘆いたものだった。資金援助で浸食というか、主権の侵害のような感じかも。ラオスも同様になりつつあるとか。中国語に溢れるプノンペン。カンボジアの通貨と共に流通していた米ドルが、中国元に変わっていそうな感もある…。

あまり見たくないな…。

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