ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

一方的

2025-02-14 13:54:28 | 時事(海外)
ロシアとウクライナ停戦…。

一方の当事者抜きで、どんどん話が進んでいる。本当なら侵略された側の停戦条件を一番に重んじるのが普通だが、そんなことよりまず停戦というところが、いかにも当事者ではない者が考えそうなことである。所詮、当事国と欧州以外の国は遠い国の出来事で、最初こそ憎きロシアだったが、戦争も長期戦になれば支援疲れや関心の薄れもあって、ともかく早く終わってエネルギー価格なんかが安定したりする方が良い、などという考えに向かってしまう。

そうは言っても最終的に停戦に署名するのはゼレンスキー大統領で、停戦の条件が不満なら署名しないで戦争を続けるしかない。けれど、今後、アメリカの支援が無くなれば、さらに領土は侵食されることになる。結局、ロシアの拒否感が強いからNATOにも入れてもらえないし、取られた領土も返ってこない。ウクライナにとって到底納得できる停戦条件にはならないだろうが、受け入れなければ終わらないのが辛いところでもある。大国と小国、強国と弱小国が戦争になれば、こういう結果になってしまうということなんだと思う。ヨーロッパもアメリカ抜きではまったく頼りにはならないのが分かってしまった。今回のことで、今後、NATOの存在意義とアメリカ頼みの同盟国は安全保障を見直すきっかになるかもしれない。

アメリカの大統領がトランプさんになって一番得したのは、間違いなくプーチンだ。このままでいくとプーチンに戦勝という手柄を与えてしまうだけでなく、権威国家に侵略戦争で領土拡大を認めてしまう。短期的には平和が訪れても、このロシアの成功体験が他の侵略を狙う国家を勇気づけてしまうことにもなる。しかもトランプさんは、根っからのビジネスマン大統領だから、戦争は互いに損するだけと考えている節がある。見方を変えればこれも一応、平和主義者と言えるのかもしれないが、就任早々、他国の為に血を流すことはないと世界にアピールしてしまったようなものだ。

任期中に小さな島を狙う赤い国の偉い人は、ラッキーかも、と喜んでいるかもしれない。
日本も有事の際に頼れないことを自覚しておかないといけない。

今日、確定申告が終わった。
これでようやく2024年度が終わったような感じ…。


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