ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

帰国しました。

2010-04-17 16:59:30 | 時事(海外)
昨日、帰国致しました。

15日間のうち、タイで少々仕事をした後、ラオスとベトナムに行っておりました。

4月10日(土)のタイでの大惨事は、ちょうどタイを出国した後、ラオスで知った
のだが、まさか、このデモで日本人カメラマンが亡くなるなんて大変びっくりで
あった。

バンコク市内での反体制派のデモが激しくなったのは4月3日、土曜日からである。
デモ隊が「ここが最後の砦」と宣言している、現在も占拠中であるバンコク市内
の商業地域は、私が常宿にしているホテルの目と鼻の先で、ここも4月3日から突然、
赤いTシャツの人々が押し寄せてきて、通りに面した周辺の商業施設やレストラン
などは、この日から軒並みクローズした次第である。

実際のデモ隊の占拠は、通りの入り口を大きな車や即席のステージを作って塞ぎ、
一つの通りを歩行者天国状態にして行われている。そしてその歩行者天国の中では
食べ物屋台やジューススタンド、またタクシン派グッツを販売する露店などが出て
一種のお祭りのような感じで、報道とは対照的に実に平和的ですらあった。

ただ困ったのは、占拠によって交通機関がマヒしたことである。路線バスなどが
迂回するため、車が一部の道路に集中し、そうでなくとも慢性的な渋滞都市が、
完全に動かなくなっていた。タクシーもデモ周辺地域には行きたがらず、なかなか
つかまらないのだ。

一番心配した空港占拠は、以前、現政権側の支持者によるデモでは、多くの人々が
多大な迷惑を被ったためか、今回は、その二の舞を踏まないよう、すでに空港に至る
までの道には、いくつもの軍のチェックポイントが設置されていた。
最も、空港を占拠すれば、デモ側であるタクシン自身が関わるノックエアーに影響が
出るので、今回はやらないだろうとの噂もあったが…。

いずれにしても、未だ、デモは続いている。デモ周辺の商業施設はもう長い間、営業
が出来ず、経営にも影響が出てくるだろう。外国資本のホテルなどもあるし、政府側も
デモ隊をこのまま黙って放置すわけにもいかないに違いない。

すると、再び、4月10日のような事態も予想されなくもないのだ。

頼みの王様の鶴の一声で、なんとかならないものだろうか…?

せめてこれ以上、犠牲者が出ないことを祈るばかりである。




















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