ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

沈没

2011-10-17 13:51:52 | 時事(海外)
タイが洪水で大変なことになっている。

確かあれはニューズウィーク日本版の記事で「世界の消えゆく楽園」
のひとつにバンコクが挙げられたのは、つい2カ月ほど前のことだ。

消えゆくとされた理由は、海抜が低く地盤沈下が進んでおり、今世
紀中に、その大部分が海に沈むかもしれないというものだった。
まさか、モルディブやナウルではあるまいしとその時は思ったが、
今回、大洪水の被害が拡大し、ひたひたと首都にその危機が迫りつ
つある今、この沈没説もあながち的外れなことではないような気が
してきた。

また、「バンコク=楽園」という定義にもその時は少々疑問だった
たが、しかし、大自然の力を目の当たりにしていると、温暖で暮ら
しやすく、人々が笑みを絶やさないこの街は、確かに楽園にも見え
る。

今はただ、被害がこれ以上広がらないようにと祈るしかない…。

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弊害

2011-10-16 21:49:53 | 時事(国内)
野田さんには、ぜひ、早急にTPPの決断をしていただきたいと思う。

先日、TPPの参加を検討するために群馬県の農家を視察したそうだが、
いくら視察をしたところで、日本の農家は反対に決まっているわけで、
こういう難解な問題については、いっそ首相の独断でやってしまっても
いいような気がしている。

しかし、なぜ、群馬県の農家を…?

群馬といえば、こんにゃくである。国産こんにゃくいもの9割が群馬産だ。
また、群馬県といえば、小渕、福田、中曽根と3人も総理大臣を出した県
である。

そのせいか、かつて、こんにゃくの関税は1700%だったという話は有名で
ある。現在は、400%くらいになっているらしいが…。
しかし、民主党内に反対がいるのはもちろん全野党、社民党や共産党まで
反対とは驚きである。これでは益々、野田さんの独断的権限以外に方法は
なさそうではないか。長期政権を目指すがあまり、議論を長期化させて、
今回は見送りなんてことだけは辞めて頂きたいものである。

反対派の意見はだいたいこうだ。「日本の食糧自給率は40%でとても低い。
従って日本農業を守らないと、困るのはお前らだぞ…」というわけである。

本当に困るのか?少なくとも、私は困らないぞ!

実際、困るのは、農家だけではないのか?そもそも、国の保護がないと成
り立たない産業なら、いっそ国営にしてしまえ。民間産業のくせに、補助
金を貰ってぬるま湯の中でやるなんて甘え過ぎである。
米の自由化をゆるしたら、日本のお菓子産業などにも多大な影響があるら
しいが、何事にもリスクは付きものである。良い面も含め、世界の流れと
総合的に判断すべきである。

大体、関税を自由化したら農業は駄目で、輸出産業がウハウハ、という
ステレオタイプな図式は、今でも成り立つのか本当に疑問である。
日本の農業は、農業技術だけは世界一らしいが、零細農家の連中が土地を
手放さないおかげで、例え10ha持ってても、トラクターで3時間かかる範囲
に点在、などとやってたら、いつまでたっても食えないのは当然なのである。

なので、若い根性のある者に、農地を使わせてやればいいのである。
純粋で補助金のうまみを知らない若者たちなら、創意工夫で生き残り策を
見出す可能性だってあると思うし、どうせ補助金を出すなら、次世代を担う
者にやる方が、国にしたって先行投資というものである。

そして、熟年の農民は、食えなきゃ外国に農業技術をお金で輸出するビジネ
スでも始めるか、それが嫌なら、海外青年協力隊のシニア版ボランティアに
でも参加すればいいのである。

まったく、今の日本の農家というか農業は日本経済の弊害になりつつある
ような気がしている。



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できる男

2011-10-15 15:39:42 | 旅行(海外)
あっという間だった中国滞在5日間。

連日、仕事尽くめだったが、唯一の楽しみといえば、1日の終わりの
夕食だった。昼は出先で適当に麺類などで済ますので、夕食だけは
ちゃんと栄養のあるものを食べようと、あれこれ一応、悩んだ。

しかし、面構えの良いレストランなどに一人で入る気にはならない。
そうでなくとも、量の多い中国である。スープなど頼もうものなら、
一人前でも洗面器のような量で出てくることがある。
また、白いご飯におかず2品と言っても、おかず1品の量が軽く3人前
はあるので、「いくら食事は残すもの」という食文化中国でも、我々
日本人から見れば、大変、不経済である。

そこで、見つけたのが、路上の水餃子屋だった。
その場で餃子を湯に入れて、できたての熱々を路上に出された小さな
椅子とテーブルでいただくのである。1人前が20個という量で10元
(およそ125円)だ。味はまぁ、美味しいし、これでお腹一杯である。

こんな食事が続く中、1日だけ仕事先で出会った日本人の方と食事に
行った。連れて行かれた先は一人では絶対に入らないだろう広東料理
屋である。彼の行きつけらしく、オーダーは全てお任せすると、次々
に料理が出てきてあっという間にテーブルは皿で埋まった。

1人前の量はやはり軽く3人前はある。すべて出された時点でそのあま
りの量に食欲を失った。彼は相当の大食漢だったが、結局、半分以上
残った。

先日、亡くなったケニアのマータイさんではないが、残した料理の
量を見て本当に「もったいない…」と思った。

金銭的なことではない。金額など日本円にしたら一人2,000円足らずだ。
言いたいのは量のことである。なぜ彼は、料理の量を知っているのに、
最初から到底2人では食べ切れないだろう量を注文したのだろうと、ち
ょっと不思議に思ったのだ。

店を出てからそんなことを思っていると、彼が「あんなに注文して勿体
無いと思ったでしょ?」とひとこと。続けて、

「中国では僕らは外国人でしょ。ささっと食事だけして店を出るなら
こんなには頼まないけど、最初からゆっくり食事するつもりだったか
らある程度の量は頼んであげないとね。特にここには良く来るから…」

「見かけによらず、格好いいではないか、この人…」と思った。
「出来る人」というのはこういう人を言うのだろう。

思えば4時間も居たわけである。私自身、これまでの人生で、入る店
にそのような気を使ったことなどあっただろうか?

間違いなく「ない」

きっとこういう男は、仕事は出来るし、おそらく女にももてるであろう
…。今後、機会があれば、このネタはぜひ、真似させていただこうと思
った。

最初から長居することが前提のファミレスやファーストフード店、また
喫茶店などでこれをやったら単なるアホだが、場所によっては、「できる
男に大変身」である。

「…、…」

いや、待てよ。本当にそうだろうか…。

こう思うのは、もしや、私だけか…?

最近、自分の主観というものが、世間の常識からややかけ離れたところに
あるような気がしている。

歳のせいかな…。まぁ、気にしないでおこう…。


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帰国しました。

2011-10-14 09:35:07 | つぶやき
帰国致しました。

中国はほんとうに疲れる国である。原因の一つはやはり人だと思っている。

人民のモラル。

未だ手鼻も普通にやってるし、食堂では一度口に入れた食べかすを、ダイレクト
に床に「ペッ」とするのは女性も平気でやっている。やはり立ったまま飯を食う
し、女性と男性の喧嘩も日常茶飯事だ。一度は、殴り合いだった。おばちゃんが
先に男に向かって手を揚げ、それもグーで殴りかかった。直後、男が切れておば
ちゃんはぼこぼこに殴られ、鼻血と口の周りが切れて顔中血だらけになりながら
も、おばちゃんは大声で男を罵倒し続けていた。また、夜遅く、ホテルに戻る途
中、通りをパジャマ姿で歩く家族を見かけた。これは何だか、懐かしかった。

交通ルールも酷いものである。交差点を青信号で横断中、2度ほど轢かれかかった。
彼らはもう、ほんとうにぎりぎりまでスピードを緩めない。ブレーキが遅すぎる
のだと思う。これでは、事故が多くて当たり前である。

公安。

10人以上の公安が一人の路上の串焼き屋台のおじさんを締め上げていた。
おじさんは、身なりからすると相当貧しそうだった。もちろん許可がなかった
のだろう。しかし、やり方が卑劣だった。10人以上の公安がおじさんを取り囲
み一人の公安が命令口調でおじさんに指示をしている。

公安が用意したゴミ袋に「箸を入れろ!」とか「炭火に水を入れろ!」と。
おじさんはふて腐れながらしていると、一人の公安が怒って商品の肉を路上に
ぶちまけてたのだ。これにはさすがのおじさんも怒って抗議をしだしたのだが、
今度は10人の公安が皆で、このおじさんに向かって罵倒し始めたのである。

その光景は、まるで弱い者いじめだった。

そして、この様子を、一人の公安が周囲の野次馬も含めて一部始終をビデオカメ
ラで撮影していた。ほんとうに、不健全な国だなとあらためて思った。

この国の公安は、「人民の為の公安ではなく、共産党の為の公安なんだよ…」と
在住3年目のある日本人が言っていた。殺人事件のおよそ半分近くが、自殺と断定
されるとか、泥棒に入られ、公安に行くと、「順番待ちなので、2週間先になる」
とか、個別の案件にはまったく役に立たないのに、デモや集会の取り締まりには、
俄然、張り切るそうである。

まったく困った国である。

人手不足。

沿岸部や都市部と地方の格差が問題視されていたのは今や昔の話。もちろん格差は
広がる一方で問題は依然として存在するのだが、地方の経済が上向き傾向にある為、
都市部への出稼ぎ者が減少していて、ワーカーと呼ばれる単純労働者や給料の安い
仕事への労働者不足がひどく深刻化しているとか。それでいて大卒者らはそのプラ
イドゆえ、仕事を選ぶ傾向にある為、就職難なのだそうである。
実際は仕事さえ選ばなければ、今日からでも仕事はあるそうだ。また、早々、中国
でも他国からの労働力が必要になると言われているそうである。

こちらで仕事をしている日本人曰く、日本人でも中国が多少なり話せれば、仕事は
豊富にあるそうだ。給料は日本のおよそ半分から3分の2程度らしい。

中国には結して住みたいとは思わないが、案外、住めば都かもしれない。

いつか、半年くらいかけて、じっくり全土をくまなく旅してみたい気もした。


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お知らせ

2011-10-08 11:28:18 | つぶやき
(有)ホリカワからのお知らせ。

明日10月9日(日)から14日(金)まで中国に出張いたします。

この間のお問い合わせへのご返信は15日(土)以降となりま
すので、予めご了承くださいますようお願い申し上げます。

ということで、明日から中国へ行ってきます。

近年、あらゆる面で落ち込むばかりの日本から、問題は多い
が、まだまだ右肩上がりでいけいけの中国へ行くと、日本の
街の暗さや沈み感みたいなものがより一層、際立って感じら
れる気がしている。

自分の国が落ち込む中、元気な他国を見るというのも、なん
となく辛いものがある。

個人的な、唯一の慰めは、円高くらいだろうか?

これだって、本来、日本経済にとっては良くない傾向が続い
ているわけで、いいことではないが…。

まぁ、とりあえず、行ってきます。


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100年後…

2011-10-07 21:40:30 | 時事(海外)
スティーブ・ジョブズ氏死去。

若い人はともかく、多くの年配の方々は、「この人、金持ちなんだろうなぁ…」
という視線程度でしか見ていない気がしている。

実はその道のパイオニアが成功者っていうは、少ないのだと言われている。

あの発明王エジソンは、そういった先人の轍を踏むまいと思ったらしく自分の発明
利益を守ることに随分、熱心だったそうだ。
なので、彼は「発明王じゃなく訴訟王だ」という話も残っている。

まぁ、そのような中でスティーブ・ジョブズ氏は先人の轍を踏まず、大成功を納めた
わけである。

しかし、一体、彼は人間的にどんな人だったのだろう?
数多くの追悼記事が書かれているが、いまいち、ピンとこないのは、私が時代に付いて
いけていないからだろうか?

真に偉大な人物なら、今は見向きもしない人たちが100年経ったら花を捧げるはずだ。

100年後、彼の評価はどうなのだろう…?



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広がる街

2011-10-05 22:51:19 | 時事(国内)
「住んでみたい街」東京では4年連続で吉祥寺が一位、関西では7年連続で、
芦屋が一位だった。

東海地方では一体、どこなのだろう?
まぁ、東海地方では、全国区で知られた街などいくつもないので、やる
意味などないのかもしれないが…。

しかし、こうやって人気の街やイメージの良い街となると、その街の名前
にあやかろうと街が広くなることもある。

その最たる例が「軽井沢」ではないだろうか?

軽井沢は言わずもがな長野県にある。現在、軽井沢には新幹線としなの鉄道の
「軽井沢駅」があり、その西隣5キロ程度のところに「中軽井沢」という駅も
ある。かつて国鉄が通ったばかりの当時は「沓掛」という駅名だったが、軽井沢
の街のイメージが上がったことで、その人気にあやかろうと「中軽井沢」に改名
したのだ。しかし、これはまだ同じ町内なので許せる。

許せないのが、「北軽井沢」である。

場所は浅間山の北にあり、しかも、もはやここは長野県ではなく群馬県なのだ。
旧軽はおろか中軽井沢からでも軽く20kmくらいは離れている。

説によると、「法政大学の先生が呼び始めて、自然に定着した…」とのことだが、
行政上の地名にするための運動が起こったのは、バブルの時代だそうである。
この辺りはスキー場とか、温泉などがあり、別荘地として売り出そうとしていた
不動産屋の策動とそれに乗せられた地元の思惑が合致し、1992年にめでたく地名が
「群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢」となったとのことである。

何度か、この地を車で通ったことがあり、常々おかしいとは思ってはいたのだが、
こういうことだったのだ。

きっと「北軽井沢」と付くだけで別荘の売れ行きが違ったのだろう。

しかし、群馬県民は、県境を越えてまで、「軽井沢」を名乗りたかったのだろうか?
ちと格好悪いぞ群馬県。

群馬にはあの草津温泉だってあるではないか?

その点、名古屋はホントにダメである。住み始めて丸10年にもなるが、まったく
愛着どころか、地元意識など未だ露ほどにも湧いていない。ちょっと長期滞在し
ていると言った感じである。

それだけ街に魅力がないというのか、つまらないというのか、あまり言うと、「そん
なに言うなら、お前などとっとと出ていけ!」と言われそうなので、辞めておくが、
一応、市民税を払っている立場から控え目に言わせていただくと、「やっぱり、街に
趣がない」のだと思う。

まぁ、今さらどうにかなるものではないが、こうなったら、いっそもう「名古屋」と
いう負の地名は捨てて、「メガロポリス・セントレア」とか「中京都」と書いて「な
かきょうと」と呼び、本家の京都と混同させるのもいかもしれない。

しかし、地名に誇りが持てないということは、悲しいことである。




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大きなお世話

2011-10-04 21:06:18 | 時事(国内)
復興財源の一つに、たばこ税の増税があげられた。

理由付けの文脈の中に「健康のためには当然である」という一文が出てくるが、
こういうことを言うと、論点の混乱になるだけなので辞めて頂きたい。

その理屈で言うなら、健康に危険のある品物をリストアップして、全部に課税す
るべき、ということになり兼ねないのではないか?

そもそも体に悪いものなら、タバコ以外にもいろいろある。

駄菓子に始まり、コカコーラのような飲料水、マクドナルドのようなファースト
フード全般にケーキにアイスにかき氷のシロップ。ラーメンだって肥満の元だし、
あげだしたら切りが無い。どこに線引きするかにもよるが、加工物のほとんどに
肥満の元は存在するとも言えるだろう。

なので、「肥満による、企業の医療費負担や損失労働時間は、すでに喫煙による
被害を上回っている」などと欧米社会のようなことを言い出したら、デンマーク
のバターや牛乳にかける肥満税ように変な方向にいってしまうのである

禁煙運動も欧米から始まったが、いずれ日本にも肥満税やら嗜好品税のような
理屈付けで増税される日が来るかもしれない。

そもそも個人の健康は自己責任で管理すべきで、国が干渉するのはどこか違和感
を感じる。大きなお世話である。

個人的には、欧米社会のこういう「健康万歳全体主義」は、大嫌いである。



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ぼったくり…

2011-10-02 14:41:10 | 時事(海外)
先日、中国・上海で地下鉄の事故があった。

今度は、鉄道より身近な市民の足を襲った災難である。

「結果を急ぎすぎた副作用ではないか…」

前回の事故で多くの人が感じていた思いが、たった2カ月で再び頭をよぎることになる
とは…。こうなるともう、中国で鉄道や地下鉄に乗る時は、より真ん中に近い車両に乗
るなど、出来る限りの自己防衛が必要かもしれない。

また、上海では街で声を掛けられ、のこのこ付いていくと、ぼったくり飲食店に連れて
いかれ、大金を請求されるという「美人局」とは、またひと味違った犯罪が日本人に対
して流行しているそうである。

しかし、この手の犯罪は、東南アジアでは昔からあったものである。
「街で声を掛けられ…」で始まるのは中国のパターンと一緒だ。しかし、タイやマレーシア
では、「美人局」か「インチキ賭博の誘い」か、はたまた「インチキ宝石店へご招待」のい
ずれかだった。時々、自宅へご招待の後、睡眠薬入りの飲み物で身ぐるみを剥がされて…なん
いうパターンも聞いたことはあるが、だいたいが、こんな感じでパターン化していた。

私自身、バンコクやクアラルンプールで何度、声を掛けれたことだろう。
一度も付いて行ったことはなかったが、しかし、中国・桂林ではぼったくりカラオケを経験して
いる。あれは1992年頃だったか、宿で出会った日本人旅行者の一人が、「昼間仲良くなった中
国人にカラオケに誘われたので、一緒にいかないか」と持ちかけてきた。
部屋には私に他に3人の日本人がいて、そのうちの一人が「それって、ぼったくりじゃないの…」
と、返すと「もし、ぼったくりなら僕が全額払いますから…」ということになり、それならと
いうことで4人で出かけて行った。

着いたカラオケ屋は間違いなく怪しく、席に座ると女の子が2人現れ、おつまみと果物とビール
が頼んでいないのに出てきた。とりあえず、皆が1曲ずつ歌い終わると、後はこの店を案内した
中国人と私らを誘った日本人が交互に何曲も歌い小1時間が過ぎた頃、一人の男が「会計してく
れ」と一枚の紙に「50,000」と書いた紙を持ってきた。単位は、日本円だという。

「やっぱり…」と思ったが、僕らを誘ったその日本人が断固として「払わない」と言い、交渉を
始めようとしたので、僕らは彼に任せていた。いつのまにか、案内した中国人と女の子2人はい
なくなっており、その後現れた、厳つい5人に僕らは囲まれていて店の入り口も完全に閉められて
いた。

しかし、僕らを誘った日本人がなかなか頑張るので、ついに中国人はいらいらし始め、彼の胸倉
を掴み脅し始めると、彼も諦め仕方なく5万円を払うと、僕らは解放された。

もう、20年近く前の話だが、私にとってこれが初めてのぼったくり体験だった。
今思えば、中国には、その頃からもう、この手の話はあったのだ。

まぁ、何はともあれ、要は、この手の話には付いていかなければいいのである。
それだけのことである。



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