ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

間違いない

2015-12-10 22:42:59 | 時事(国内)
野坂昭如氏亡くなる。

野坂昭如と言えば「火垂るの墓」だ。ジブリがアニメ映画を作ったことによって
更に世に知れ渡ることになった。けれど、私はまだ観たことがないので、あら
すじしか知らない。

他にも「おもちゃのチャチャチャ」の作詞は有名な話だが、意外に知られて
いないのが「ハトや」のCMソングだ。

あとは、「そそソクラテスかプラトンか…」というウイスキーのCMに、大島渚
との殴り合い。そして、黒の舟歌といったところだろか。

今の世の中、こういう立ち位置で時代を扇動する文化人というのは、ちょっと思い
当たらない。酔っぱらってろれつが回らないままテレビに出てしまうし、言いたい
放題のキャラクターは、作家というより、立川談志のようなひと昔前の芸人に近い
感じもする。議員には向かなかっただろうけれど…。

それでも、多才な人には、間違いない。

合掌。



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ブレイクタイム

2015-12-09 20:54:22 | つぶやき
久しぶりに終日、休息した。

午前中は買い物へ行き、家族の夕食の準備をして、午後は近所の天然温泉の
お風呂屋さんへ行ってきた。サウナに入り、露天風呂に1時間浸かりリラッ
クス。

けれど、露天風呂は、もう少し寒いくらいの方がいい。
連日、ポカポカ陽気でなんだか12月だという気がしない。

今年は本当にあたたかい。

過ごしやすいけれど…。

今日は早寝しよ。

おやすみなさい。


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おはぎの甘さ…

2015-12-08 22:36:59 | つぶやき
フィリピンから帰ってくると、頼まれ仕事がどんどん増え、再び
逃げ出したくなった。

やらなくてはいけないことが重なり、明日だと思っていた大事な会議が
実は今日の午前中だったと知ったのは、すでに午後。見事にすっぽかす
羽目に…。

「体調不良、妻が急病、親が倒れた、向かう途中、車に引かれた…」など
と言い訳を考えている矢先に、連絡があり、ついうっかり「えーと、実は
明日と勘違いしていまして…」と、正直に言ってしまい、先方にはあきれ
らた。

言葉は柔らかいが、その裏には「まったくしょうがねえな!、あれほど言
ったのに…」と、やんわり「お前はダメ社会人か!」というようなニュア
ンスが込められていたのを、微かに感じた。

そんなふうに心が折れかかっていたところに、「荒尾のおばば」の娘さんが
顔を出してくれた。「荒尾のおばば」とは、荒尾という地名の場所に住む
熱心な某学会員のおばあちゃんだ。もう、3年ほどやんわりと勧誘し続けら
れているのだけれど、ここんところ3か月ほど顔を見せなかったので、どう
したのかと心配していたところだった。理由を聞けば、「体壊して、入院し
ちゃってね。もう、89だから…。それで、あなたのところに行くっていったら、
これ持ってって…」大きなおはぎが二つと聖教新聞を渡してくれた。

ありがたかったが、前者は大歓迎だが、後者は不要だ。

けれど、その心遣いがとてもうれしかった。
ちょうど、心が折れていたところに、おばばのおはぎの甘さが沁みた。

うれしさついでに、つい、「僕も覚悟を決めました。学会に入ります…」と
言ってしまいそうだったが、それだけはありえないので飲み込んだ。

荒尾のおばばには、1日も早く元気になって頂きたいと思う。

けれど、新聞はもう、結構です。

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22年前

2015-12-06 21:46:52 | つぶやき
ちょっとパソコンで福岡のとあるお店を調べていたところ、少々、寄り道を
していたら、偶然、22年前にお世話になったNさんのサイトにたどり着いた。
本当になつかしかった。

Nさん。

今から22年前、福岡に引っ越した3日後のこと。その日は、アルバイトでも
探そうと前日に履歴書を書いてカバンの中に入れて、市内を歩いていたとこ
ろ、偶然、知った名前の旅行会社の前を通りかかった。以前、東京で航空券
を買ったことのある会社だった。

その会社は、ビルの2階にある小さなオフィスで営業していた。私服だったが
そのまま入って、ちょうどカウンターの脇でパンフレットの整理していたおじ
さん風の人に「すみません、こちらでは、求人の募集とかしてませんでしょう
か?、アルバイトでもいいんですが…」と尋ねた。

本来なら訪ねる前に電話の一本でも入れるのが普通だ。けれど20代半ばとい
うのに、世間の常識に疎かった当時の私は、この行動に何の疑問も持たなかった。

ひげを生やした優しそうなこのおじさんが、実はこの会社の福岡営業所の所長
さんでNさんだった。

とりあえず座って、ひと通り話を聞いてくれた。旅から帰ってきて、仕事を探して
いること。福岡に来た理由に、これから何をしたいのかなどなど、小一時間話をし
た記憶がある。

帰り際「これから帰りにスーツを買って、明日から来れる?」と言われた。

あっという間に仕事が決まった。しかもバイトだと思いきや正社員だった。
帰りに、西新にあるトポスで紺地のスーツを8800円で買った。後でタグを見ると
「MADE IN DPRK」と書いてあった。北朝鮮製だった。ネクタイは480円だった。

当時の福岡営業所は、所長以外に社員が4人、本当にアットホームな会社だった。
所長のNさんは、本当に穏やかな人で、怒ったところを見たことがなかった。


その後、会社には何の不満もなかったが、再び長旅に出るという理由で会社を辞
めた。辞める時もNさんは「また、旅に出るんやな…、気いつけてな…」と大阪出
身らしく関西弁で送り出してくれた。

それから数年後、この会社はHISに子会社化されてしまった。さらに数年後に
完全に吸収合併され、社名も消えてなくなってしまった。Nさんは、吸収される
3年前に自ら退職し、現在は東京にある小さな旅行会社と提携した旅行会社を自ら
経営している。社員は数人で、場所は元々、前職の福岡営業所のあった同じビル。
しかもバーだったところを改装してやっているらしい。

旅行会社を取り巻く環境は、ここ数年で劇的に変わったように思う。航空会社からの
キックバックがなくなった今、数千円の手数料ではとにかく数を売らなければならな
い。Nさんは、前職からの顔で様々なところに人脈もあるのだろうと思う。

その後、私は、長旅から帰国すると、今度は吸収した方の会社で働くことに…。
散々、世話になったのに、という後ろめたさもあり、それから会うこともないまま、
福岡を去ってしまった。

今日は、サッカーの「アビスパ福岡」が5年ぶりにJ1に昇格したらしい。
Nさんは、現在も熱狂的な「アビスパ」のファンだ。
今夜は、きっとおいしいお酒を飲んでいるに違いない。

偶然、たどり着いた昔の上司の姿を目にして、当時の自分置かれた状況を思いだし、
懐かしさと恥ずかしさが頭をよぎった。

いつの日かまた、福岡にも行ってみたい…。



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フィリピン紀行 マニラ編

2015-12-05 21:26:24 | 旅行(海外)
マニラの乗り物事情。

この街の乗り物は、なかなかバリエーション豊富だ。

まず、タクシーにしても3種類ある。空港からのクーポンタクシー。
最安値の一般タクシーのおよそ4~5倍もする。これなら一般タクシーに乗って倍ぼられたほうが
まだまし、という気もする。けれど安全、安心らしい。そしてイエロータクシー。価格は一般タ
クシーの1,5倍から2倍する。そして白い車種の一般タクシー、初乗りおよそ100円。バンコクと
同じくらいだ。黄色いタクシーとの違いが今一つわからないけれど、噂では安全度が違うらしい。
一般タクシーしか乗ったことがないけれど、「渋滞だから、プラス50ペソくれ!」などと何かと
メーターだけでは行きたがらず、度々難癖をつけられた。けれど無視すればおおよそ大丈夫な感
じだった。

そしてマニラが誇るジプニー。乗合バス、というかジープ。行先によって価格は違うが、近場で
およそ30円くらいから。ただし行先方向を見極めるのが大変。いつも満席状態で、子連れには
向かない。

そして路線バス。乗ったことがない。ジプニーに押され気味で、地味な存在と化している。
料金も不明。

高架鉄道。年中渋滞のマニラにあって、目的地が駅近くなら使える。ただし、時間帯によっては
乗車率120%にもなる。この時間に子連れで乗ると必ず後悔する。初乗り30円位から。

トライシクル。タイのトゥクトゥクと同じオート三輪。実は乗る機会がなかったので、不明。
料金交渉制。

ぺディキャブ。サイクルリクシャ。どうにか3人まで乗れる。料金交渉制。日差しも防げるし
子連れには便利。あまり遠くは行けないらしいが、2キロくらいで100円程度だった。

カレッサ。馬車。地元の人でも安くはないらしい。30分程度乗って600円程度だった。
気持ちいいけれど、一度で充分。

とにかく、マニラは渋滞がひどい。どこに行くにもとにかく時間が読めない。15年とか20年
前のバンコクも酷かった記憶があるが、あれより酷い。けれど、暑いし、地区と地区の間にスラム
のような感じのところもあり、歩くにも無理がある。なので、どうしても何らかの乗り物を使わ
ざる得ない。そして渋滞にはまる。
市内を循環する高速道路もないし、地下鉄もないので渋滞から逃れられない。インフラが脆弱過
ぎ。一部高速道路が建設中らしけれど、いつになるのやら…といった感じだ。

子供が成長し、ベビーカーを卒業すると、さらに旅行が不自由に感じるようになってきた。

普通に、街歩きができないからだ。暑いし、つまらないからだろう。すぐに「疲れた、歩けない」
などと言い出す。抱っこにしても20キロ近い子供を持って、炎天下100メートルも歩けば
汗だくで、腕もプルプルして、直に限界がやってくる。すると、何かに乗らなければならなくなる。

つくづく、これならまだベビーカーに乗ってくれてた方が、楽だったと思えた。

こうなると、もう、自転車にでも乗るしかないのかも。
レンタル自転車がある街なんて、オランダくらいしか浮かばない…。
いやいや、タイのチャンマイがあるではないか。そうそう、台湾の台北や淡水にもあったな。
ネパールのポカラにもあったような気もする。

飛行機になれたと思ったら、今度はこんな難題があったとは…。
つくづく、思うようにはいかない。

年末まで、あともう少し…。

仕事せねば…。

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フィリピン紀行、カラミアン諸島編

2015-12-04 21:11:20 | 旅行(海外)
帰国いたしました。

マニラに2泊とマニラからプロペラ機でおよそ1時間のところにある
カラミアン諸島のブスアンガ島へ。そこから車と船を乗り継いで
小一時間ほどのところにある小さな島に3泊ほど。

何もない超ド田舎。周辺の家々は、多くが高床式でかやぶき屋根。
いや、ただ丈夫な草を編んだだけという作りの家もたくさんあった。
立派なのは教会だけ。道も未舗装だし、まともな店もない。
あるのは、きれいな海だけ。

宿にテレビもないし、やることもすることもないので、ひたすら海
に入りシュノーケリング三昧。魚もサンゴも凄かった。
サンゴはパラオの方が良かったけれど…。
遠浅ではないので、結構、沖合の深いところまで行ってしまった。
ただ波がほとんどないので、子供も浮き輪で付いてきた。
雨季なら、大きなウミガメがたくさん見れるのだとか…。

正直なところ、私は海はあまり好きではない。水はしょっぱいし、
ベトベトするし髪はバサバサになる。目に入ればしみるし、キズ
にもしみる。さらに、魚にも全く興味がない。

けれど、サンゴにはハマった。色も形も様々で、生き物なんだけれど
ただの模様のようにも見えるし、アートのようにも見える。
サンゴだけは、ずっと見ていても全く飽きない。美術館や博物館なんか
よりずっと面白い、と思っている。

別にシュノーケリングでなくてもいい。透明な潜水艦でもあればどんなに
いいだろうと思う。海底のサンゴを見ながらひたすら移動する。マリアナ
海溝とかインド洋横断とか、明るいライトを当ててながら延々と見ていたい。
あり得ないけれど…。

この島でおいしかったのは、唯一、マンゴーのみ。

ともかくうまい。
こんなにおいしいマンゴーは、はじめてだった。もう、いくつでも食べれる
ほど。タイのマンゴーもまずくはないが、ここのとは比べ物にならない。
青臭さゼロ。酸味がほんのわずかにあり、あとは糖度9みたいな感じ。
とにかくまったく癖のない甘さには、完全にハマった。

海に入って昼寝するだけの3日間。

こんなに何にもしない旅行は、はじめてだったかもしれない。

カラミアン諸島。

行く先々で「マニラに住んでるの?」と聞かれた。

どうもここは、マニラに住む外国人か中産階級のマニラっ子が週末に遊びに
来るところらしい。今やどこにでもいる中国人観光客も皆無だし、フィリピ
ンに多いコリアンもいなかった。

島からマニラへ戻ると、あまりの大都会に目がくらくらしてしまった。

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