ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

これしかない!

2019-10-03 21:28:13 | 時事(海外)
延々と続いている香港デモ。

高校生が警官に銃で撃たれ、外国の記者がゴム弾で失明した。良くわからないのが、とりあえず条例改正案の撤回という最低限の落としどころでケリが付いたはずなのに、なぜいつまでもデモを続けているのだろう?

最初は「遅すぎるとか長官の辞任」とかいろいろな不満があったのかもしれない。香港のデモ隊が立ち上がった事情も理解できるし、その動機にも共感を持てる。けれど、いつまでも続く、ちょっとやり過ぎな最近の光景からは暴徒という感じすらしてくる。

この辺で辞めても、中国だって何かしようとすれば、再びこうなることが分かっている訳で、当分の間は、何か強引なことはしないはず。経済だって悪くなるし、そのうち親中派狩りとか、香港に住む人々の間にも、何か軋轢が起きそうな気もする。

もう止めたほうがいい。

あの民主化女神のアグネスさんだったか、本質的に彼女にどれだけの影響力があるのかわからないが、できるなら「もう、とりあえず止めよう…」と言うべき。それでデモが収まるなら将来的に彼女にはプラスになるはずだし、欧米からの支持も続くだろう。けれどさらに被害ばかりが広がれば、そのうちデモ隊への支持も薄らぐはずだ。

何かのインタビューで彼女自身が過激な行為を容認するような発言をしていたので、あまり期待できそうにないけれど…。

あとできることは、欧米や日本のマスコミがもっとデモ隊の破壊行為に非難する記事を出すことだと思う。支持すればするほど彼らは止めない。外国の報道でデモ非難の声が大きくなればきっと彼らも考えるはず。

今のところ、デモを収めるにはこれしかないような気がしている。

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サウジ解禁

2019-10-01 00:15:48 | つぶやき
サウジアラビアの観光ビザがついに解禁に…。

昨年くらいから伝えられていたが、ついにこの9月28日より通常の国と同じようにビザを取得して入国が可能になった。ビザ代はオンラインでおよそ9000円弱らしい。普通で考えれば高すぎるが、これまで普通の旅行者が入れなかったことを考えれば、事始めとしては仕方ないのかもしれない。

さらに国境を接するUAEやオマーンなどから陸路での入国が可能なのかどうか、そういう細かい情報は今後、伝えられるとは思うけれど、願うには出入国に条件は付けないでいただきたい。すぐに行けるわけではないけれど…。

かつて何のツテもない旅行者がサウジを訪れるには、知る限りではイエメンのサヌアにあるサウジの大使館でトランジットビザを取得する以外になかった。と言っても陸路でイエメンを北上してサウジに入国というものではなく、エリトリア(エチオピアの隣の国)のマッサワという港からサウジのジェッダ経由でエジプトのスエズまでの船を利用した時に、ジェッダで次のスエズ行きの船までの数日間、滞在が許されるという通過ビザだった。船のチケットはサヌアで購入したという。しかもまずイエメンから対岸のエチオピアへ行き、そこから陸路でエリトリアを目指すというもので、その時間も考えて船のチケットを取るのは、結構、面倒でリスクが高かっただろうと思う。ただこの方法でビザを取得し、サウジに数日滞在した何人かの旅行者にエジプトで会ったことがある。1998年前後の話だ。その後、すぐにイエメンでもこのビザが出なくなったと聞いた。私がイエメンにいた2000年の半ばには、もう完全に発給が止まっていた。

この話を聞いた1998年にカイロにいた私は、その場にいた旅行者2人と「この逆のルートで船のチケットを見せれば、もしかしたらトランジットビザが出るかもしれない…」と安易に考え、まずはこの船のチケットを購入することを考えた。けれど、「もし、購入してしまってビザが下りなければ、チケット代が無駄になる…」誰かが言い出し、そこでダミーの船のチケットを旅行会社に頼んで作ってもらった。もちろん、タダではない。ひとり米ドルで5~10ドル程度払った記憶がある。そして日本大使館の招聘状も添えて、いざカイロにあるサウジ大使館へ行ってみた。

ビザセクションで「トランジットビザを申請したい…」と告げると、「まず国名を聞かれ、どうやってサウジに行くのか?」と聞かれた。「日本人で船で行く、チケットも持っている」と伝えて、それを渡すと、しばしそのチケットを眺めた後、「これはフェイクだ!」と怒り心頭の形相で言い出した。「お前たちはサウジには行けない…アメリカの大統領だってプライベートでは入れないんだぞ!」と、そんなことを大声で言われた記憶が残っている。終いには「帰れ!二度と来るな!」と。そんなこともうっすらと覚えている。

そんなに悪いことをしている気はなかったので、恰幅のいいアラブ人のおじさんが本気で怒っていたので、びっくりしたのと真面目に怖かった。

結局、申請書すら書けず、帰りは3人とも意気消沈して宿に戻った。私の分は渡すことすら出来なかったので、その時の偽物の船のチケットと日本大使館発行のサウジへの招聘状は、今も記念に手元に残っている。

すっかり思い出話になってしまったが、そんな敷居の高かったサウジにやっと行けるようになったのは、普通にうれしい。行けるなら行きたいけれど、サウジは10月~2月くらいまでしか、暑くて行けないので、どうしても行けそうにない。そもそも行く予定すらないけれど。

おそらく早々、行く人がいるだろうと思う。

ネットにあげてくれないかな。

とりあえず、ここは脳内トリップで我慢しようと思う。



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