ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

新年の長谷寺へ

2025-01-14 20:38:17 | 旅行記
定年退職をして一番やりたかった事!それは土日、祝日以外に出かけること。
連休明け、奈良県長谷寺さんへ。
長谷寺さんへは春・夏・秋・冬と四季に一度づつ。
長谷寺さんでは冬は7時から、夏は6時半から朝のお勤めに参加できます。
“祈りの回廊”

さすがウィークデー、朝6時に行くと我が家だけ。



回廊の灯りも綺麗

冬牡丹、花のついたものには雪囲い



我が家だけの廊下、週末ではまず無理。

国宝の本堂に着くと、若い僧侶の方が温度計を覗いています。
“寒いですか?”
と伺うと
”2℃あります“
今日は天気予報によると3月並みの天候と。例年感じる骨の髄まで寒さを感じる寒さはないです。

ようやく本堂へ
夜明け前、空が白んできた、美しい青い色。夜の漆黒と朝の太陽との混ざり合い。

誰もいない本堂、ゆっくりと天井を。かなり昔に寄進された百人一首をモチーフにした天井画



朝のお勤め開始前、10分前には我が家と他に女性が一人。
ところが僧侶が入ってきた時に慌てて飛び込んできた中年夫婦。
この中年夫婦、読経の途中でスマホが鳴り出すという大失態。バタバタ飛び込む行いなのでだいたい想像通り。
とは言え、静かな山々にこだまする僧侶の読経、最後の周囲の山々への”遥拝“。静かな山々に響き渡る読経。神聖な気持ちになります。

読経が終わると山から顔を覗かせた太陽が

長谷寺さんでは三脚禁止なので国宝の本堂にカメラを置いて。傷がつかないように細心の注意をはらって。

温かい太陽の光が五重塔に

擬宝珠にもこの日の太陽があたりその影が長く伸びています。


やはり週末とは違い、長い廊下にも誰もいません。

長い廊下の途中の寺の建物が今は“長谷寺カフェ”として利用されています。通常は朝9時からの営業なのですが、朝のお勤めに参加した人のために予約制で朝粥を朝8時からいただけます。
今日は我が家だけ

秋には目の前に紅葉したモミジが見事だった場所で。
窓を開けると寒いですが、柔らかい朝の光が顔に当たると温かさを感じます。

地元、月ヶ瀬のお米、弘法茶、素麺、そして地元の野菜、吉野葛。
寒さの中で茶粥の温かさが身体に染み渡ります。また弘法茶の独特な香りも温かさと相まってホッとします。
もう何年も来ていますが初めての朝粥体験。お店の方に伺うと2年くらい前から始まったそうです。
茶粥で暖まって境内を。

雪囲いの冬牡丹

苔にも柔らかい朝の陽光





冬牡丹が青空に映えています


いつも朝早くから営業されているよもぎ餅を。添加物は一切入っていないので、購入した日に食べないと硬くなってしまいます。とても美味しいよもぎ餅。
向かえにある柿の葉寿司店で柿の葉寿司を買おうと思ったらまだ閉まっています。週末は比較的早くから開いているので、ウィークデーに来たときの弱点かな?
あとはひたすら名古屋へ。

鈴鹿市にあるトンテキ屋さんへ。

ボリュームあるトンテキとコマ焼をテイクアウトで。夜の楽しみに

近くの酒屋さんへ

この酒屋さんには鈴鹿、三重県の地元のお酒が沢山。今回は鈴鹿の清水清三郎商店さんのお酒と名張の伊勢志摩サミットで饗されたお酒を。



お店には清水清三郎商店さんのお酒の自販機。
一度辞めて、その後復活した鈴鹿の清水清三郎商店さん、この酒蔵のお酒はこのお店で買えます。有名なのは”鈴鹿川“。漫画居酒屋“ぼったくり”にも取り上げられた美味しいお酒。そして今は”作“(ザク)。これは“ザク”という名前、ガンダムファンに人気が出て、今ではこの名前の方が有名になってしまいました。

お店を出てひたすら国道23号線、通称”名四国道“を。昼過ぎに帰宅。

これで正月の初詣を終わりですね。





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