パークボランティア活動で登山者に登山用ストックへのキャップ装着をお願いします。
登山道でキャップなしのストックを使用すると穴があき、そこへ雨水がたまったり、また、寒くなるとそのたまった水が凍りつき膨張、登山道が崩れます。特にストックをまっすぐにつかず、左右にななめに付く人が大半で、登山道がどんどん広がってしまいます。そのために注意をします。
ただ、注意の仕方は基本的には下ってくる人を中心にお願いします。というのもしんどい思いをして登ってくる人にとってはそんな注意をされると頭にくることが多いからです。
また、”次回からお願いしますね”と付け加えます。
でもそのような下ってくる登山客に注意をすると、その反応はさまざま。
1)あっ、と言ってすいません、という人
2)石しか付いていない、と開き直る人
3)おもいっきり睨み付ける人
たいていの方は1)、ただ、不思議なのは、2)と3)は圧倒的に女性、しかも若い女性が多いです、特に、カップルの登山客に顕著です。男性はだいたい1)でも同行している女性は逆切れ反応が多いです。
世の中の世相を反映しているのかなぁ?
山小屋で自然保護のNPO活動をされている人も同じことを言っていたので、そうなんでしょうね。
登山店もただ、物を売るだけではなく、きちんと使い方も説明すべきでしょう。ただ、木道を歩くためのアイゼンのような滑り止めを売る、信じられないアウトドアメーカーもあり、商売をする側のモラルの低さもあるんでしょうね。ただ、儲かれば何をしてもよい(魂を売っても)、という考え方、今の日本には蔓延していますね(生活保護の不正受給の問題も同根かな)。