ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

秋の飛騨路、そして色々と

2022-11-14 11:59:16 | 旅行記
ここ数年、晩秋に飛騨市の旧神岡鉄道廃線跡を自転車で。
“ガッタンゴー”として廃線跡を自転車で走ると、レールの継ぎ目の音が”ガッタン、ガッタン“、そしてレールの上を“ゴー”と。
今、似たようなものは全国に拡がりましたが、その走りのようなのが、ここ神岡。
NHKのドラマにもなりました
コースは最初は神岡の町中で始まり、今は少し山中に入った”渓谷コース“も。お気に入りはこの渓谷コース
ちょうど、秋の紅葉の最期
出発前に。
以前は、簡単な説明がありましたが、コロナになってからは説明に密にならないようにパンフレットでの説明に。
先導のオートバイの後を。
途中で記念写真タイム。







晩秋の山の中、ふく風もまだ、寒くは無く心地良く。
ガッタンゴーの音も気持ち良く


清流をのぞみながら。
終点で折り返し。
終点の折り返し地点には、地元の方が作ったオブジェ。以前から気になっていたので、スタッフの方にうかがったら、“昔、飛騨市役所に展示してあったクワガタです。昔はオスとメスのつがいだったそうですが、誰かがオスを持っていってしまった。なのでメスをここに置いてあります”

復路は高くなってきた陽光がたにあいにも差し込んできて、とても気持ち良く。
気持ち良い、晩秋の奥飛騨路を。
高山へ戻る途中、神岡の喫茶店”あすなろ“さんへ。ここは今から30年近く前によく訪れていて居候もしたことのある北アルプスの笠ヶ岳山荘でであった山岳警備隊の方が、ここのコーヒーは美味しいので、是非、と。
お店の方と山小屋の話をしたところ、穂高岳山荘、双六小屋でも使って貰っている、とのこと。“双六小屋の小池潜さんもよくいらっしゃったんですよ!”
高山へ着くと、ちょうど晩秋、紅葉の最期に
国分寺の大銀杏も真っ黄色に。

国分寺から歩いて城山へ。
まさに最期の秋色の競演




写真を撮ってあげた方に、逆に撮って貰いました
夜はライトアップされた木々を宮川から。
翌朝は今にも雨の降りそうな高山。馴染みのお店の方に美味しいよ、と教えていただいたたこ焼き。高山でたこ焼きを食べたのは初めて。宮川沿いで。美味しかったです。朝市繋がりで輪島のタコを使っているそうです。

早めに高山を出て、となりの久々野にあるワインの名店、坂本酒店さんへ。
実は、昨晩いつも寄らせて貰っているバー、”ラビットホール“さんで吞んでいたら、坂本酒店さんの弟さんが試飲用のワインも持ってきていました。ほんの僅かな時間でしたのでお顔をみることなかったのですが、その話をして、色々と、お兄さん共々と楽しく。その試飲用のワイン、日本の女性の方がカリフォルニアで作られているワイン、見た目も凄く綺麗な、そして口に含んだときに、ほんのり拡がるピロノワールが。
色々とお話をさせていただいている中で、今、日本の女性の方達が海外でワイン作りに活躍されているそうです。
わが家もいつもの家吞みのお手頃なシャンパンと、ドイツで独学で学んで頑張っている日本の女性のシャンパンを。少し高かったのですが、旅行支援のクーポンがつかえたので、ちょっと奮発していました。
シャンパン餃子用に。坂本さんからもいつもの柑橘類ではなくて、別のものでした食べると美味しいよと。
坂本さんで少し話しこんでいたあと、名古屋へ戻る途中下呂のお店でお昼を。
飛騨地方では、鶏肉を使った“けいちゃん”がご当地グルメとして有名ですが、その発祥のお店といわれる”まるはち食堂“さんへ。ちょうどお昼だったこと、コロナでお店の中も間引いて食卓があるので、収容人数も少ないこともあり、1時間ほど待ちました。普段は、食事にこんなに列ぶことは勿体ないので列びませんが、この日は名古屋へ戻るだけなので。周りの紅葉した山々の木々をみながら。

独特のタレが美味しかったです。
関東ナンバーの車もありましたが、それも納得。

あとは雨の中を名古屋へ。

長年、通っていると、お会いしている人たちにも色々と変わったことも。

今回も色々と皆さんの、身の回りの変化も。

この高山には、会社に入社して工場の先輩達に北アルプスへ連れてこられてきたのが35年以上前。
そこからの知り合いの方達もおり、当然ながら、時の変化に、皆さんを取りまく環境も変わってきています。勿論、自分たちも。

昔はあらたな事に接して、色々な新しい体験をしてきました。歳を重ねる、ということは、その体験、経験が思い出となり、現実からは失われていくことを積み重ねるということかと。

これからも、できる限り新たなふれあい、出会いを求めていいきたいと。残された時間を無駄にしないように。






























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朝のお勤めに過ぎ行く秋を感じながら

2022-11-07 10:21:41 | 旅行記
土曜日は東京日帰り
季節が進むと日の出が遅くなり、富士山に当たる朝の陽の光の変化を楽しめます。名古屋からだと脇見運転しなくても目の前にド~ンと富士山
この日は残念ながら曇り空
実家近くで用事。
朝なので、通っていた小学校のすぐ近くに昔からある喫茶店“gion”さんへモーニングを。
東京で現存する一番古い喫茶店と言うことも以前聞きました。ほんとうがどうか判りませんが半世紀以上前の小学校時代には既に歴史を感じる店構えでした。




子供の時に父親に行きたい、と言ったら、“喫茶店なんか不良の行くところだ。駄目だ”と連れて行ってくませんでした。高校になってから、これも高校生の喫茶店入店は学校の規則で駄目でしたが、高校は離れていて学校関係者もいないので黙って入ってコーヒーを飲みました。何か、背徳感と大人になったとのワクワク感を。
今からは考えられない時代
ウェイトレスの若い女の子もレトロ調の制服で、このお店の雰囲気にピッタリ。
いつもより早く、名古屋を朝4時に出て東京へ。往路は3時間半、でも復路は東名リフレッシュ工事で大規模な車線規制で5時間半
新車も馴染んできて、段々と燃費は向上してきています。一回給油しましたが、実質的には名古屋東京往復は無給油が可能でした。
今回は、激しい渋滞の東京都内を朝早めに到着して渋滞を避け、更に、スバルのアイサイトでのACC(アクティブクルーズコントロール)で極力アクセル踏まずに。便利で楽、そして経済的に。
父の墓参りをして13時に川崎インター、名古屋着が18:30と夕方には帰宅
日曜日には奈良県長谷寺の朝のお勤め”祈りの回廊“に参加
朝6時の長谷寺には掃除をされている僧侶の方の他には誰もいません

6:30の受付の時にはわが家以外は数人。
お堂の中は凜とした雰囲気
外をみると山あいの長谷寺。大きくせり出した舞台もまだ、朝の光の前で寒々と。
冬に咲く四季桜も咲き始め。
受付の時に若い僧侶の方とお話をしたところ、今年の四季桜は去年に比べて良いですね、と。

朝7時の開始時間前にはバスツアーの観光客が大挙して押しかけてきました。相変わらずおばさん達は煩い。
朝のお勤めが始まると、冬の凜とした寒さよりは柔らかい、寒さのなか、僧侶の方達の読経がお堂の中を荘厳な雰囲気に満たします。
そして最期に30人近くの僧侶が山々に向かって舞台で読経を。その読経が山々に響き渡ります。
これが好きで、年に何回もこの長谷寺の朝のお勤め”祈りの回廊“に参加します。早起きしなければならないのですが。厳冬期には底冷えする寒さの中で聴く読経も魅力的(若い僧侶の方達とお話したときに、寒く無いですか、とうかがったら、実は中に発熱の下着を着ています、と。寒いですから、と笑っていらっしゃいました)
読経が終わると太陽の光も差し込んできて美しい光景が広まります



この時期、特別拝観で国宝十一面観音像の足元に行き、足に触れることができます。
わが家も行こうとしたら、団体客でごった返しています。若い僧侶の方が、少ししてからゆっくりと御覧になったら良いですよ、と。しばし、舞台から秋の朝の長谷寺を楽しんでいました。

煩わしい団体客もいなくなったのでゆっくりと御御足に触れました。
まだ、朝の時なので一般参拝者もおらず、ゆっくりと過ぎ行く秋の長谷寺を










五重塔で。
わが家がいると、若い女の子達が3人、あがってきました。話している言葉から中国系の女の子達。三脚使用禁止の長谷寺、スマホを足元にカバンを置き、なんとか3人で撮ろうと苦労しているところをみると台湾の女の子達かな。少なくとも大陸系の節操の無さはありませんでしたから。
我々世代には”アンノン族“という言葉が思い浮かびます。



大講堂のこの長い廊下の先の紅葉は好きです
ポカポカしてきて池の亀も首を長くして過ぎ行く秋の陽光を浴びています。
参道の柿の葉寿司のお店へ。
開いている時にはいつも買って帰ります。奈良の味ですね、柿の葉寿司は。
そして1日で硬くなってしまう草餅。無用な添加物は皆無、なので日持ちしませんが、ヨモギの香りと味が楽しめます。
長谷寺の近くに、地元の蕎麦を使った“笠そば”さんへ
10時の開店時間少し前に行きましたが、わが家の前に3人、開店時間には後ろに10人くらいが並んでいました。人気ありますね。
すぐ近くにある”かまど“の神様を奉った荒神神社の名前の“荒神蕎麦”を。
少し甘く味付けされた大きな椎茸も入っていて美味しいお蕎麦でした。
昨年、ここでクラシックカーのイベントがあったようでそのポスター
参加者の写真も。
蒼々たる人たち。篠塚健次郎さん、近藤真彦さん、他。
秋の奈良路の中、名古屋へは高速道路使わずに一般道路で。
鈴鹿市では地元のお酒を。
蔵元”清水清三郎商店“さんのお酒を。
以前、直接蔵元さんへお伺いしたところ、直接販売しておらず、扱っている酒屋桟を紹介してくれました。というのも、この清水清三郎商店さんのお酒屋が、アニメ“居酒屋ぼったくり”に出てから沢山の人たちが来たので、小規模な蔵元では対応出来なくなったことも理由のようでした
色々なお酒がありますが、この日は“作”を。
”作“と書いて“zaku”と。と言うことでガンダムのファンの方達は目をつけて購入している、と以前お店の方にうかがいました。
また、夜の楽しみが。

過ぎ行く秋を楽しみながら一般を名古屋には14:00くらいに。

のんびりとした秋































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秋の色を求めて

2022-11-04 09:29:50 | 
11月3日は文化の日で祝日ですが、中部圏では通常の日の企業、特にメーカーは出勤日のところが多いです。これは“トヨタカレンダー”というものによるところが大きく、トヨタ自動車が操業している日は出勤日。このトヨタカレンダー、土日以外の祝日はなく、あとはお盆と年末にまとまって休日。
と言うことなので3日は、年休で愛知県の近場へ秋色を探しに。
設楽町にある段戸湖。
周りは”きららの森“として愛知県最大の原生林。
前日のテレビで、紅葉が見頃と報道されていたので、少し早めに、日の出前に。
数人のアマチュアカメラマンが構えていた程度。
この段戸湖から原生林、そして植林された木々の間の登山道で寧比曽岳へ
ここは昼前には釣り人が水の中に腰までつかってフィッシングを楽しんでいます。今の時間だけ、誰もいない湖。
赤い色が目に染みます
木の実も
原生林なので、大木の倒木も
途中からは、原生林から管理された植林地帯へ。
植林された木々の間から紅葉の色を。
朝の陽光は、山際から水平に入ってきて、凜とした鋭い光
太陽の位置も低いので、スポットライトのように木々の葉も光ります

高度の高くない朝の光は紅葉の色も横から突き刺すように


針葉樹と広葉樹の競演



写真を撮りながらゆっくりと登ったので2時間程度。朝8時過ぎなのでわが家以外はもうひと組だけ。
遠く南アルプス、そして名古屋駅の高層ビルも。
更に天気良く、三河湾も
心地良い朝の陽光のもと、モーニング。
豆を挽いたコーヒー

目玉焼きを。
そして、北海道真狩のジャム
ラ・ベル・コンフィチュール・マサコ///トゥルモンさんの手造りジャム。今日はネクタリンジャム
ネクタリンの甘みとほのかに感じる酸味の美味しいジャム
ポカポカしてきて気持ち良いモーニング。
登山客も増えてきたので下山。












日も高くなってきたので、足元にも陽がさし込みはじめます。






植林地帯を下りてきて、原生林地帯へ寄り道。
大きなブナ林も





原生林にはブナだけではなく、ミズナラ他の混合林。色々な木々を
水溜まりには過ぎ行く秋の名残
古い大木からは小さな木々。そして明るくなると周りの木々へ陽があたり森は新陳代謝
森は常に次世代へと淡々と。

ゆっくりと下山してきたら駐車場は満車、周りの道路にも多数の車。
多くの人たちで溢れています

過ぎ行く秋の色を。
















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