★サザンオールスターズの桑田佳祐と奥さんの原坊
下記は、ブロガー「波乗りジョニー」さんの文章を抜粋しました。
あれは1981年末だったと記憶する。
渋谷の道玄坂、白い小石が敷かれたガラス張りの喫茶店、ぼくと桑田佳祐は向かい合ってコーヒーを飲んでいた。
デビュー曲、「勝手にシンドバッド」が大ヒット。
次々とヒットを放つサザンオールスターズ、桑田佳祐は、すでにスーパースターとなっていた。サザンオールスターズと言えば、夏、海、湘南というイメージも確立されていた。
コーヒーを一口、二口飲んで、話は彼がアマチュア時代にカヴァーしていた話で盛り上がっていた。
やがて何となく男と女の話になった。女性観の話をしていた時だった。桑田佳祐が突然、「俺、結婚しようと思うんですよ」と言った。誰と結婚するのか、ぼくは尋ねた。
「ハラボーというか、原由子さんとです」と彼は答えた。
へぇ~とぼくは思った。それが第一印象だった。
サザンオールスターズの桑田佳祐と言えば、当時はモテモテ男。どんなスーパーモデルや女優さんでも彼と結婚したいという女性は多かったはずだ。
それが大学の一年後輩、サザンオールスターズの結成時から一緒だった原由子が結婚相手とは驚いた。
この桑田とのインタビュー前に原由子と会った時、彼女は結婚の気配を見せていなかった。アマチュア時代、メンバーに酒が入ると裸踊りをされて、たったひとりの女性である原坊としては、おかしくも居心地が悪かったと言っていた。
何でハラボーなのかと答える代わりに、桑田佳祐は、ひょいとかがんで敷き詰められていた白い小石をひとつ拾ってぼくに渡してくれた。
答えが白い小石とは謎かけなのか、ぼくはキョトンとして、その小石をつまんだ。
その表情を見て、桑田佳祐は「でしょう!」と言った。
「ほとんどの女性は、俺(桑田)がこうやって何でもない小石を拾って渡しても、キョトンとするだけなんです。でもハラボーは違う。俺がこうやって小石を渡す。すると彼女は、桑田さんがくれたものなら、何か絶対に意味がある。そう思って、小石を大切に持ってくれる人なんですね。世の中に多くの女性がいても、小石を大切に持っていてくれるのはハラボーだけなんです」
ぼくは感動して鳥肌が立った。
世の中には様々な男と女の関係がある。けれども桑田佳祐は、ただただ原由子の優しさと人間性に惚れていたのだ。
音楽ライターとして、ぼくは講談社の女性週刊誌で原稿を書いていた。様々な芸能人の恋愛、結婚、別れなどを取材して来た。けれども桑田佳祐のような純な心に出逢うのは稀だった。
愛をも超えたところで、桑田佳祐と原由子はつながっている。きっとふたりは一生、添い遂げると確信できた。そして、この二人がいる以上、サザンオールスターズも彼らがステージに立てる間は続くだろうとも確信した。
桑田佳祐の優しさが愛となって、サザンオールスターズの楽曲になっているのだと信じた。
あれから約40年、桑田佳祐と原坊、そしてサザンオールスターズは、湘南の海に今も生きている。
ブロガー「波乗りジョニー」さんの文章から抜粋
★国税局の女性職員がソープランドで売春
国税職員として働きながら、都内のソープランドで働き、売春を行っていた女性職員に対し東京国税局は6月28日、女性職員を懲戒免職処分にした。
女性職員は2019年から4年間の確定申告で、医療費控除の対象外である美容費用を計上したり、架空の医療費を含む親族の確定申告書も提出して、計237万円の所得税の還付金を不正に受けていた。
さらに、財務省共済組合に嘘の書類を提出し「住宅貸し付け」と「医療費貸し付け」の名目で計1680万円を不正に借り入れていた。
(じゅうめいコメント)
不法控除、脱税、不正還付金、不正借入金、そしてソープランドで売春をやっていたとは、驚き呆れる。
懲戒免職になると退職金は出ないし、貸付金も即時返還を求められる、不正に受け取った還付金の返還も求められる。
国家公務員という立場で国税局の内部の仕組みに熟知しており、ずる賢さを発揮して脱税をやり、不正な還付金、借入金を受け取っていたが、そういう不正は必ずバレるもの。
内部監査で、公務員でありながら確定申告や多額の借入金、還付金があると目を付けられ、女性を尾行すると、何とソープランドで働く売春女だと分かり国税局は腰を抜かしたとさ。
(じゅうめい)