武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

毒殺の国・中国

2008年02月29日 | 人間の死
中国毒ギョーザ事件。
天用食品がある地域から北京に戻る途中で、共同通信の記者が検問で止められ、車の後部座席に記者が購入したメタミドホスの瓶があったため、中国警察に約3時間拘束された。
「河北省の工場周辺でメタミドホスが入手可能かどうか検証するために購入した」 と記者の山田は語る。
さて、毒ギョーザの原因は、日本側にあるとする方向へ中国は舵を切った模様だ。
結論から言えば、犯人を断定する証拠が日本側から出てこないことを見越して、中国に非は無い、あるのは日本だということに方針を決定したようだ。
中国の公式見解は、
メタミドホスは袋の外側から染み込むという中国の浸透実験を発表し、中国内で冷凍ギョーザにメタミドホスが混入した可能性は「極めて低い」と述べた。
それに対して、日本側は、日本で浸透実験をやったが、メタミドホスは袋の外側から内部に浸透しないという矛盾するものだった。
但し、それは日本のやり方なので、中国と同じ方法で実験をやると申し出たが、中国は応じていない。
日本は、検出されたメタミドホスは不純物の成分から、日本製ではないと主張するが、中国側はそれを認めない。
実は、おととい、桜田門の幹部とスタッフが、日本側の詳細なデータを中国に与え、打ち合わせをして帰国したのだが、その打ち合わせを引っくり返すような決定が、昨日中国で発表されたのは、桜田門にとってショックであったと漏れ聞こえてくる。
そのデータとは、薬物指紋データ、メタミドホスの浸透データと実験方法、国内流通ルートの資料等であったが、それらは全く無駄なことになったようだ。
中国は力で毒物事件に幕引きをはかろうとするが、チャイナフリー、我が日本は毒入りではない安全な物を買う自由と権利を持っている。

今さら、中国にオリンピックを8年以上前に決めておいて、アメリカの中国批判が最近になって目立つが、中国は共産党の一党独裁国家であり、言論の自由、批判の自由は一切無いと知るべしである。
昨日、米国議会での「中国に関する公聴会」にて。
アメリカの議員たちが中国の人権弾圧を批判している。
クリス・スミス議員(共和党)は「中国には言論、報道、集会の自由がない」と述べ、「中国政府のそうした人権侵害を考えると、オリンピックが中国で開かれるというのは問題だ」 と述べた。
バイロン・ドーガン議員(民主党)は、「中国は従来の人権弾圧に加えて、北京オリンピックのタイミングに合わせて、人権弾圧の実態を国内外に知らせようとした中国人人権活動家たちを逮捕している」と非難した。
中国は、いまだ100年前の混沌の世界に生きているという歴史の標本だ。
(ムラマサ、鋭く斬る)

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船渡健の最後の言い訳

2008年02月28日 | 人生の意味
イージス艦「あたご」艦長の船渡健が27日、初めて顔を見せた。
「あの海域で漁船が多いと理解し認識していなかった」 と述べたのは驚いた。
海自の本拠は横須賀であり、事故が起きた海域は横須賀の玄関口であるから、それこそ我が庭のように熟知していなければならない。
それを理解していなかったと言うのは、防衛大の教育、長年の海自の実践経験の中、何をやっていたのだろうか。
1400億円の最新鋭イージス軍艦の艦長になるということは、エリート中のトップだろうに、トップがこうだとすると、その他大勢は箸にも棒にもかからぬということか。
そういう組織に対して、我々国民は年間4兆5千億円もの巨額な税金を自衛隊に投下しているということになるのか。
事故当日の午前10時、「あたご」の航海長がヘリコプターで防衛省に呼ばれ打ち合わせをしたことについて、艦長は 「誰から指示を受けたか理解していない、覚えていない」 と言ったのは二度びっくり。
誰から命令を受けたか理解しないまま、行動を取ったということになるが、条件反射で動くパブロフの犬のごとき艦長ということか。
さて、ヘリを飛ばした理由は、指を切った隊員がいるので、ヘリを使ったということだったが、本当はそれを隠れ蓑にして、航海長を防衛省へ運んだのであった。
しかし、ヘリを使った表向きの理由は、指の怪我だったということだが、艦内には軍医もおり、医療設備は整っている。 何しろ軍艦であるから、戦闘で負傷した隊員を手術しなければならないから、指の怪我の治療など簡単なものだ。
細かいことを言えば、ヘリのコスト経費はどのようになっているのか。
艦内にいる軍医と手術設備はお飾りなのか。
次に、自衛隊はたるんでいるという批判に対して、「たるんでいると言われても仕方がない、反省している」 と空ろな目で答えていたのは、もはやお気の毒で、早くどこかで静養されたらいいと思うのだが。
ところで、事故時の責任当直士官は、何と航海専門外の水雷長であったという。
その時、船渡艦長は、自室で高いびきであったと漏れ聞こえてくる。

これは人間の底知れぬ暗い闇を見るような事件だった。
それが人間の一面なのか、あるいは鬼畜なのか。
2000年2~11月に、宮城・仙台市の北陵クリニックで、男性看護師が筋弛緩剤を点滴に入れて患者1人を殺害、4人を殺害しようとしたとして、逮捕された。
犯人は、准看護師の守大助(36)。
昨日、最高裁は、守の上告を棄却し、無期懲役が確定した。
実は、当時、北綾クリニックにおいて、何か異常なことが起きていると、周辺の医者仲間では情報が飛び交っていた。
このクリニックは、既に廃業しているが、当時の院長(東北大医学部教授)は、警察沙汰になる前に、すぐに守の犯行だと気づき、愕然としたという。
人を助ける医療現場で、医学知識を利用して、患者を殺していくというサスペンスのような事件だった。
しかも、犯人である看護師の守は、筋弛緩剤でショック状態に陥った患者を、担当医師が助けられるかどうか、その手際の良さ悪さを、仲間に批評していたという。
クリニック院長は慌てて、守に首を言い渡したが、その夜、守は筋弛緩剤の空アンプルが多数入った箱を秘かに持ち出そうとしたという。
しかし、悪魔の行為を、神は見逃さないということだ。
(ムラマサ、鋭く斬る)
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三浦和義はもう日本に帰れない

2008年02月27日 | 人生の意味
昨日、日系3世でLAにいるカリフォルニア州弁護士に電話をした。
彼の名前をマイクとしておこう。
マイクは、最初に、なぜ三浦はアメリカに来たのか不思議だと電話の向こうで笑った。サイパンはアメリカだ。
まず、私は、LAPDのリック・ジャクソンとCA検事局は今後どうするつもりかと聞いてみた。
マイクは明確に教えてくれた。
まず、ミスター三浦をLAに連行し、取調べる。
予備審問でミスター三浦は罪を否認したら、大陪審に入る。
この大陪審は市民15人が集まって秘密会で協議をし、起訴するかどうかを決める。
起訴されたら、カリフォルニア地裁で裁判が始まるが、アメリカは陪審員制度だから、市民12人が選ばれて有罪か無罪かを決める。ここが最大のポイントだ。
つまり、最初に、一般市民60人がアットランダムにリストアップされ、そこから最終的に12人の陪審員が決定される。この選定の時に、辣腕弁護士を雇い、被告・三浦和義に都合のいい陪審員を選ぶようにする。
人種、階層、インテリ度を事件の特性に合わせて被告・弁護側に有利になるように選ぶ。これは弁護側の選定権が強いので、ここが最大の勝負だという。
つまり、被告にやばい人間ははずす、被告に有利な人間を選ぶ。そこの選択が弁護士の腕の見せ所だ。だから、アメリカでは探偵の存在価値がある。アメリカの探偵はポリスと同じように銃を持てるくらいステータスが高い。まあ、探偵の話は後の機会にして・・・。
判決は、陪審員12人全員の一致制だから、仮に11人がミスター三浦はギルティだと言っても、1人が反対すれば、無罪になる。
被告人が無罪になれば、検察は控訴できないのがアメリカの裁判の特徴だと言う。そして有罪の場合は、裁判所が量刑を決める。
次に、新証拠が出てきたとアメリカ側は言うが、それは何なのかという問いに、マイクは少し考えてから、新証拠が本当にあるとすれば、それは実行犯が見つかったのではないか、例えば、他の犯罪で逮捕された犯人が、司法取引で自分の罪を軽くする為に、かつて三浦に指示されて一美さん銃殺を犯ったと白状することだ。それは殺人共謀罪だが。
その証言が法廷で行われれば、12人の陪審員は迷うことなく「ギルティ」を宣言するだろう。
あるいは、状況証拠を積み重ねれば、ハードエビデンスがなくても、有罪に持っていく事はそれほど難しくない。
それはアメリカの裁判のスタンダードだと言ってもいい。
リック・ジャクソンはそこまで持っていく自信があるのではないか、とマイクは言う。リックは20年間この事件に関わって、野心家のエリートだと付け加えた。
そして電話の最後に、マイクは面白いことを示唆した。
ジミー佐古田が知恵を出しているのではないか、ポツリと漏らした。
LA日系社会では有名だ。
ふーむ、ジミーか、それはありうる。

大阪に負けず、東京都もでたらめなことをやっている新銀行東京。
東京都が2005年に1000億円を出資して作った都の銀行だが、経営難に陥っているため400億円の増資をするという。
これみな都民の税金だ。
例えば、新銀行は2006年夏、ある企業に3億円を融資したが、2ヶ月後に倒産した。担保無し、保証人無しだった。
しかも、2006年3月決算で91億円の売り上げに対し、借入金は何と167億円だったという。 
この3億円という融資額は役員会にはかるルールだったが、役員会にかけられなかった。
「役員の友人の会社だからいいんだ」 と言われたという。
こういう積み重ねで、不良債権が936億円になっている。
これは経営陣の非常識な甘い経営によってもたらされたものだ。
石原知事の鶴の一声で作った銀行だが、経営は石原の友人である仁司泰正(代表)を連れてきてやらせたのだから、石原慎太郎の全財産を差し出してもらう必要があるのではないか。
役人が銀行をやってもうまく行くわけが無い。
新銀行東京の金利は何と年7~8%という高利だ。
これだと、優良企業は借りない。1.7~2.4%がプライムの相場だ。
(ムラマサ、虚空を一閃)

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三浦和義の誤算

2008年02月26日 | 人生の意味
商売の雑貨商フルハムロードはうまくいっており、寒い日本を離れてサイパン・グアムへ社員旅行で遊びに行った。
そこで捕まった三浦は、自業自得というか、一美さんの見えざる手が三浦を 「おいで、おいで」 と誘い出した女の執念だろう。
さて、こういう書き出しで始めたが、この三浦和義の問題は、アメリカの日本に対する主権侵害であり、人権侵害であると断じる。
町村官房長官は25日、三浦和義の逮捕について、 アメリカへの捜査協力については、「日本で無罪になったからといって、捜査協力ができないということはない」と役人的に発言していたが、国家指導者のスタンスからはほど遠い。
ロス疑惑、三浦和義サイパン逮捕事件。
三浦和義は、日本の最高裁によって無罪を言い渡され無実が確定した。
当時、日米の正式合意によって日本で裁判が行われることになり、日米の捜査協力によって様々な証拠が裁判所に上程された。
その結果、最高裁判所において無罪が下され、三浦の身分は確定したのである。
その間、逮捕が1985年、無罪確定が2003年だから、18年間独房に閉じ込められていたことになる。
一事不再理によって、その後、例え三浦が犯ったというハードエビデンスが出てきても、あるいは、三浦が「実は私がやりました」 と告白しても、この事件は二度と蒸し返される事はない。
つまり絶対的に、三浦は無罪潔白なのだ。
当時、アメリカが日本で裁判を行うことを正式に認め、その結果、無罪となった日本人の三浦を、アメリカが再逮捕して裁くことは日本に対する主権侵害である。
被害者がアメリカ人なら、まだ理解もできるが、これではアメリカの無法捜査に等しい。
沖縄米軍による少女強姦事件が大きく取りざたされ、米軍は外出禁止令が出たが、これは日本への報復ではないのか。
そして、まだ日本はアメリカの占領国だぞ、という強烈な見せしめではないのか。
日本政府はアメリカ政府に抗議して、三浦和義を取り戻さなければならない。
そうでなければ、日本は主権国家ではなく、アメリカの属国・占領地と同じことになる。

橋下徹知事。
大阪は、前代未聞の5兆円の大借金、そして大阪運営の箱物行政は年間35億円の赤字を生み出すという。
「府民の税金を使うのに金の使い方がでたらめ。めまいがする。破産者の典型例ですよ、こんなの」 と橋下は憤る。
大阪の青少年会館を訪問。
現在、民間が運営しているが、大阪の職員がまだ雇用されており、2人で2千万円の給料が支払われているから一人で年間1千万円だという。
民間職員の人件費は平均300万円、6人で合計1800万円だという。
橋下知事が仕事内容の質問をしたところ、館長は「大阪府から来た職員の仕事は、スタジオの鍵を開けるだけ」 と言い、橋下知事を前にして、喉のつっかえをとるように、「府の職員は邪魔」 と衝撃的な発言をした。
つまり、威張っているだけで、鍵を開ける権限だけは手離さず、高給をもらっているということだ。
橋下知事は、うなずいて 「もう府からの職員は無しでいきましょう」 と見直しを指示した。
その後、橋下知事は、「青少年会館の人件費の話は衝撃だった。民間は、安いお金でがんばっている。大阪の出資法人にメスを入れなければいけない」と語った。
そして、次に、府立児童館ビッグバン。
館長で戦艦ヤマトの漫画家、松本零士さん(70)と話し合った。
UFOをイメージした外観は松本館長のデザインだが、「この形にこだわる必要はなかったのでは」と橋下は疑問を投げかけた。
ビッグバンの建設費用は、何と171億円だったという。この金はどこに消えたのだろう。
大阪では、役人と政治家の利権構造の中で税金の無駄使いが行われてきたということだ。そしてこの金は大阪だけではなく、全国から集めた税金が投入されている。
(ムラマサ、鋭く一閃)

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犯人は現場に戻る

2008年02月25日 | 人生の意味
ロス疑惑、三浦和義サイパン逮捕事件。
これは非常に面白いテーマだ。
ロス疑惑は、1981年、日本人・三浦が、第三者を使って、日本人女性・一美さんを銃によって殺害したとされる事件だ。
犯行場所は二人の新婚旅行の地、ロスアンジェルス。
その三浦が、日本の最高裁によって無罪を言い渡され無実が確定した。
これは一事不再理によって、その後、例え三浦が犯ったというハードエビデンスが出てきても、あるいは、三浦が「実は私がやりました」と自白しても、この事件は二度と蒸し返される事はない。
つまり絶対的に、どこまで行っても三浦は無罪なのである。
それが、犯行はアメリカで行われたからといって、日本人の三浦和義を逮捕し、アメリカで裁判にかけることができるのだろうか。
アメリカは陪審員制度であるから、法廷で争い、陪審員の心象を悪くした場合、「ギルティ」を選択すれば、有罪になる。
1億6千万円とい多額の金銭目当ての殺害ならば、軽くて終身刑、最悪は死刑になるだろう。
LAPD(ロス市警)は、「新証拠発見」「共謀犯が特定できれば一連托生」「殺人罪に時効なし」を理由に動いている。 そして日本と違い「属地主義」をとっているから、LAで事件が起きたことを捜査の根拠にしている。
しかし、これは、アメリカに対して、日本人の人権を守る理論闘争になるかもしれない。
理論的には、仮に三浦が真犯人であったとしても、そういう新証拠が出てきても、あるいは三浦が指示した実行犯がわかっても、絶対的に無罪となった日本人の三浦を、アメリカが逮捕して裁けるのかという命題だ。
被害者がアメリカ人なら、まだ理解もできようが。
さて、三浦の周辺の人間は、三浦に対して「アメリカには行くなよ」と再三注意していたのだが、真犯人は、やはり現場に戻るのか。
あるいは殺された一美さんの怨念が、三浦の首に黒髪を巻きつけてLAへ引き戻そうとするのか、舞台の急展開に神のシナリオを感じる。
(ムラマサ、ニヒルだ)

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