麻生太郎。
この筋者を総理の座から引き摺り下ろすには、参院での問責決議しかない。但し、麻生は参院を無視して衆院の片翼だけで政権延命を図ろうとするだろうが、それは長くは持たない。今週、トンボ帰りでワシントンを往復したが、なぜ共同会見をやらなかったかを国会で聞かれた麻生は、「中身をしっかりやったから会見は必要なかった」と訳の分からぬことを言ったが、共同会見は開かれた民主主義社会では当然やるべき国民へのメッセージなのだ。それを屁理屈でごまかそうとする総理大臣はいらない。そして食事会はそれ以上に大事なものだ。所詮、政治は人間がやるもの。その人間同士の交流と理解がなければ何事もうまく行かない。逆に考えてみれば、オバマが麻生に会いに東京にやって来て、ランチも一緒にとらずにトンボ帰りでワシントンへ帰ったとしたら、お互いどのように感じるだろうか。何かとんでもない天変地異が起こった訳でもあるまい。今回、オバマは日本に必死に頼み込まれ、麻生との面会を1時間とったが、「麻生は招かざる客」であったことだろう。その裏手配の為に頭を下げまわったのは外務省前次官の谷内正太郎と現次官の藪中であった。かれら官僚は、それが仕事だから、いくらでも頭を下げさせればいいが、共同コミュニケもなく、食事会もなく、日米首脳会談というより、麻生が引っくり返ってオバマを表敬訪問しただけというのは、日本にとって情けない。まるで日本にいると、尻の破れを見咎められ、逃げるように海外へ飛び、首脳会談漁りをする国際外交などは日本の為にならない。相手国はどこであれ、日本の政治情勢を分析している。会うにしても日本の弱みを付いてくる事は当然だ。「麻生は外交が得意である」などと、ありもしない話を官邸筋から流しているが、長く外相であった麻生太郎の実績とは何ぞや。良い悪いは別にして、外務省が悲願としていた国連安保常任理事国入りは見事に失敗した。その失敗は脇に置くにしても、一番の問題は、お隣の韓国と中国が日本の安保理入りに頑強に反対したということだ。そして米国も乗り気ではなかったとされる。そして6ヶ国協議において取り上げるべき北朝鮮の拉致問題を、日本は裏の実務者協議では積極的ではなかったとされる。そういうネガティブな外交結果をどのように説明するのか、麻生に問い質したところで、ろくな答えは返って来ない。さて、トヨタやパナソニックなど、日本を引っ張ってきた大企業が大幅な赤字を計上し、同時に各企業は大規模な首切りを進めている。非正規だけでなく、正規従業員にも雇用の危機が迫っている。 それに比例して麻生自民党の機能不全は深刻になるばかりだ。 麻生の支持率は10%そこそこに低迷し、不支持は8割を超えた。 民主よ、そろそろ倒閣宣言の狼煙を上げよ。 小沢一郎が駄目なら、長妻昭を総理候補として、いざ平成維新の陣太鼓だ。
☆
麻生太郎は昨日の国会で、「新聞は偏っている記事が多い。それを鵜呑みにしてはいかんもんだと常に自戒している」 と述べた。民主党が、「一国のリーダーが、私は新聞を読まない、と公言するようなことがあっていいのか」 という質問に答えた。新聞は100点満点ではないが、新聞を読まずして漫画に読み耽る総理という 「薄らバカ」につける薬はない。
★
本ページは何度も指摘しているが、年金の市場運用で、昨年10~12月だけで5兆7398億円の運用損が出たことを、年金運用独立行政法人が27日発表した。これは官僚の組織だが、なぜ我々の年金が官僚のカジノ投資に使われるのか大きな問題だ。
しかもこの運用を巡る法律は、例え運用に失敗しても運用担当者は責任を負わないと条文に明記されている。 だから全部失くしても誰も責任を取らない仕組みになっている。大体が、我々の年金積立金をギャンブルに投資するなど誰が許したのか。運転資金は何と90兆円。損失は国内と海外の株式の運用失敗によってもたらされた。その責任は、官僚帝国と自民党にある。
★
栄光のソニーも落日の坂を転げ落ちるのか。 ソニーは、社長の中鉢良治が副会長に退き、ストリンガー会長が社長を兼務するという。 2600億円の営業赤字となる見通しとなり、国内外で1万6000人の首を切るという。ソニーは薄型テレビの販売が不振だ。井深、盛田さん亡き今、ソニーらしさが無くなった。出井さんの責任が大きいのではないのか。 つまりソニーの官僚化と米国式MBA経営には成功したが、井深・盛田が目指した「愉快な理想工場」の継続には失敗した。社長の中鉢良治は言う、「ソニーは、従業員雇用の為には事業をやっていない。株主の為にやっている」と記者会見で公言し、さらに派遣切りを聞かれて、「それは個人の問題ではないか」と言い放った経営者の製品に何か魅力のあるものが生まれるだろうか。
★
昨年12月に発生した中国船による尖閣諸島の日本領海侵犯について、日本が米国に求めた「尖閣諸島には日米安保条約が適用される」とした従来の米政府の確認を米国が避けているという。米国は2004年3月、中国が尖閣諸島に上陸した際に、「日米安保条約は尖閣諸島にも適用される」と明言した。ところが米国国務省は昨年12月の事件以降、日本がこうした安保条約の再確認を求めても、「領土問題は当事者間で平和的に解決するべきだ」として逃げている。つまり小沢一郎が言うように、日本国土は日本が自ら防衛しなければならぬということだ。本ページの主張は、憲法を改正し、自衛権の明記、国防軍を創設することだ。
★
のり子さん、13歳の戦い。 在留特別許可を求めている埼玉県蕨市のフィリピン人、カルデロン一家について、東京入管は27日、期限を3月9日まで再び延長し、この日出頭したカルデロン夫妻に、次の期限までに帰国日を決めなければ強制送還すると通告した。 13年以上も放置して、日本語しか話せない(のり子)さんを異国のフィリッピンへ退去させることは、反人道的である。13年間放置したということは時効だ。せめて(のり子)さんが20歳になるまでは両親も一緒に日本にいさせることは当然だ。 自民党の法務大臣・森などは税金泥棒の猿だ。
★
韓国と中国のゴミ。
長崎県・対馬の海岸におびただしい量のごみが漂着している。発泡スチロール、ドラム缶、ロープ、網、ペットボトル、歯ブラシ。朝鮮半島までわずか50キロ。ハングルのラベルが目に付く。ごみの8割は韓国、2割は中国から漂着するという。危険なごみも多い。針が付いたままの注射器や薬品が入っていた容器が散乱する。ゴミが漂着しているのは対馬だけではない。日本海は至る所で東北地方まで流れ着く。何万トンというゴミは、韓国と中国が意図的に不法廃棄している。
(ムラマサ、鋭く斬る)
この筋者を総理の座から引き摺り下ろすには、参院での問責決議しかない。但し、麻生は参院を無視して衆院の片翼だけで政権延命を図ろうとするだろうが、それは長くは持たない。今週、トンボ帰りでワシントンを往復したが、なぜ共同会見をやらなかったかを国会で聞かれた麻生は、「中身をしっかりやったから会見は必要なかった」と訳の分からぬことを言ったが、共同会見は開かれた民主主義社会では当然やるべき国民へのメッセージなのだ。それを屁理屈でごまかそうとする総理大臣はいらない。そして食事会はそれ以上に大事なものだ。所詮、政治は人間がやるもの。その人間同士の交流と理解がなければ何事もうまく行かない。逆に考えてみれば、オバマが麻生に会いに東京にやって来て、ランチも一緒にとらずにトンボ帰りでワシントンへ帰ったとしたら、お互いどのように感じるだろうか。何かとんでもない天変地異が起こった訳でもあるまい。今回、オバマは日本に必死に頼み込まれ、麻生との面会を1時間とったが、「麻生は招かざる客」であったことだろう。その裏手配の為に頭を下げまわったのは外務省前次官の谷内正太郎と現次官の藪中であった。かれら官僚は、それが仕事だから、いくらでも頭を下げさせればいいが、共同コミュニケもなく、食事会もなく、日米首脳会談というより、麻生が引っくり返ってオバマを表敬訪問しただけというのは、日本にとって情けない。まるで日本にいると、尻の破れを見咎められ、逃げるように海外へ飛び、首脳会談漁りをする国際外交などは日本の為にならない。相手国はどこであれ、日本の政治情勢を分析している。会うにしても日本の弱みを付いてくる事は当然だ。「麻生は外交が得意である」などと、ありもしない話を官邸筋から流しているが、長く外相であった麻生太郎の実績とは何ぞや。良い悪いは別にして、外務省が悲願としていた国連安保常任理事国入りは見事に失敗した。その失敗は脇に置くにしても、一番の問題は、お隣の韓国と中国が日本の安保理入りに頑強に反対したということだ。そして米国も乗り気ではなかったとされる。そして6ヶ国協議において取り上げるべき北朝鮮の拉致問題を、日本は裏の実務者協議では積極的ではなかったとされる。そういうネガティブな外交結果をどのように説明するのか、麻生に問い質したところで、ろくな答えは返って来ない。さて、トヨタやパナソニックなど、日本を引っ張ってきた大企業が大幅な赤字を計上し、同時に各企業は大規模な首切りを進めている。非正規だけでなく、正規従業員にも雇用の危機が迫っている。 それに比例して麻生自民党の機能不全は深刻になるばかりだ。 麻生の支持率は10%そこそこに低迷し、不支持は8割を超えた。 民主よ、そろそろ倒閣宣言の狼煙を上げよ。 小沢一郎が駄目なら、長妻昭を総理候補として、いざ平成維新の陣太鼓だ。
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麻生太郎は昨日の国会で、「新聞は偏っている記事が多い。それを鵜呑みにしてはいかんもんだと常に自戒している」 と述べた。民主党が、「一国のリーダーが、私は新聞を読まない、と公言するようなことがあっていいのか」 という質問に答えた。新聞は100点満点ではないが、新聞を読まずして漫画に読み耽る総理という 「薄らバカ」につける薬はない。
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本ページは何度も指摘しているが、年金の市場運用で、昨年10~12月だけで5兆7398億円の運用損が出たことを、年金運用独立行政法人が27日発表した。これは官僚の組織だが、なぜ我々の年金が官僚のカジノ投資に使われるのか大きな問題だ。
しかもこの運用を巡る法律は、例え運用に失敗しても運用担当者は責任を負わないと条文に明記されている。 だから全部失くしても誰も責任を取らない仕組みになっている。大体が、我々の年金積立金をギャンブルに投資するなど誰が許したのか。運転資金は何と90兆円。損失は国内と海外の株式の運用失敗によってもたらされた。その責任は、官僚帝国と自民党にある。
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栄光のソニーも落日の坂を転げ落ちるのか。 ソニーは、社長の中鉢良治が副会長に退き、ストリンガー会長が社長を兼務するという。 2600億円の営業赤字となる見通しとなり、国内外で1万6000人の首を切るという。ソニーは薄型テレビの販売が不振だ。井深、盛田さん亡き今、ソニーらしさが無くなった。出井さんの責任が大きいのではないのか。 つまりソニーの官僚化と米国式MBA経営には成功したが、井深・盛田が目指した「愉快な理想工場」の継続には失敗した。社長の中鉢良治は言う、「ソニーは、従業員雇用の為には事業をやっていない。株主の為にやっている」と記者会見で公言し、さらに派遣切りを聞かれて、「それは個人の問題ではないか」と言い放った経営者の製品に何か魅力のあるものが生まれるだろうか。
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昨年12月に発生した中国船による尖閣諸島の日本領海侵犯について、日本が米国に求めた「尖閣諸島には日米安保条約が適用される」とした従来の米政府の確認を米国が避けているという。米国は2004年3月、中国が尖閣諸島に上陸した際に、「日米安保条約は尖閣諸島にも適用される」と明言した。ところが米国国務省は昨年12月の事件以降、日本がこうした安保条約の再確認を求めても、「領土問題は当事者間で平和的に解決するべきだ」として逃げている。つまり小沢一郎が言うように、日本国土は日本が自ら防衛しなければならぬということだ。本ページの主張は、憲法を改正し、自衛権の明記、国防軍を創設することだ。
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のり子さん、13歳の戦い。 在留特別許可を求めている埼玉県蕨市のフィリピン人、カルデロン一家について、東京入管は27日、期限を3月9日まで再び延長し、この日出頭したカルデロン夫妻に、次の期限までに帰国日を決めなければ強制送還すると通告した。 13年以上も放置して、日本語しか話せない(のり子)さんを異国のフィリッピンへ退去させることは、反人道的である。13年間放置したということは時効だ。せめて(のり子)さんが20歳になるまでは両親も一緒に日本にいさせることは当然だ。 自民党の法務大臣・森などは税金泥棒の猿だ。
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韓国と中国のゴミ。
長崎県・対馬の海岸におびただしい量のごみが漂着している。発泡スチロール、ドラム缶、ロープ、網、ペットボトル、歯ブラシ。朝鮮半島までわずか50キロ。ハングルのラベルが目に付く。ごみの8割は韓国、2割は中国から漂着するという。危険なごみも多い。針が付いたままの注射器や薬品が入っていた容器が散乱する。ゴミが漂着しているのは対馬だけではない。日本海は至る所で東北地方まで流れ着く。何万トンというゴミは、韓国と中国が意図的に不法廃棄している。
(ムラマサ、鋭く斬る)