自民党の堕落。
電車内の吊り広告に週刊文春の「自民党の堕落」という自民党の古株職員によるとする記事があった。中身は読んでいないが、本ページがずっと指摘してきたことと同じだろう。代議士だけで300余名の選良を抱えていながら、自民党には人材が払底している。その原因は明らかだ。第一には小選挙区制。有望新人が同じ選挙区に立てないから、民主党に人材が流れる。現状では9対1で民主党の中堅若手が自民党を圧倒している。麻生太郎は言う「民主党には政権担当能力があるのか」というセリフは何か虚しい。その問い掛けは自民党にそのまま跳ね返ってくる。第二に、今の自民党は利権漁りには目の色を変えるが、国家ビジョンには無頓着だ。自民党の代議士は弁が立つ。頭が切れる。しかしその便法は、虚偽と欺瞞に満ちている。小泉進次郎を見ればいい。世襲批判を受けて、自民党は公認しないという。しかし小泉さんの息子は、横須賀のバリバリの自民党支部長であり、しかも自民党は他に公認候補を立てない。無所属で立って当選すれば自民党追加公認になる仕組みだ。そういう子供だましをやるようになった自民党は、つまり足腰が弱くなった。自民党の世襲議員は育ちがいい、口跡も爽やかだが、魚は切り身で海を泳いでいると思っている節がある。官僚帝国はそういう世襲議員が大好きだ。育ちが良いから行儀はいい。我儘は言うが、オモチャを与えれば大人しくなる。手なずけるのに丁度いい。政策と政治は官僚がやるから、大人しくしていれば悪いようにはしない。その対極にあるのは、民主党の長妻昭、馬淵澄夫、枝野幸男、前原誠司、渡辺周、松原仁、長尾などなどキラ星の如く。
さて長妻よ、前原よ、中原に兵を進めよ、朝陽が射し始め、次第に靄が四方に散る中、風にそよぐ錦旗を高く掲げよ。眼前には腐れ自民がいる。駿馬に鞭ひと当て、平成維新の怒涛の決戦は、もはや誰にも止めようがない。
☆
麻生太郎と古賀、菅の最新の選挙分析は小沢辞任後、やはり自民党惨敗と漏れ聞こえてくる。自民党は100議席以上を減らし、200議席に届くかどうか。その中には大物領袖クラスが、複数名含まれている。公明党と合わせても半数の240には届かない。不支持率60%の党首では勝てない。麻生の顔がテレビに出て、何か言う度に票が逃げていく。自民が都議選で敗北すれば、麻生の政権寿命は終焉を迎える。高い不支持率のまま、都議選が敗北に終れば、麻生太郎で総選挙は戦えない。崖っぷちを目の前にして、そのまま車を走らすことはできないのと同じこと。 麻生は自身で解散をやりたいだろうが、それでゲームセットだ。それが政権投げ出しということになるのか、それとも病気辞任という形になるのか、その進退は修羅場の気合で決まる。さて、麻生を分析するのは容易だ。なぜなら、本来なるべき器でない人物が、何の因果か総理大臣という天下人になった瞬間、すべての運を使い切ったということか。つまり麻生太郎は、マーフィーの法則にはまってしまった。私利私欲に走る権力者は、いつか高転びに転ぶ。
(じゅうめい、低くボレロを口ずさむ)
電車内の吊り広告に週刊文春の「自民党の堕落」という自民党の古株職員によるとする記事があった。中身は読んでいないが、本ページがずっと指摘してきたことと同じだろう。代議士だけで300余名の選良を抱えていながら、自民党には人材が払底している。その原因は明らかだ。第一には小選挙区制。有望新人が同じ選挙区に立てないから、民主党に人材が流れる。現状では9対1で民主党の中堅若手が自民党を圧倒している。麻生太郎は言う「民主党には政権担当能力があるのか」というセリフは何か虚しい。その問い掛けは自民党にそのまま跳ね返ってくる。第二に、今の自民党は利権漁りには目の色を変えるが、国家ビジョンには無頓着だ。自民党の代議士は弁が立つ。頭が切れる。しかしその便法は、虚偽と欺瞞に満ちている。小泉進次郎を見ればいい。世襲批判を受けて、自民党は公認しないという。しかし小泉さんの息子は、横須賀のバリバリの自民党支部長であり、しかも自民党は他に公認候補を立てない。無所属で立って当選すれば自民党追加公認になる仕組みだ。そういう子供だましをやるようになった自民党は、つまり足腰が弱くなった。自民党の世襲議員は育ちがいい、口跡も爽やかだが、魚は切り身で海を泳いでいると思っている節がある。官僚帝国はそういう世襲議員が大好きだ。育ちが良いから行儀はいい。我儘は言うが、オモチャを与えれば大人しくなる。手なずけるのに丁度いい。政策と政治は官僚がやるから、大人しくしていれば悪いようにはしない。その対極にあるのは、民主党の長妻昭、馬淵澄夫、枝野幸男、前原誠司、渡辺周、松原仁、長尾などなどキラ星の如く。
さて長妻よ、前原よ、中原に兵を進めよ、朝陽が射し始め、次第に靄が四方に散る中、風にそよぐ錦旗を高く掲げよ。眼前には腐れ自民がいる。駿馬に鞭ひと当て、平成維新の怒涛の決戦は、もはや誰にも止めようがない。
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麻生太郎と古賀、菅の最新の選挙分析は小沢辞任後、やはり自民党惨敗と漏れ聞こえてくる。自民党は100議席以上を減らし、200議席に届くかどうか。その中には大物領袖クラスが、複数名含まれている。公明党と合わせても半数の240には届かない。不支持率60%の党首では勝てない。麻生の顔がテレビに出て、何か言う度に票が逃げていく。自民が都議選で敗北すれば、麻生の政権寿命は終焉を迎える。高い不支持率のまま、都議選が敗北に終れば、麻生太郎で総選挙は戦えない。崖っぷちを目の前にして、そのまま車を走らすことはできないのと同じこと。 麻生は自身で解散をやりたいだろうが、それでゲームセットだ。それが政権投げ出しということになるのか、それとも病気辞任という形になるのか、その進退は修羅場の気合で決まる。さて、麻生を分析するのは容易だ。なぜなら、本来なるべき器でない人物が、何の因果か総理大臣という天下人になった瞬間、すべての運を使い切ったということか。つまり麻生太郎は、マーフィーの法則にはまってしまった。私利私欲に走る権力者は、いつか高転びに転ぶ。
(じゅうめい、低くボレロを口ずさむ)