国の防衛が、この腐敗した軍官僚に牛耳られていた。
守屋武昌、その汚職人生。
宮城県塩釜市の名門(父は東京帝大法卒、内務省出身の大政翼賛会・代議士)に生まれたのだが。
96年、防衛審議官として、沖縄振興策をまとめて建設利権に強い当時の自民党・竹下派に食い込んだ。官房長への抜てきは竹下派の“引き”といわれた。
02年に発覚した自衛隊の情報公開請求者の個人情報リスト問題では、会議の席上「責任を取り辞任せよ」 と、官房長の柳沢協二を面罵し追い落とした。
柳沢は更迭され次官レースから消え、その後釜に座ったのが守屋だった。
実は、柳沢の部下だった課長は、守屋の子分であり、重要な情報は柳沢に上がらなかったという。
翌年、事務次官だった伊藤康成の勇退を前に地震が発生した折、防衛施設庁長官だった嶋口武彦が酒に酔って会議に出席したことが週刊誌にスクープされ、首相官邸は嶋口を次官レースからはずした。
本当は、守屋も防衛庁近くの料亭でやはり酒を飲んで会議に出席したが、守屋派の部下が週刊誌にリークしたのは嶋口の飲酒だけだった。
次々にライバルを蹴落とし、守屋は03年、事務次官に就任。
その時に、子飼いの河村延樹を課長のトップ、防衛政策課長に抜擢した。
その折に、4500万円の不可解な現金のやり取りをしている。
2年後、山中昭栄が次期次官として本命視されていたが、守屋は、そりの合わない山中を次官室に呼び出し 「大臣・大野功統、山崎派、の意向だ。辞めてくれ」と首を切った。
近年の守屋の政治的パワーは、元総理の小泉さんであり、小泉さんには重用された。そして防衛族のドンと言われる山崎拓とはズブズブの関係であったが、今年3月の退官前に、その政治力を持って、定年を延長させたとされる。
政治謀略を駆使し次官になり、政治家との強いパイプで続いた守屋の長期政権。
小池百合子とのバトルは記憶に新しいが、相撃ちとなって退官した。
その退職金が7600万円とは、常軌を逸している。
こういう異常な金額を直さない限り、消費税のアップはありえない。
そして白ブタの年収は2430万円という高額なものだった。
夫とともに逮捕された守屋幸子は、旧姓・松本、東茨城郡の農家の6人兄弟の末娘として生まれ、地元の高校を卒業後、防衛庁に入った。
防衛事務次官の秘書をしていた折、守屋と結婚。幸子夫人はかなりのゴルフの腕前で守屋以上だったという。
ゴルフの際に使った偽名「松本明子」と「桜井明子」は、「明るい人だから」と、宮崎が名付けたとされる。
宮崎は、幸子夫人にゴルフ、飲食、赤坂の高級韓国クラブの接待に加え、95万円もするエルメスのケリーバックなどの贈り物攻勢で取り込んでいった。
そして、現金(げんなま)を夫妻の口座に振り込んでいったという。
また、夫人は防衛省幹部の妻たちでつくる「美鳩会」でも、極道の妻ならぬ女帝として取り仕切っていた。妻達は夫の序列・階級でランキングをしていたという。
最後に、税金を食い物にした白ブタ夫妻は、3食付き無料の小菅ホテルにチェックインしてしまった。
木枯らし吹く季節だが、3畳一間でこの冬を越すのだろうか。
さて、昨日批判した日中防衛交流で、海自が中国軍人にイージス艦「きりしま」を見学させようとして、それを知ったアメリカが抗議して、取り止めになったという。
当然だ。
イージス艦はアメリカの最高機密に属する。それをノー天気な海上自衛隊が仮想敵の中国に見せようとしたこと自体が大問題だ。自衛隊(軍隊)に任せておけば、自分達のオモチャを引けらかして、最後はそれを使いたくなる。だからシビリアン・コンロールが必要なのだ。
目つきが悪い、大臣の石破は、キャンディーズのカラオケを歌うのが好きらしいが、少しは自分のやるべき仕事をやったらどうか。
(ムラマサ、鋭く斬る)
守屋武昌、その汚職人生。
宮城県塩釜市の名門(父は東京帝大法卒、内務省出身の大政翼賛会・代議士)に生まれたのだが。
96年、防衛審議官として、沖縄振興策をまとめて建設利権に強い当時の自民党・竹下派に食い込んだ。官房長への抜てきは竹下派の“引き”といわれた。
02年に発覚した自衛隊の情報公開請求者の個人情報リスト問題では、会議の席上「責任を取り辞任せよ」 と、官房長の柳沢協二を面罵し追い落とした。
柳沢は更迭され次官レースから消え、その後釜に座ったのが守屋だった。
実は、柳沢の部下だった課長は、守屋の子分であり、重要な情報は柳沢に上がらなかったという。
翌年、事務次官だった伊藤康成の勇退を前に地震が発生した折、防衛施設庁長官だった嶋口武彦が酒に酔って会議に出席したことが週刊誌にスクープされ、首相官邸は嶋口を次官レースからはずした。
本当は、守屋も防衛庁近くの料亭でやはり酒を飲んで会議に出席したが、守屋派の部下が週刊誌にリークしたのは嶋口の飲酒だけだった。
次々にライバルを蹴落とし、守屋は03年、事務次官に就任。
その時に、子飼いの河村延樹を課長のトップ、防衛政策課長に抜擢した。
その折に、4500万円の不可解な現金のやり取りをしている。
2年後、山中昭栄が次期次官として本命視されていたが、守屋は、そりの合わない山中を次官室に呼び出し 「大臣・大野功統、山崎派、の意向だ。辞めてくれ」と首を切った。
近年の守屋の政治的パワーは、元総理の小泉さんであり、小泉さんには重用された。そして防衛族のドンと言われる山崎拓とはズブズブの関係であったが、今年3月の退官前に、その政治力を持って、定年を延長させたとされる。
政治謀略を駆使し次官になり、政治家との強いパイプで続いた守屋の長期政権。
小池百合子とのバトルは記憶に新しいが、相撃ちとなって退官した。
その退職金が7600万円とは、常軌を逸している。
こういう異常な金額を直さない限り、消費税のアップはありえない。
そして白ブタの年収は2430万円という高額なものだった。
夫とともに逮捕された守屋幸子は、旧姓・松本、東茨城郡の農家の6人兄弟の末娘として生まれ、地元の高校を卒業後、防衛庁に入った。
防衛事務次官の秘書をしていた折、守屋と結婚。幸子夫人はかなりのゴルフの腕前で守屋以上だったという。
ゴルフの際に使った偽名「松本明子」と「桜井明子」は、「明るい人だから」と、宮崎が名付けたとされる。
宮崎は、幸子夫人にゴルフ、飲食、赤坂の高級韓国クラブの接待に加え、95万円もするエルメスのケリーバックなどの贈り物攻勢で取り込んでいった。
そして、現金(げんなま)を夫妻の口座に振り込んでいったという。
また、夫人は防衛省幹部の妻たちでつくる「美鳩会」でも、極道の妻ならぬ女帝として取り仕切っていた。妻達は夫の序列・階級でランキングをしていたという。
最後に、税金を食い物にした白ブタ夫妻は、3食付き無料の小菅ホテルにチェックインしてしまった。
木枯らし吹く季節だが、3畳一間でこの冬を越すのだろうか。
さて、昨日批判した日中防衛交流で、海自が中国軍人にイージス艦「きりしま」を見学させようとして、それを知ったアメリカが抗議して、取り止めになったという。
当然だ。
イージス艦はアメリカの最高機密に属する。それをノー天気な海上自衛隊が仮想敵の中国に見せようとしたこと自体が大問題だ。自衛隊(軍隊)に任せておけば、自分達のオモチャを引けらかして、最後はそれを使いたくなる。だからシビリアン・コンロールが必要なのだ。
目つきが悪い、大臣の石破は、キャンディーズのカラオケを歌うのが好きらしいが、少しは自分のやるべき仕事をやったらどうか。
(ムラマサ、鋭く斬る)