★大晦日
「浜の真砂は尽きるとも世に悩みの種は尽きまじ」
今年も色々な事がありました。
私にとって一番の衝撃はロシアによるウクライナへの軍事侵攻でした。
当時、ロシアは市民のSNS発信と市民による戦場カメラマンによって倒されると述べましたが、倒されることはなかったにせよ、ロシアは深刻なダメージを受けたと思います。
そして政治は経済と連動している法則が発動し、世界からのロシア制裁、日本だけ見ても、良質な雇用市場の代表である自動車産業のトヨタ、日産、マツダがロシアから撤退を決めたことにより、ロシアは直接労働者を1万人レベルで、家族を入れると数万人、関係部品メーカーを加えると、数十万人のロシア人が被害を被った訳です。
ロシアの戦争敗北と経済敗北は既に規定事実てあり、戦後、ロシアではプーチンに対する怨嗟の声が高まるでしょう。
果たして、プーチンの運命はどうなるか、側近による暗殺か、群衆による赤の広場において公開ギロチン処刑か、恐らくそういう類の運命が待っているはず。
★安倍晋三暗殺、
日中、演説中に手製銃で暗殺されるとは思いもよらなかった。
その瞬間、中国や北朝鮮から放たれたヒットマンの仕業かと推理したが、当たらずとも遠からず、韓国カルト教の統一教会関連による暗殺だったとは。
統一教会は、霊感商法、洗脳による信者獲得、高額寄付、日韓強制大量結婚式で悪名高かったが、安倍暗殺によって自民党政治家への浸食が明らかになったことは安倍さんの最後の置き土産だったのか。
★さて話題を変えて、将棋の藤井聡太
私は20歳の頃、夏休みは一日中、中野の将棋道場に入り浸り、朝から夜まで将棋を指していた時があった。そのくらい将棋は好きだったが、藤井聡太が出現するまでは将棋から遠ざかっていた。
しかし、藤井さんが登場するや、1時間も長考する藤井将棋が面白くてしょうがないのだ。
他の棋士なら1時間長考した場合、何を考えているやら、休んでいるやら、呆れて見ないのだが、藤井さんの場合は飽きない。
世間は藤井5冠を指して「天才」と評するが、天才であることは間違いないが、将棋の芸術家ではないかと思っている。
その証拠に、藤井将棋を解説しているプロ高段者は、「ここは安全勝ちを選ぶのが大半のプロ棋士で、読み抜けが怖いから詰みがあっても踏み込まないものだ」と講釈を垂れたその瞬間、天才藤井は自玉の安全を顧みず、10手、20手の難解な詰みを読み切って、相手の王を寄せ切ってしまうのだ。
「肉を切らせて骨を断つ」とは藤井将棋の神髄だろう。
(じゅうめい)