★宝塚歌劇団の宙組、壮絶ないじめによる自殺
宝塚歌劇団の娘役、有愛きいさん(25歳)が2023年9月に自宅マンションの16階屋上から飛び降り自殺した事件。
昨日、都内において、歌劇団に対してパワハラの認定と謝罪を求めていた両親が会見し、歌劇団とパワハラの存在を認める合意書を締結し、歌劇団が謝罪したという。
(じゅうめいコメント)
100期生の宙組娘役「MA」が「有愛きい」さんに「巻き毛を作ってあげる」と言い寄り、200℃にもなった高温ヘアアイロンを「きい」さんの額に押し続けた虐待傷害事件。
そもそも「有愛きい」さんはヘアアイロンを望んでいなかったのだが、「きい」さんが熱いと叫んだにも関わらず、MAはそのままヘアアイロンを「きいさん」の額に押し続けたという。
有愛きいさんの母親の証言、
「娘(きいさん)の額の皮膚が茶色に変色し、3センチもめくれ上がっていたので驚きました」
その傷害事件に対する宝塚歌劇団の公式発表は、「ヘアアイロンが額に当たることはよくあるニダ」
当時、きいさんが母親に送ったラインでは、
前髪が巻かれた時に、ヘアアイロンで火傷になった。
茶色になってる。デコ最悪。
薬もらって塗ってるけど、芝居の通し稽古中、額が痛かった。
昨年、7月20日の新人公演の直前、ヘアアイロン事件は起こった。
上級生で娘役のMAが有愛さんに「前髪の作り方を教えてあげると言って、高温のヘアアイロンを有愛さんの額に押し付けたのだ。
きいさんはあまりの熱さに驚いたが、MAはアイロンを額に当て続けたという。
きいさんの額は、じゅくじゅくと水膨れになった火傷になり、ミミズ腫れの傷が残ってしまった。
そんな状態で新人公演に挑んだ「きいさん」
同僚の証言、「きいはメイクで隠していたけど、近くで見ると傷の部分がひどい状態で痛々しかった。女優にとって命と同じくらい大事な顔に傷をつけられたことで「きい」はショックを受け、公演の時は精神状態がギリギリだった」
「有愛さんは当初、劇団に被害を訴えることはしませんでした。しかし親族が話を聞いて激怒、劇団のプロデューサーに虐待を訴えたのです」
また、歌劇団の公演で、「きい」さんが、ステージに出ていこうとすると上級生が「腕の角度が1センチ違う」などと難癖をつけて、何度も舞台袖で長時間の指導という名のイジメを行い、時には上級生たちが「きいさん」を囲んでステージに出ることを邪魔していた。
一方、自宅マンションの16階屋上から飛び降り自殺した「有愛きい」さんが所属していた宙組の虐待4人組が内部調査を拒否していた。
その調査中にも、上級生からのパワハラが行われているとOGの東小雪さん(38)が告発していたのだが。
遺族側弁護士、
「歌劇団の会見で阪急は遺族とは向き合う気はサラサラなく、今後の歌劇団の在り方を変える気が全くない、誠意が全くない事がわかりました。司直の手に委ね重い扉をこじ開けるべきと考えております」
さて、壮絶パワハラに関与した宙組の女優は「少なくとも10人」で、そのうち6人からやっと謝罪文が寄せられたそうな。
パワハラに関与したのは宙組の幹部上級生4人と上級生3人、劇団のプロデューサー2人と演出担当者1人の合計10人。
そのうち両親に謝罪文を渡したのは、幹部上級生2人、上級生1人、プロデューサー2人、演出担当者1人の合計6人。
また、「きいさん」が望んでいないのにヘアアイロンで髪を巻こうとして額にひどいやけどを負わせたMAについては、昨日の合意文書締結の場面には間に合わなかったが、謝罪文を提出予定だと説明したという。
合意書には慰謝料を支払うことも含まれ、同席した阪急阪神の角和夫会長ら幹部が両親に謝罪した。
宝塚歌劇団は愛と夢の歌劇団ではなく、壮絶ないじめと虐待の女の園だったとは。
(じゅうめい)