武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

麻生太郎の喧嘩演説。 ブッシュの最期。

2008年09月30日 | 人間の欲望
麻生太郎、国会本会議。
口をひん曲げて、懐にドスを忍ばせて、これから夜討ちでもやりそうな険しい顔で壇上に立った。
最初の総理就任の口上で、何やら古めかしい言葉を述べていたが、神主の祝詞ではないから、現代風に分かりやすく言った方がいい。
さて、随分、民主党に対して質問を繰り返していたが、それは所信表明ではなく、予算委員会でのクエスチョンタイムだ。
行政権と立法権を握っている与党自民党が、国家経営の指針を表明するのではなく、野党の民主党の考えはどうだこうだと批判し、対案を求めたのは驚きと同時に感心しなかった。
21分に渡る肝心の所信の内容は、日本を強く、明るくするというのは耳に聞こえてきたが、具体的には何も中身はなかった。
「年金問題は地道にやります」、「後期高齢医療は1年を目途に改善します」、「汚染米はしっかり調査対処します」と言うなら、中学の生徒会長の方が、まだましな表現を使うのではないのか。
さてさて、中身が何もなかったでは済まされない。 我が日本をどうするつもりなのか。 利権には目ざといが、国家経営は何も考えていないからナイナイバーだ。安倍さんの美しい国の方がまだましだった。
他方、解散の話が自民内部でかなり割れているという。10月の冒頭か、補正予算成立後かの政治判断だが、麻生は遅い方がいいと漏れ聞こえてくる。
ところで、麻生の演説を聴いていたら、昔の白黒ビデオで見た麻生の祖父・吉田茂を思い出した。それは、吉田総理が、野党の質問に腹を立て、「ばかやろう」と言って、コップの水を野党にかけた。つまり「ばかやろう解散」だ。
麻生を見ていたら、同じことをやるのではないかと思ってきた。
額に青筋を立て、眉間に深いシワを作り、歯を剥き出し、ギラギラの目を細めて野党席を見回し、かかって来るなら俺が相手だと、挑発的な態度を示す筋者が、我が国の総理だというのだから、自民党もいよいよ断末魔だ。

アメリカとウォール街と納税者。
アメリカ政府は、公的資金7千億ドル(73兆円)を投入することを決めた。
しかし、米議会下院は29日、不良資産の買い取り法案をきわどく否決した。
ブッシュは再審議に持ち込む考えだが、見通しは極めて不透明になっている。
株価は740ドルも暴落し、ドルが売られた。
ブッシュは、「この救済計画がなければ、アメリカ経済は悲惨なことになりかねない」 と直接声明を出していたのだが。
73兆円はアメリカの国家予算の25%に相当し、日本の予算の90%にもなる。
一方、8月の住宅差し押さえは30万件に達し、前年同月比27%の増になる。
その公的資金をつぎ込む相手はウォール街の、「成功者であり勝ち組」 であるのだから、アメリカ人納税者も怒り心頭だ。
例えば、リーマンのCEOの家は、ベルサイユ宮殿かと思うようなスーパー大邸宅に住んでいるのだから、アメリカの納税者にとって納得できない。
しかし、ブッシュを中心にした円卓会議ではオバマも、マケインも出席して同意したけれど、まだまだ波乱だ。

ミマケインとオバマ
26日に初めて実施したテレビ討論会で、番組を視聴した米国民の51%がオバマが勝利したとみなし、マケイン氏に軍配を上げたのは38%だったことが全米世論調査で判明した。 ディベートはオバマの圧勝だ。 やはり72歳のマケインでは負けだ。

サラ騒動。
マケインは28日、副大統領候補のサラ・ペイリンの発言を撤回した。
サラは、フィラデルフィア市南部のハンバーガーショップで注文したチーズステーキを待つ間、近づいてきた大学院生から、アフガニスタン駐留米軍がパキスタンに越境するべきか質問された。
サラは、「必要であれば、無論そうするべきだ」と答えた。 しかしこの発言は、オバマと同じ意見だった為、マケインは慌てた。
というのも、マケインは、パキスタンへの一方的侵攻に積極的だとして、オバマを批判したばかりだった。 サラは、やはり無知だった。 恐らく政治権力は好きであっても、政治に興味はないし、新聞を読むこともないだろう。
(ムラマサ、鋭く斬る)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中山大臣の狂乱、 麻生タイタニック号に浸水。

2008年09月29日 | 人間の欲望
中山成彬大臣
5日で罷免だから、この人の政治生命は終った。
「成田空港反対はゴネ得」とは、お粗末。
当時を振り返ると、自民党の副総裁で、実力者の川島正次郎・代議士が、地元千葉県に建設した成田国際空港の数千億円に上る巨大利権を喰い物にしたものであり、それが成田空港問題を泥沼化した始まりだった
「日教組問題」は、短絡的に批判するのではなく、日教組に公開討論を挑めばいいのだ。 批判と言うより一方的な中傷になったのはお粗末。
東大法学部卒、大蔵官僚出というのは、これほど常識がなく、見識がないということだ。
さて、麻生の親分は困った。これで支持率は10%低下した。
公明党は冷たく、「補正予算を終えて、早く解散をした方がいい」と自民を突き放し始めた。公明党の分析では、自民党は惨敗する。このまま、ねじれ国家を続けるより、民主党政権が出来て、ねじれを解消し、公明党は自民に愛想をつかして民主に乗り換えるのだと漏れ聞こえてくる。
麻生タイタニック沈没まで後何日。

アメリカの中国ショック。 
モンタナ州カンザスシティーにおいて、中国製ペットフードを食べた犬猫が大量に死んだ事件。
メラニンという化学物質は、食品成分の検査をする際、あたかもタンパク質が多く含有されているように見せかける働きを持っている。 それゆえ、タンパク質偽装をするときに使われる。 しかし、これを摂取すると、腎臓病を発症し、場合によっては死に至る。
アメリカで中国産ペットフードを食べた犬や猫の死亡が相次ぎ、2007年3月にペットフード業者が、食品医薬品局(FDA)に中国産食品の危険性を通報していた。
それが今回、人間の幼児に当てはまったということだ。
中国の酪農家は出荷する際、牛乳を水で薄めるので、タンパク質含有量の検査をすり抜ける為に、メラニンを混入していたという中国人の手口。

中国。
パンダは日本製ミルクがお好き。
メラミン毒が混入していた中国製の乳児用粉ミルクを飲んでいた中国の動物園のオランウータンとライオンに腎臓結石の症状が見られるという。
しかし、一方、大事に育てられているパンダは、輸入した粉ミルクを飲ませていると飼育員は胸を張り、パンダは健康だという。
その輸入粉ミルクとは、日本製だというから笑ってしまう。
(ムラマサ、一閃)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

麻生内閣、早くも座礁。 韓国の恫喝。 国分の汚染米販売。

2008年09月28日 | 人間の欲望
小泉さん、
地元後援会で、息子を指名して「親バカ」振りをご容赦願いたいと挨拶したが、今回は落選させた方が、本人の為と言うより、日本の為だ。
民主選挙を通れば文句は無いだろう、という理屈は正論だが、親が親バカと言っているように良識がない。
そして、「すっかり選挙ムードになったな。民主党はどんどん公認候補を立てているから、任期満了まで解散しなかったら民主党は干上がるぞ」小泉さんが漏らした言葉。
ただ、小泉さんが胸にもう一つ思っていることは、隠したままだった。
それは参院での問責決議。
中山大臣のゴネ得発言、河村官房長官の談合企業からの政治献金、中川財務大臣の不正政治献金、佐藤国家公安委員長の事前選挙運動、などなど隙だらけだ。
その責めを受けて中山大臣は1週間で首になってしまった。
これに汚染米、年金、後期高齢医療を突つかれれば、問責決議案の連続可決で、
最後は麻生太郎の問責だ。
法的に辞任の強制力は無いと言っても、参院での審議には出席できない。
だとすれば、衆院で麻生内閣信任決議を行い、衆院だけの片翼飛行だ。
しかし、それが実際、通るかどうか今の時点では分からない。
麻生の低支持率、小泉ショック、中山更迭、尻に火がついている内政問題、さてさて麻生太郎の陣さばきは、決死の突撃か、退却か、籠城か、秋の陣はいよいよ風雲急を告げる。

韓国。
日本の大学で同じことが起きたら、相手の謝罪だけで問題は終息するだろう。
間違っても52億円もの損害賠償を求めて裁判などしない。
しかし、韓国は違った。 事件は次のようだ。
韓国・東国大学のシン・ジョンア(36、女)先生の、アメリカの超名門エール大学博士号は偽物だったことがばれて、大学を解雇された。
その折、東国大がエール大学に彼女の博士号学位の照会をしたのだが、エール大学のミスで博士号は正しいと回答した。 ところが、結果的にそれは間違いであることが判明し、シン先生は博士号を偽造した事がバレて解雇された事件だが、それだけでは終らなかったというのが韓国人だ。
怒った東国大はエール大学をアメリカの裁判所に訴えた。
訴訟を起こされたエール大学が、訴訟取り消しを条件に、エール大学は謝罪会見を開き、韓国のすべての新聞に謝罪文を掲載すると提案した。 またエール大学は東国大に、世界的水準の教育プログラムを提供したいと提案したという。
しかし東国大はこれを許さず、裁判で勝訴することで名誉が回復するとし、エール大学の提案を拒否した。 東国大はエール大を相手取り、何と5000万ドル(約52億円)の損害賠償を請求する民事訴訟を起こしたというから凄まじい。
世界中の大学から笑い物にされるのはどっちだろう。

「国分は食を通して豊かな暮らしをお届けします」 というのが国分のコピーだが。
汚染米の国分と農水省の腐敗。
国分 (社長・國分勘兵衛)東京・日本橋の食品卸最大手。
農水省が、汚染米の流通先に、「国分」が含まれているという情報を得ながら調査せず、公表もしていなかった。
農水省の言い訳は、「調査を失念した」 という嘘と堕落振りだ。
国分は今年1月と2月、三笠フーズの「辰之巳」から汚染米を購入し、強力な毒性を持つ農薬、「アセタミプリド」に汚染されたベトナム産米計16トンを、熊本の酒造会社「六調子酒造」と「抜群酒造」に転売した。
人々の健康を害しても汚染米で暴利をむさぼるという、あくどい商法だ、
また国分は、それ以外にも汚染米を卸したという。
(ムラマサ、鋭く斬る)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

麻生と小泉の因縁。

2008年09月27日 | 人生の意味
橋駅を降りて機関車の脇を通り、すぐ裏手に入ると昔からの小さい神社がある。そこに並ぶ小料理屋に入って、朝日新聞の島と飲んだ昨日の夜。
「小泉さんの引退には驚いた。河野洋平の時は(あ、そう)だったが」
「まあ、そうだな。やはり良くも悪くも小泉さんはインパクトがある」
「しかし、なぜ今の発表?」
「色々あるが、麻生に対する当てつけだな。それまでは部屋の片隅にいた麻生を小泉さんが引き上げて、あれよあれよの間に総裁総理になった。しかし、彼は次第に小泉さんから遠ざかった」
「小泉さんは後継に麻生ではなく安倍を指名したからな」
「その証拠に、反小泉の中曽根を外務大臣、中川昭一を財務大臣、野田聖子、小渕優子を大臣にして、保利耕輔、古賀を役員に留任させたように、その色調は小泉嫌いだ」
「中川秀直、小池をはずした」
「それに、親バカが出た。小泉4世の誕生を画策した。総選挙が近くなった今、小泉家の次男坊を後継指名したのは絶妙のタイミングだ」
「次男坊は出来るの?」
「それは未知数だ。経歴は関東学院大学出、NYの名門コロンビア大学大学院留学になっているが、卒業とはなっていない。 そしてアメリカのシンクタンク勤務を経て、親父の秘書をやっている」
「それで、総選挙に与える影響は?」
「大きいな。麻生はアメリカから帰国して、前から聞いていましたみたいなことを言って、平静を装っていたが、麻生も感はいいから、マイナス効果を気にするだろう」
「横須賀は今まで民主は立てなかったが、今回は対立候補を立て、横須賀決戦になる」
「小泉チルドレン、小池百合子、中川秀直、武部、江藤征四郎あたりは、梯子を下ろされた感じかな」
「特に、小池百合子はパニックじゃないか」
「実は、小泉を旗印にして、新党構想という噂が永田町では流れた」
「しかし、それは難しいな、仮にうまくいって100議席を取ったとしても、昔の細川護煕のように消えてしまうのが落ちだ」
「しかし、小泉は乗らなかった」
「果実より、苦労の連続だ。それをやるには10年遅い」
「そういうことだな。大自民党があっての小泉さんだ」
「解散は10月とか言われているけど?」
「刻々と状況は変化する。麻生の支持率は50%を超えなかった。自民党はショックだ。これでは選挙はできないとびびり始めた」
「なるほど、補正審議をやって国民受けすることを言ってから解散か」
「麻生の腹は分からない。年内はやらないかもしれない。早くて年明け」
「いずれにしろ国会を開いてから、気合の勝負だ」

「中山大臣が失言で大騒ぎになった」
「国民をバカにしている大臣だから。東大法学部、大蔵官僚出だもの質が悪い」
「麻生太郎の貴族内閣で、士農工商だな」
「なるほど、言えてる」
「豊臣秀頼もセレブのお坊ちゃまだったが、最期は大阪城で自刀した」
「秀頼に例えるの? すると小沢家康か」
「河村官房長官は、日韓議員連盟の副幹事長で、何でも在日韓国人の参政権に積極的らしいが、国賊ものだな」
「韓国人に参政権を与えるなど国を売る行為だ。 民主党の岡田も積極的だ」
「あのフランケン岡田か」
「中曽根外務大臣、小泉さんに自民党を追い出されかかった。 大勲位の親父に頭が上らない」
「中川昭一、少し酒の量を減らしたらと思うが、余計なお世話か」
「小渕優子、34歳で大臣にするとは、麻生も正気じゃないな。世間ではただの小娘だ」
「野田聖子、汚染米事件で、幼稚園の園児と一緒に食事をしていたが、園児達は迷惑したろう。野中と古賀のオモチャ」
「舛添大臣、この人、舌を何枚も持っている、お笑い系の悪党だな」

麻生太郎と国連。
総理になった途端、あっと言う間にNYの国連に行ってしまった。
演説をビデオで見たが、個人的には恥ずかしい思いがした。
品が無いのだ。 マフィアの顔役みたいな雰囲気と喋りで品が無い。
政府専用機に乗ってNYに行き、国連で演説をしてみたかった、ということだけ。
国内問題とアジア外交は山のようにあるというのに。
そして国連でハプニングが起きた。 演説が数分過ぎたところで、日本語を英語に通訳する装置がトラブったのだ。
太郎が、「これは日本製の機械じゃないね」 とジョークをかますと、会場は爆笑の渦に包まれた漫画太郎の一席。
(ムラマサ、鋭く斬る)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小泉さんの最期、 自民党の落日。

2008年09月26日 | 人生の意味
小泉純一郎。
66歳にして政界を引退する。 それまで見たことも無い厳しい顔つきで昨夜、小泉事務所を後にしたのは印象的だった。 身内の会合では、「私の役割は終った」 と述べ、後継者に次男の進次郎(27)を指名したという。
このニュースは自民党を駆け巡り、幹部は選挙に影響はないと述べたが、自民党にとって大きなマイナスだろう。 小泉さん自身、政治の先読みは自分は天才的だと日頃言っていたように、自民党の崩壊を予知したから引退を決意したのではないのか。
総理としての5年半という年月は小泉さんにとって長かったか、短かったのか。
彼の絶大な人気の秘密は何だったのか。 そして彼の功罪は。
郵政民営化などは大失敗だが、なぜなら株式を公開しない民営化などあり得ないし、民営化になるのに後10年もかかるのだから郵政機構の官僚は何を企むか分かったものではない。1年経てば世の中が変わるスピード時代に、平安時代の如き牛車の進みは何を意味するのか。
しかしながら、小泉・竹中コンビは他の誰もができなかったバブル経済破綻後の不良債権処理を行なった。
小泉さんの功績は、銀行の不良債権の一掃だ。それまで財務官僚が出来なかったドブ川に手を突っ込んで、きれいにした。
しかし負の遺産として、小泉さんと竹中の構造改革は、グローバルスタンダードの名の下に、弱い者を食い物にする弱肉強食の経済構造を作ってしまったのではないのか。
頑張った者にはそれに見合う報酬が与えられるのは当然だが、弱者を食い物にするアメリカ型の社会に日本を変えてしまった感がある。
例えば、製造派遣だ。若者に保証も未来もない職場を与えて、労働の搾取を合法化したこと、そしてネットカフェ難民なるものを生んだことを、我々は反省しなければならない。
衰退する自民党政治は今や、麻生太郎の貴族趣味の御曹司内閣になり、官僚政治の底知れぬ不正と腐敗は、異様なまでに腐臭を放っている。
「自民党の権力闘争なんて甘いもんですよ。例え敗れても首をはねられることはないんですからね」小泉さんの言葉である。
本人は信長が好きだと言う。既存の権威を破壊するイメージにシンパシーを感じるからだろうか。
さて、小泉さんの後継者に、27歳の次男を指名したのは、小泉さんも最後は親バカだった。 当選すれば4世議員になる。
小泉劇場の幕引きなのか、それとも新たなるプロローグなのか。

麻生太郎の最新世論調査。
朝日、読売とも支持率が50%を超えなかったということは、歴代に比べて人気が湧かなかったということになる。
朝日新聞の内閣支持率は48%、不支持率は36%、読売が支持49%、不支持が33%だった。
総選挙の投票先は自民36%、民主32%で自民が多いが、但し、インテリを多く含む無党派層に限定すれば、民主27%で自民17%を大きく上回っている。 この数字が地殻変動のマグマになる。
麻生太郎にとって悩ましい数字だが、補正予算審議をやれば、自民党にとってプラスになる材料は何も無い。
さて、漫画太郎よ、どうする。
(ムラマサ、鋭く一閃)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする