武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

小泉純一郎の暗い闇。 西松建設の黒い霧。

2008年12月31日 | 人間の欲望
2001年の小泉さん。
自民党をぶっ壊すと演説をぶった。自民党は壊れたが日本も壊れたのではないのか。この前のサンプロで田原は、「自民党が麻生さんを出してきたのは、国民に人気がありそうだ、選挙に強そうだ、ということだったが、いざ総理になったら、自分で運転してみたくなって運転したら、あちこちぶつけて、どうしようもなくなった」。さて自民党よ、どうする。
テキヤの世話役なら、はまり役だが、68歳にもなる口のひん曲がった筋者を宰相にして失政の連続だ。2兆円の給付金は市町村に丸投げをして、その経費はどうやっても最低700億円以上かかる。またその事務手続きは混乱に拍車をかけるだろう。そして12月に2次補正を出さなかったことにより、仮に来年の国会で成立しても3月末までの支給は事実上無理だ。つまりタイミングを逸してしまった。漫画太郎がラーメンを作ってみたが、出来に自信がなく、客に出そうか出すまいか便所で考えている間、そのラーメンは既に伸びきって、蝿の一匹も入ってしまったという状態だ。そして、解散も決められない者が、消費税の引き上げ時期を3年後と頑張ったのは、3年後には確実に総理ではないということか。
さて、日本の外交はどうか。日中韓の首脳定期会談が始まったが、日本の外交力などは今のままでは何も期待できない。中国と韓国が日本と首脳会談をやるのは、あくまでも「日本の金と技術」に対する「たかり」が目当てで、日本と協力して互恵平和などというのは犬も喰わない代物ものだ。体裁を繕うことだけが取り得の日本の官僚は、中国、韓国から何か金と技術をくれと言われれば、日本の国益を考えるのではなく、そこに絡むナントカ機構、ナントカ協会という官僚帝国の利権の確保に動くだけで、日本の国益などは何も関係ない。
そして、小泉さんがやったネガティブな政治、製造派遣、後期高齢医療、障害者自立支援法は、この日本を壊してしまった。さらに、郵政民営化などは、偽りの民営化であり、今でも郵便局は日本郵政機構、道路公団民営化は日本高速道路保有・ 債務返済機構という官僚帝国の植民地になっているのが実態だ。
さて小泉さん、8月15日に靖国神社に参拝すると公約しておきながら、やっと実現したのは総理退任の直前だった。しかも、靖国に参拝したその姿は、隠れるように参拝し、逃げるようにして去っていった。一度など、一般参拝道を歩いて参拝したが、何かに怯えるかのようにコソコソと早足に歩き、礼拝所において、右ポケットからバラ銭をつかんで賽銭箱に放り投げた時には、驚いた。せめて千円札一枚でも、熨袋に入れて献上できなかったのか。
日本の国家のために若い生命を捧げた英霊を、正々堂々と敬う総理大臣は、果たして日本に現われるのだろうか。

「西松建設」準大手ゼネコン。
OBや社員を使った政治団体を隠れみのにして、国会議員へ分かっただけで4億円の企業献金を続けていた事件。東京地検特捜部が動いている。
西松がやっていることは、他のゼネコン全部も違法献金を行っているということだ。資金の還流システムとは、我々の税金を公共事業に回し、その建設、土木、道路工事費の3%を政治家へリベートとして政治献金する。
10億円の公共事業なら3千万円の政治献金という名の金が政治家に入る。これが日本の税金無駄使いシステムだ。但し、このシステムは合法である。悪法も法なりだが、こういう腐敗法は止めさせねばならぬ。
道路特定財源の死守を言う自民党の利権政治家は、なぜに額に青筋を立て、頭から湯気が出るかと思うほど興奮するのか、まるで猿山の猿ではないか。
政党助成金という我々の税金を各政党(共産党は除く)は貰って政治活動を行なっている。それでも足りず企業からカネを貰う為に、顔が引きつるほど道路財源の死守を叫ぶ。そのくらい医療、介護、教育、年金などに力を入れろと言いたくなるが、猿に何を言っても聞くものでもあるまい。選挙で落とすしかないのだ。猿は木から落ちても猿だが、代議士は選挙で落ちればタダの猿だ。 
国会議員への献金の総額は、計4億7800万円。民主党の小沢一郎1400万円、自民党の尾身幸次400万円、森喜朗(300万円)。
(ムラマサ、鋭く一閃)
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秋田なまはげの興奮。 ライスのオバカキャラ。

2008年12月30日 | 人間の欲望
秋田・男鹿市の「なまはげ興奮」。
1年前の大晦日、男鹿温泉郷の旅館において、国の重要無形民俗文化財の「なまはげ」が女性風呂に乱入し、浴場内の女性客の体を触りまくったという事件があった。今年も乱入狼藉か。本来、伝統の習俗は、男女の性とは切っても切り離せないものだった。岩手の蘇民祭も同じで、今年の2月は大いに盛り上がった。まあ去年の「なまはげ」は現代を反映する単なる猥褻ではあったが。
事件の「なまはげ」に扮装していたのは20代の地元男性だった。地元の青年団らが温泉郷内の旅館に入り、宿泊客の前で秋田伝統の演舞を観光披露していた。ところがその際、演舞していた一匹の「なまはげ」が抜け出して、女性風呂へ侵入し、洗い場にいた女性数人の体を触りまくった。
昔、冬に囲炉裏にあたっていると手足に「ナモミ」という火傷ができる。それを剥いで怠け者を懲らしめ、災いをはらい清める「ナモミはぎ」から「なまはげ」と呼ばれるようになった。
鬼の面を付け、大きな出刃包丁を持った 「なまはげ」 が家々を訪れ、「泣ぐコはいねがー」と叫びながら子供を探して懲らしめる。
主人は、「なまはげ」をなだめながら酒食でもてなすというのが昔からのしきたりだ。

ライス。
ブッシュとのオバカコンビ。
28日、CBSテレビとのインタビューで、ブッシュ時代を振り返り、アメリカ国民はやがて、「ブッシュに感謝する時が来るだろう」 と述べた傲慢さ。
アメリカのイメージが悪化しているとの指摘について、「それは事実でない」と一蹴した。 権力者は、権力の屁理屈で自らを汚し、権力の麻薬によって堕落していく。
そして史上最低を記録しているブッシュの支持率に関しては、「これは人気コンテストではない。米国の国益のために良い道を選ぶのが政権の務めだ」 と述べ、今後100年間続くテロの恐怖にアメリカは怯えることになるが、何の罪の意識もない。
また、「ある歴史家はブッシュを史上最悪の大統領に挙げているが」 との問いには、「それは優れた歴史家とはいえない」 。 しかし、イラクで靴を投げられ、「犬野郎」 と最大限の侮辱を浴びせられたブッシュの顔は、大統領の顔ではなく、万引きを見つかったような下卑た顔をしていたのは、ブッシュの素顔ではなかったか。 元アル中の男が、親の七光りでアメリカ大統領になり、イラク、アフガンとの泥沼戦争に身動きが取れず、強欲資本主義のリーマン破綻で世界恐慌を招き、アメリカの象徴であるビッグ3が、何と破綻の危機に喘いでいるというのは、これすべてブッシュが、政権8年でアメリカにもたらしたものではなかったか。 後世の歴史家は、ブッシュ統治の8年間を、「悪魔と崩壊の時代」 と名付けることだろう。

イスラエルとパレスチナが全面戦争に入った。
イスラエルはオバマになる前に、パレスチナのハマスを徹底的に攻撃し、抹殺したいということだろう。 人種、宗教、領土が絡んだ戦争は、お互いを許すということにはならない。 イスラエルは、小型核爆弾の使用に踏み切らなければいいが。
(ムラマサ、鋭く斬る)
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麻生太郎の断末魔。 韓国、日本と国交断絶か。

2008年12月29日 | 国際外交の真実
昨日の田原のサンプロ。
時の総理大臣が、「百年に一度の経済危機」と言っているにも関わらず、12月に補正を出さなかったことについて田原は再度おさらいをした。
与党の公明党は、「民主党が賛成せず、廃案に追い込まれる恐れがあったから」と弁解を言い始めたのは、何をか言わんだ。敵の旗を見て、怖気付いて一目散に逃げてしまったという敵前逃亡だ。
そして、自民の石原伸晃は、説明にならない説明を長々とやり、何やら訳の分からぬ話をしていたのは、自らの底の浅さを見透かされ、政治生命を縮めるだけだ。
今国会の民主党の事を言えば、大した抵抗もせず1次補正、金融強化法、そしてテロ特措法案に協力し、結果的にはこれらの法案は早期に成立している。
さて、もはや自民党と公明党は猿の集団だと言ってもいいのではないのか。
国家国民を省みず、ただ自身の猿同士の縄張りの中で、歯を剥き出しにして、利権にしがみついているだけではないのか。
一方、共産党は、「民主の強行採決はけしからん」と述べたが、自民からも民主からも相手にされない憤懣の発露なのか。共産党の存在意義は秘密情報の暴露ということに徹するべきではないのか。公明党と同じように特殊政党ではあっても、国民政党にはなりえない。なぜなら、どちらの政党も党内異見を認めないからだ。さて余談、国民新党の姫井さんの話を初めて聞いたが、勉強不足だ。まだ1年生を田原の政治ショーに出すには幼過ぎた。社民党はコメントする値打ちもない。
さてさて、昨日も述べたが、自民党のボスであった野中広務が「総理になるべきでない人が総理になって、その椅子にしがみつく麻生太郎は問題だ。またそれを批判しない自民党の政治家は駄目だ」とTBSテレビで正面から批判したのは痛快であった。

韓国と竹島。
韓国が日本に対して激しく抗議をしてきた。
昨日28日、日本の外務省は、「竹島問題を理解するための10のポイント」 としてホームページで公開しているが、そのパンフレットに、新たに7ヶ国語を加えたことについて韓国は、外務省のHPの削除を求めてきたという。 パンフレットは今年2月から日本語、韓国語、英語版が公開され、今回は中国語、フランス語、ドイツ語、ロシア語が追加された。韓国政府は日本に対して断固とした対応を取ると表明した。
このくらい強く抗議するなら、日本と国交を断絶する位の気概を韓国は見せればいい。 麻生太郎は、来年1月10日頃、ソウルを訪問して日韓首脳会談をする予定になっているが、それも韓国は拒否したらいい。また、韓国の通貨・経済危機を助けるために日本は、日本の保有するドルと韓国ウオンとの通貨スワップを約3兆円用意しているが、それもキャンセルすればいいのだ。
高圧的に叫ぶ韓国朝鮮人の愚かしさよ。
(ムラマサ、鋭く一閃)
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漫画太郎の最後の正月。 猿の国・韓国

2008年12月28日 | 国際外交の真実
TBSの時事放談。
自民党のボスであった野中広務が、漫画太郎を指して、「資質がないのに、総理大臣の椅子にしがみついている」と批判した。
本ページは、野中広務とは政治的な意見を異にすることが多いが、この発言に関しては全く同意見だ。さらに、野中は言う、「それを批判しない自民党の政治家は駄目だ」。
渡辺喜美は公然と反旗を翻したが、たった一人の反乱ではインパクトがない。塩崎、茂木、山本、世耕あたりは、あまり期待できそうもない。2世の優等生グループの意見発表会のようで、権力闘争は血風のなかで奪取するものだという覚悟が見えない。
ただ、はっきりしていることは、政権交代は日本の未来にとってmustである。官僚腐敗帝国のパシリになっている自民党政治を権力の座から引き摺り下ろし、民主党が漫画太郎の問責決議を突きつけ政権を奪取しなければならない。断わっておくが、民主党は100点満点であると称賛している訳ではない。長妻昭、前原誠司、馬淵、山井、枝野らは期待する政治家だが、問題は、長年権力を握っている自民党の劣化が凄まじく進行しているということだ。
そして、官僚は今や腐敗の沼に浮ぶ悪の帝国だと言っても過言ではない。
百万言を費やすこともなく、財務省は1千兆円にもなろうとする大借金を作り、農水省は大臣が自殺に追い込まれ、1年で何人大臣が交代したか、汚染米、農業、林野、土木利権は泥沼だ。国交省の巨大利権。厚労省の年金犯罪、医療薬品の許認可利権、エイズ、肝炎薬害、外務省は機能不全に陥りながら、外交機密費の不正な散財を今もって止めようとしない。他の省庁も同じだ。
自民党のドブ川を清掃し、官僚の悪の帝国を倒さなければ、3年後に日本は3流国家に堕するであろう。

韓国の文化。
「日本を馬鹿にする国は地球上で韓国しかない」というのが韓国人のインテリの言い方だ。まるで猿の国ではないか。
しかし一方、韓国の民衆には、そういう「邪気」はない。人懐こい、あふれるばかりの情を見せて人を歓迎する。こちらが日本人だと分かると、倍にも増して歓迎してくれる、それが韓国の人々の心意気だ。
先週、韓国の済州で「第2回日韓中文化大臣会議」 が行なわれた。出席した日本の青木保は文化庁長官であって、大臣ではない。 文部科学大臣がその任にある。 文化庁というのは文科省の外局になり、文化担当の局長という立場だ。 そういう公式の場で、肩書詐称をするということは文化庁長官としてふさわしくない。
さて、来年9月に、韓国の民俗舞踊「カンガンスルレ」の公演が東京で行われるという。豊臣秀吉の朝鮮侵攻のときに始まった「カンガンスルレ」という大衆踊りが日本で演じられるのは初めてになる。 「輪になって手を取り合い、声を合わせ、ぐるぐる回るカンガンスルレは、韓国と日本の協力を象徴する踊りだ」 と韓国人は言う。 しかし、豊臣秀吉は韓国において「大悪人」として、朝鮮民族の憎しみの象徴になっているように、この踊りは日本と戦う朝鮮民族を鼓舞する踊りだ。 そういう真実を隠して、さも友好の踊りだと平気で嘘をつく韓国朝鮮人は信用がならない。 韓国朝鮮人は、そういう嘘を言いながら、日本人にそのナントカ踊りに参加させ、腹の中では日本人を嘲笑しているのだ。
また、お人好しの日本人は知らないが、韓国においては未だ、日本の映画、歌、演劇、文学等の発表は特別な許可がない限り禁止されている。それに対して韓国は、「未来志向的な観点から解決していかねばならない問題だが、解禁するには問題が多過ぎる」 と語り、「日本文化の解禁は、韓国の国民感情に即して段階的に進められる」として日本文化は禁止のままだ。
日本の文化を韓国朝鮮人に押し付ける気はさらさら無いが、なぜ解禁するには問題が多すぎるのか意味不明だ。 そして、「朝鮮民族の感情に配慮をせよ」 と高圧的に語るのは、卑しい民族だ。 韓国の反日教育は日本人が考えるほど、甘くはないのだ。
(ムラマサ、鋭く斬る)


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新宿酒場 ロン 12・26

2008年12月27日 | 人生の意味
新宿酒場 ロン (12・26)
島、絵美、銀さん、洋子ママが、今年最後の勢ぞろいだ。
「今年は、大変な年だった。来年も凄いことになるぞ」
「リーマンで43兆円の金が一瞬でなくなった。 分かり易くいえば、日本の野村など足元にも及ばない世界の大企業であったリーマンを信用して、日本、中東ドバイ、欧州、中国、韓国その他の国がリーマンにカネを預けて投資していた。それが全部パーになった」
「実体経済を動かしている金が無くなった」
「日本など、その片棒をかついで、本来、日本国民に還元すべき利息をゼロから0.5%の超低金利で巻き上げて、世界中にカネを貸し付けていた。しかも、戦後最大の利益を上げていた日本のメガバンク3行、三井住友、三菱、みずほ銀行などは1銭の税金も払っていない」
「財務省と日銀の失政だ。だから他の国が5%から2%へ下げても、日本はコンマ台の金利しか下げられない」
「アメリカはゼロ金利にした。それほどアメリカはひどい。あのビッグ3が破綻寸前だ。年が明けたら、GMとクライスラーの合併、あるいは破綻もありうる。好き嫌いは言ってられない」
「しかし、今週、トヨタは突然1500億円営業赤字の発表をしたのは驚いた」
「あれはトヨタの大本営発表だ。トヨタの一人勝ちではトヨタも困るから、先手を打って、1500億円の販売赤字見込みを発表した。しかも、それは来年の3月決算の予想であって、確定した訳じゃない。それでも純益は500億円の黒字だ。恐らく、確定決算では数千億円の営業黒字でしたと発表するさ」
「そういうことだな。アメリカのビッグ3が、倒産するかどうかと言っている瀬戸際で、トヨタは6千億円の営業黒字で、笑いが止まりませんとは言えない」
「もし、そうであれば、アメリカも黙っていない。色々な面でトヨタに圧力をかけてくる」
「例えば?」
「ハイブリッドカーのアメリカ生産の本格化。今、トヨタは全米に20の工場を持っているが、それを30,40に増やす。つまりトヨタをアメリカ企業にする。あるいは、GM,フォード、クライスラーと合併をさせる。名称はGMトヨタでどうだ」
「困るのは、日本の雇用だ、トヨタがこれ以上アメリカに行ったら、日本の空洞化は決定的だ。日本の自民党政治家や官僚なんか何もできない」
「つまり、日本は第三の敗戦を迎えることになる」
「日本空洞化の本格化か。恐ろしいな」
「対策案はどうする?」
「少し過激に言えば、自民党政治ではもう駄目だ。また官僚も解体し、根本的に改革しなければ日本の5年後は3流国家になる」
「トヨタは日本の産業の10%に関わっている。トヨタがいなくなれば日本は沈没だ。国家経営を考えるべき自民と官僚は既に死に体だ」
「日本人はお人好しで、利権政治家と腐敗官僚に統治されている羊みたいなものだから、アメリカの喰い物にされる」
「トヨタは今、政治的弱小国の日本にあって、アメリカ、そしてオバマとどのように折り合っていくか頭を悩ましているところだろう。オバマの組閣を見ていると、アメリカの支配階級に気をつかっているのがよく分かる。第二のケネディーにはなりたくない。白人支配階級の意向を尊重するスタンスだ。そういうアメリカのエスタブに食い込める人材とロビイストをトヨタはどう使うかだ。決して日本の政治家や官僚ではない」
「2009年は、激動の年になる」
★飯島愛。
「やっぱり、驚いたな」
「事故?それとも自殺?」
「ほとんど自殺だね。死んでもいいと思って、睡眠剤と精神安定剤を飲んだ。そして結果的に死んだということさ」
「もう生きる気力がなくなった。希望がなければ人間は生きていけない」
「だけど、ネットショップを開くとか言っていたのに」
「それはない。そういう話はあったと思うけど、実際のビジネスにはならなかった。あるいは騙されたということじゃないかな」
「クリスマスに愛ブランドのコンドームとかアダルトグッズをネット通販すると宣言したのに、司法解剖の結果、死後1週間は経っていることが分かった。つまりビジネスパートナーは、飯島愛に何も連絡しないで1週間放置していたということだ。この仕事は飯島愛一人ではできない。誰かに裏切られて生きる希望を失って薬を飲んだということだな」
「病気は?」
「エイズ?」
「もう死んだ人間だから、そこまで暴くのはよそうぜ。彼女は、一人寂しく、最上階のマンションから、渋谷と六本木の華やかなネオン街を見下ろしながら、荒野の孤独感の中、絶望の淵に立たされて、その人生に終止符を打った」
「それで充分だ」
「こういう道、ああいう方法があったと言えるのは、健康な人達だ。肉体も心も病気に侵された人間にとって、死への扉を開けることが、救いの道なのかもしれない」
皆が押し黙った。洋子ママは、静かにマイクを持って歌い始めた。
「明日に架ける橋」
When you're weary
Feeling small
When tears are in your eyes
I will dry them all
I'm on your side
when times get rough
And friends just can't be found
Like a bridge over troubled water
I will lay me down
あなたが弱り果て、寂しく震えているとき
あなたの目に涙があふれるとき
私はあなたを抱きしめ
あなたの涙を乾かしてあげよう
私はいつもあなたの傍にいるよ
時代が荒んで、友が見えなくなったとき
あふれる川に架ける橋のように
私はあなたにこの手を差し伸べよう
(訳詩:じゅうめい)
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