武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

政局座談

2007年07月31日 | 人生の意味
今日はホテル・ニューオータニのトレーダー・ヴィックスに集まった。
島、絵美そして共同通信の山田氏も加わった。
「結局は自民が勝ったような気がするが」
「どうして?」
「民主のエンジンは、元自民党の幹部連中だ。小沢、羽田、渡部、鳩山、岡田、松本、前原も京都時代は自民党」
「なるほどね、しかも大部分が田中派とは」
「終盤で、改革実行力があるのは、自民党と民主党です、と安倍さん声を張り上げたのは本音だった? 公明党と言い間違えたのは、予言だった」(笑)
「そして、じゅうめいさん、自民の獲得予想は35から38と言い当てたのは、さすがね」
「しかし安倍さんが早い時点で、続投を表明したのは驚いた」
「いや、実はその情報は流れていて、安倍が負けても辞めないということは既に決められていた」
「森さんが、裏で仕切ったシナリオだ。 自民首脳は1週間前に詳細な情勢を分析した結果、40を切る惨敗だと分かった」
「その時点で、町村、中川、津島、古賀、伊吹とは話を通していた」
「もちろん麻生とも、蚊帳の外は、谷垣と山崎だった」
「だから、安倍は断固として続投表明を行った。案の定、自民内では金縛りのように誰も動けなかった」
「なるほど、シナリオはできていたか」
「森さんの、そういう裏技は天下一品だが、彼のセンスはどうかな。自民党にとって、それはいいことなのか。外科手術すべきところをしないで、大量の抗がん剤投与で、正常な細胞まで破壊したら」
「その通りだな。安倍さんの顔を見ていると、目は虚ろで、これから張り切ってやるぞとは、とても見えない」
「そんな状態で、総理の重責を担ったら、松岡のようにプッツンする危険性があるね」
「それは、本人の問題と言うより、日本の国益の問題だ」
「海外の反応は?」
「アメリカは冷静だ。中国は安倍自民の惨敗だと発表し、中国指導部は安倍さんに対する評価を要注意のDランクに下げるだろう。韓国は全紙一面トップで自民惨敗を伝え、憲法改正ができなくなったと大喜びだ」
「それで、自民の敗因と今後の政局は?」
「それは・・・・」
(明日に続く)
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安倍タイタニック号沈没

2007年07月30日 | 人生の意味
諸行無常、奢れる者久しからず。
予想通り、歴史的大敗。
安倍タイタニック号が沈没した。
それでも、首相を続投すると安倍さんは強きだが、例えて言うなら、沈没したタイタニック号から投げ出され、穴の開いたゴムボートにしがみついてどうしようというのだろうか。
国民の信頼を大きく失った今、それでも続投すると言い切ったのは、自民の満身創傷のなか、自分だけが生き延びるつもりなのか。
それこそ、ルール通りにやればいいが、松岡のように空中分解する破目になる。
対照的に、片山虎之助は姫の虎退治に、あえなく討ち取られたが、「これですっきりした、自民は大いに反省すべし、私は出直します」と、ふてぶてしい顔に清清しさを漂わせたのはサムライとしてアッパレである。
多くの自民議員が討ち死にしたというのに、責任を明確にしないリーダーは、本人の問題ではなく、日本の国益を損なうことになる。
欧米そしてアジアの各国からは、レイムダックととらえられ、まともに相手にされない。
冷静に考えてみて、これは異常なことだ。もしかすると、安倍さん、心の病気なのか。
今の自民には、安倍さんに取って代わろうとする気概も人材もいなくなってしまったということか。
もしそうだとすれば、自民の断末魔だ。
いずれにしろ、この2007年7月29日は、日本における、自民と民主の2大政党制が始まったと見るのが正しいが、明日以降の自民内部の動きを見てみよう。
自民は早く、表紙を代えて、今までのことを反省し、新しい政党に脱皮したほうがいい。
このままでは国民の信頼が得られず、泥沼状態に陥り自民分裂の序章になる。
平家没落を語る琵琶法師の音が聴こえてくる。
(ムラマサ、虚空を一閃)
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タイタニック号の最期

2007年07月29日 | 人生の意味
今日、29日は選挙であるが、
誰に、どの党に入れるかは個人の自由であるから、好きな人や政党に入れれば良いと思う。
また、投票に行かないのも一つの選択だろうからそれもいいだろう。
安倍さんが、最後の訴えで、90年代の経済的混乱に戻っていいんですか皆さん、と声を張り上げていたが、あれは自民党と財務省でバブルを煽り、それが泡となって崩壊し、財務省が何も有効な手を打てずに、先送りに先送りを重ねた結果である。
第二の敗戦とも言われる、日本経済の失われた10年であった。
その間に喪失した富と自信はとてつもなく大きい。
それを立て直したのは、小泉の指導力と、それを実行した竹中平蔵の5年間に渡るバブル経済の後始末であった。
竹中は、官僚から批判を多く受けたが、それは財務官僚の嫉妬であり、しかもその批判は陰に隠れたものでしかなかった。
安倍さんは経済が成長したとか、雇用が上ったとか言っているが、それは派遣雇用のアップであり、正規雇用のそれでは無い。
まして、それは安倍内閣でやったことではなく、小泉・竹中の置き土産である。安倍内閣がやった事は、所得税と住民税の増税であり、それに伴う健康保険料と介護保険料のアップである。
この影響は、これから半年から1年後に実体経済を伴って表れてくるだろう。
つまり不意気である。
今の日本は、国の借金が850兆円あり、1秒ごとに180万円の利息がのしかかってくるという天文学的な財政破綻になっている。
簡単に言えば、国家破産である。
これは自民党と財務省の重大な失政として、これから我々国民にのしかかってくるものだ。
そして、最後に安倍さん、靖国参拝について述べたい。
今年の4月に靖国を参拝したらしいが、それを問われて、行ったか行かなかったかは言わないというのは、国の総理大臣として情けない。
正々堂々と靖国に参拝して、平和の誓いを国の内外に宣言すればいい。
隠れるように参拝し、逃げるように立ち去るから、疑いの目で見られる。
日本男児なら、もっと胸を張れ。
(ムラマサ、月光に青く冴える)
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新宿酒場ロン 7・27

2007年07月28日 | 人生の意味
新宿酒場ロン 7・27
島、上海から帰ったばかりの絵美、そして銀さんがいる。
「赤城のせいで自民票が5百万も逃げてしまった」
「あのバカボンね」
「今度は、領収書をコピーして二重請求していたという、せこいやり方」
「法律とルール通りにやっていると繰り返しながら、やっていることはメチャクチャ」
「単純ミスと言っているが、領収書をコピーして添付しているから、これは明らかな詐欺だね」
「逮捕されてしかるべき、疑惑が服着て歩いているようだ」
「政治資金規正法違反で、5年以下の禁固刑」
「我々の税金だからね、泥棒と同じだ」
「いずれにしろ安倍内閣は29日で終りだから、その責任は安倍と赤城と言うことになる」
「最近では例を見ないひどい内閣だった」
そして、
「新宿区の中学校長2人が、自分の子供の給食費を払っていなかった」
「追求されたら、公費で払っていたと思っていた、というあきれた弁解だ」
「その校長の名前を公表しないと」
「3年間で19万円らしいいが、モラル低下もひどいね」
「これが教育者なんだから、罰として、中国産のうなぎを1週間食わせるとか」
「その子供の給食は中国産の肉まんを出すとか」
「ちょっと、それはひどいんじゃない」
「まあ、冗談だけど」
そして、
「昨日言ってた、自衛隊1万人を災害救助隊にすると言うのはいいアイデアね」
「なぜ、今までそうできなかったの」
「政治家は利権獲得に忙しいし、役人は余計な仕事をしたくないということさ」
「自衛隊25万人を年間5兆円もかけ、衣食住をつけて養っている」
「その1万人を災害救助隊に改組するのは、これからのテーマだ」
「安倍さんの美しい国作りというスローガンは、私は評価しているが、1年近くなろうとしているのに、具体例が見えてこない。逆に、官僚腐敗、官製談合、役人の裏金、渡り、大臣の不正、年金不正問題、地震に対する無策、原発問題、住民税増税、健保料アップ、所得税増税と美しくないことばかりだ」
「見ていると、最近の自民党には論客がいなくなったというのが実感だ。年金問題で自民が出してきた中で、柳沢大臣はパニックになっていた。大村は声を張り上げるばかり、片山さつきはごめんなさいを繰り返すばかり、共通しているのは,皆、東大法学部卒と言うのが面白い」
「慶応の長妻の圧勝だった」
「これは小選挙区制がもたらしたものだ。中選挙区では、有望新人は、自民から出ていたが、それが出来なくなって、民主から出ざるをえなくなった。そして民主に若手有望株が集まるようになった・・・・」
洋子ママを見ると、歌いたくてうずうずしている。
声をかけると、早速マイクに飛びついた。
歌はサザンのtsunami。
29日、日本に政治のツナミは起きるのであろうか。
シーバスの角氷が融けていく新宿酒場。

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日本の貧しい政治家

2007年07月27日 | 人生の意味
今回の地震で考えさせられたこと、
ボランティアだけに頼るのは、もう終りにしよう。
善意の人たちの、かけがえのない行為であるが、95年の阪神大震災以来、何回も大きな地震を経験している我々としては、今後、起きるであろう地震被害に対して、抜本的な対策を考える時期に来ている。
世界で起きる地震の2割が日本で発生するという現状、我が日本は地震大国なのだ。
すぐできることは自衛隊の活用だろう。
自衛隊内部か外部に新設するかは、瑣末なことであるが、現在の自衛隊の25万人のうち、とりあえず1万人を災害救援隊にするというのはどうであろうか。
水、食料というロジスティクの確保、簡易ベッドを入れ、エアコンを設置した野営テントを、すぐに設営できるようにする。
また大型ヘリと輸送機の装備は必要だ。
今回、水と食料の確保に手間取り、また炊き出しも充分でなかった。
お年寄りを体育館の固い床に寝かせるということは、もう許されない。
災害が発生したら、迅速に動けるシステマテックな災害救助隊が必要だ。
自衛隊を活用すればすぐにできることだ。
自衛隊といえば、アメリカは、日本が次期戦闘機として考えていたステルス戦闘機F22ラプターの外国への売却を禁止する法案を可決した。
この見えない戦闘機は、世界最強と言われ、無敵を誇る。
レーダーに実質的に映らないから、敵戦闘機は見えない敵と戦う羽目になる。
模擬戦闘では144回の試合で、旧式の戦闘機は、1勝もできなかったという。
但し、1機の価格が200億円とされ、 日本は、とりあえず7機を購入することにしていたから、1千400億円かかることになる。
相手が売らないなら、買わないまでだが、こんなところに金を使うなら、我々の税金を災害対策に使ってもらいたいものだ。
一人暮らしの、年老いた人達の家が倒壊し、路頭に迷い、人生の悲嘆に暮れているというのに、手を差し伸べない国家に未来は無い。
仮設住宅に取りあえず入っていただき、公営のアパートを建てて、安くあるいは無償で入居して貰いたいものだ。
政治家のリーダーシップが問われる。
そして、役人の駄目さ加減は、ここにも現われる。
柏崎市の災害用備蓄医薬品のほとんどが期限切れだった問題で、市が医薬品などの買い替え費80万円を予算に確保していながら、発注しないまま震災に遭っていた。しかも、発注したのは今回の地震から8日後の24日だった。このため、地震直後に避難所から「医薬品が欲しい」と複数の要請があったが応じられなかったという。まさしく人災だ。
(ムラマサ、一閃)

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