日本航空の経営再建。
個人的にはJALには世話になった。また日本の翼として頑張ったと思う。
対して比較すれば、国際線のANAはどこか頼りない (失礼)。
伝統の重みというか、本に書かれていない生きたマニュアルが、JALのグラウンド・スタッフとクルーにはある。それが信頼へと繋がっていたのだと思う。
さて今、JALが大変なことになっている。法的整理か、私的整理か、あるいはデルタ、アメリカンの傘下に入るのか。
このJAL問題の本質は、現場の人間をないがしろにした経営者が、JALを食い物にしてきたということだ。近藤晃、兼子勲、西松遥などの赤門卒が、それぞれの派閥抗争に明け暮れ、日航がいかに大企業であるといっても役員数が50名、労働組合数が8団体で、バラバラの企業体質、歴代経営者は国交省の官僚の言いなりであったから、今や有利子負債が2兆円、毎日のルーティン決済にもパンクするような企業に堕してしまった。
また、問題になっている企業年金の不足額は約3千億円に達したが、これは株、ファンド、サブプライム投資の失敗によるものだ。そういう補填に我々の税金を投入する訳にはいかぬ。日航の企業年金のモデルは月25万円、厚生年金25万円を併せると、月50万円という破格の年金モデルなのだ。
日航は、沈まぬ太陽なのか、それとも午後6時の残照なのか。
★小沢一郎の「陸山会」。
小沢一郎、今や、日本最大の政治力を持つ権力者だそうな。
そして、権力者の常として、その背後には金脈という魔の山が、そびえている。
不可解な小沢のキャッシュフローや虚偽記載が相次いで発覚している。
深沢の土地代金をめぐる4億円と他の分も合わせると、約10億円の政治資金が不記載となっていると霞ヶ関から漏れ聞こえてくる。
さて年明けには、小沢の子分、民主党代議士の石川知裕を虚偽記載で立件するという。 小沢の不可解な資金移動を実行していたのが石川知裕だったという。同じ小沢の公設第1秘書、大久保隆規は、「購入するための土地は探したが、その後の契約手続きや資金手当てなどは石川がやった」と述べた。
また、陸山会は2007年、小沢本人に4億円を払っていた疑惑も発覚した。この4億円も、小沢の複数の政治団体から入金された計4億円が充てられていた可能性が高い。この4億円と2004年の5億8千万円を合わせると、陸山会では約10億円が不記載となっている。そして最大の謎は、この簿外資金の原資はどこから来たのかということだ。建設利権か、韓国朝鮮パチンコか、それとも防衛利権か。魔の山にはドス黒い霧がかかっているようだ。
さてさて、天皇に弓を引く者の末路はどうなるのか。逆賊の徒の運命は。
黄色の薔薇の花言葉は、(あなたには誠意がありません)というものだった。
(ムラマサ、鋭く斬る)