武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

給付金を貰って麻生太郎を応援しよう。 はい。

2008年10月31日 | 人間の欲望
麻生太郎。
この筋者とて、選挙に惨敗し、師走の冷たい風に頬を切られるのは辛かろう。
国民は政局を求めていない、などと誤魔化すのは自分で自分の首を絞めるだけだ。
小泉さんは自民党をぶっ壊すと言って、総理になった。 その後の安倍は参院で惨敗し、福田、麻生は国民の審判を受けていない。 自ら10月冒頭解散だと政治論文を発表しておきながら、内部調査で自民190、公明30の与党合わせて220と占いが出たせいか、筋者の口がひん曲がって元に戻らなくなってしまった。
クリスマスが苦しみますになり、せっかくの正月を、どん底の気分で迎えるなど想像だにしたくないから解散を逃げてしまった。
さて、この漫画太郎、政策は無いが、バラマキは得てのものだ。
道路特定財源から新たに1兆円を地方に配るという。
また給付金として、どの世帯にも一人1万2千円(65歳以上と15歳以下には一人1万円プラス) の現金を来年の3月までにバックするという。 大金持ちの麻生太郎にも支給されるが、自分は辞退したらどうだろうか。
まあ、選挙目当てとは言え、無いよりは有る方がいいのは、カスミを食って生きている訳ではないから当然だが、その後が怖い。 この給付金は1回だけで終る。 財源の2兆円は埋蔵金の特別会計から持ってくるというが、日本は今835兆円の大借金を抱えている。 臭い物にはフタをして見て見ぬ振りで日本の未来はどうなる。
そしてさらに驚くべきことは、我々の年金が官僚によって株に投資されているのだが、株の大暴落で少なくても10兆円以上の損失を政府は蒙っている。
スプーンで甘いものを我々の口に入れながら、スコップで我々の財産を持っていくような事をやっているのが自民党と官僚帝国だ。 3年後に消費税を上げると言明したが、それは10%になるだろう。

北朝鮮。
このならず者集団は、日本人拉致の「再調査」について、福田総理の退陣直後に、中国政府に「北朝鮮にとってメリットがない」として拒否する考えを伝えていたという。
そして、これは中国政府から日本政府に伝えられていた。
政府間の公式な約束も守らない 「ならず者」 達だが、外務省の局長・斎木昭隆などクソの役にも立たない、子供の使いだ。
北朝鮮問題に限らず、対中国、対韓国外交についても日本の外務省は、うまくやっているとは言えない。 外交というのはある意味、表に出てこない事が多いから、よほどの失態が無い限り批判にさらされないが、日本外交の失敗は多い。
近々だけでも、米朝のテロ解除で日本は30分前まで何も教えてもらえなかった。 アメリカ議会の慰安婦謝罪決議。韓国竹島。台湾遊漁船が意図的に日本の領海を侵犯した結果、漁船が沈没した事件で日本が全面的に謝罪し損害賠償した事件。 中国が日本領海を侵犯してガス田開発。 中国潜水艦の度重なる領海侵犯。 オーストラリアとの外交会議をドタキャンされた、などなど枚挙に暇が無い。
外務省の得意技はフランス高級ワインの輸入と莫大な裏金作りだけだ。
外務省などは解体して、物産、商事、CIに外交の民間委託をしたほうが100倍うまくいくだろう。 なぜなら、これらの大手商社も満点とは言わないが、その100倍は問題を抱える外務省だから日本の為になる訳が無い。 まあ、商社が外交権を委託される事は無いが、それだけ外務省は仕事をしないし、機能していないということだ。

そのまんま東のお笑い小劇場。
東は、実は創価学会であったのか。 なぜなら、公明党の政治宣伝DVDに出演して創価学会の集会で放映されていた。
DVDは、衆院立候補者の4人を紹介。 そのまんま東はそれに出演し、公明党に対する支持と評価を語っている。 そのまんま東が、創価学会だったとは知らなかった。 そのことを記者に突っ込まれて、東は逃げるようにして去ったが見苦しかった。
お笑いの一つでも言えば受けたのだが。 「ハイ、そうかです」。

東京の高級住宅街。
イラン人の麻薬密売組織が暗躍していた。 ある種の盲点だが、高級住宅街を使って麻薬密売をしていたという。 六本木のクラブでナンパした女や主婦に覚せい剤を密売していた、イラン人グループが逮捕された。 昨年11月以降だけで2億円の売り上げがあったという。主犯のザルバリ(42)ら23歳から51歳のイラン人男5人。
麻布、白金、高輪を客に指定して、路上で待ち合わせ、覚せい剤を売っていた。
客は1日に70人、月の売り上げは2千万円。 薬物は東京の暴力団・住吉連合ルートから入手していた。 シンガポールやマレーシアでは麻薬密売は死刑だから、日本も法律を強化して死刑にする厳しさが必要だ。
(ムラマサ、鋭く斬る)
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東横インのトン豚・西田憲正。 カラスの鳴かぬ日はあっても、役人の横領のない日は無い。

2008年10月30日 | 人間の欲望
東横インの創業者でトン豚元社長の西田憲正。
東京赤坂の一等地で、30億円の絢爛たるベルサイユ宮殿に住んでいる。
自分の出身地である松江市のホテル「東横イン松江駅前」の地下室に内装工事で出た大量の建設廃材を投棄し、硫化水素を発生させた事件。
石膏ボードの硫酸カルシウムは雨水と化学反応を起こすと硫化水素を発生させる。
建設廃材約30トンを投棄し、男女8人が気分が悪くなり、病院で手当てを受けたという。 トン豚・西田憲正が投棄を指示したとして逮捕された。
西田は、2006年に発覚した東横イン・ホテルの違法改造問題で社長として悪どいことをやっているが、今回は、硫化水素の濃度が何と2000PPMに達し、これを吸い込んだら即死だという。 このトン豚・西田を一生刑務所にぶち込んでおけ。

愛知県職員の公金横領。
公金300万円が横領された事件で、愛知県職員・農水事務所主任の内藤三重子(60)愛知・東栄町本郷が逮捕された。
懲戒免職で退職金は出ない。 60歳の最終コーナーで犯罪を行い、懲戒免職になり、刑務所に入れられ、損害賠償を支払う。 何とも憐れな人生だ。
この人、名古屋の事務用品業者との癒着で、架空の伝票を作成して文房具などを発注したように見せかける、「預け」 をやり、その後、現金を自分の個人口座へ振り込ませていた。 内藤三重子は、だまし取った公金でブランド洋服などを購入していたという。 この「預け」 は全国の自治体で行なっている。 つまり公金横領を組織ぐるみでやっているということだ。

公金横領。
カラスが鳴かぬことはあっても、役人の横領がない日は無い。
官僚・役人の底知れぬ不正と腐敗。
労働基準監督署の職員が公金を横領した事件において、民法の時効を適用せず、早く時効を迎える労働者災害補償保険法を用い、すでに時効になっているとして厚生労働省が判断し、返還請求しなかったケースが3件(計7000万円)もあるという。
平成13年、長崎県の厳原労基署職員による800万円横領事件。 
平成14年、大阪・羽曳野労基署職員の計4900万円横領。
平成17年、大阪・南労基署職員の計1300万円横領。
民法の時効は3年だが労災保険法では時効は2年。
民法の3年に対して、この労災ナントカ法は、なぜ2年なのか意味が分からない。
横領をもっとやれということなのか。 官僚は分からないように特別法を作って不正を隠蔽する。

銀行。
公的資金の注入に際しては、銀行の経営責任を明確にしなければならない。
また農林中央金庫は農水官僚OBの天下り先になっており腐敗の温床になっている。 さらに新銀行東京を公的資金投入の対象から外すことは当然だ。
なぜなら石原のズサンな銀行経営が根本にあり、さらなる税金投入など犬にくれてやったほうがまだましだ。 今春、400億円を注入したのも問題だが、もはや消えてもらうしかない。
農林中金は不良債権が拡大しているという。 天下り官僚の放漫経営だ。
また農水省から天下りした理事長は、4100万円という高額の報酬を貰っている。
自分達は高額の報酬を確保して、困ったら我々の税金を投入せよでは筋が通らない。
現在の上野博史理事長(70)を始め、農林中央金庫は歴代農水事務次官の天下り利権になっている。 国を食い潰す官僚は日本のエイズだと言っても過言ではない。

ソフトバンク。
29日公表、リーマン破綻の影響で750億円の特別損失が生じるという。
当時、ボーダフォンから携帯事業を買収する為に、それを証券化して資金調達をしなければならなかったという。 その相手がリーマンだった。
つまり、金融商品のスワップとデリバティブ取引をやったが失敗した。 つまり平たく言えば、証券(タダの紙)を転がして投機をやっていたが、その博打で負けてカネを無くしてしまったということ。
750億円の特別損失が発生すると、来年の3月決算は赤字に転落する見込みだ。
29日の株価が今年の高値の3分の1の750円まで急落しているが、多額の借金経営で資金手当てが心配されると聞こえてくるが。
リーマン不況は次第に実体経済に影響を及ぼし始めている。
(ムラマサ、一閃)
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麻生太郎のバーを探検。

2008年10月29日 | 人間の欲望
麻生太郎のバー通い。
「ホテルのバーは安全で安い」 のか。
島と絵美と一緒にバー巡りをやってみた。
最初は、麻生がよく行くというホテルニューオータニの「カトーズダイニング&バー」。
和の美を取り入れ、優雅で落ち着いた雰囲気が人気だという。
入り口にお洒落な花が飾られ洗練された雰囲気のバーだ。
ボトルワインは6000円からだが、おつまみは、もずく酢「1000円」、若鶏の唐揚げ「1900円」、銀杏「1600円」、 麻生さんはVIP個室らしいが、個室の利用料は2時間7000円。 そこで食事をすれば一人5万円は軽い。
次に、大人の街、銀座を抜けて、帝国ホテルの17階、バー「インペリアルラウンジ・アクア」へ行って見る。 エレベーターを降りると、豪華なふかふかの絨毯が敷き詰められ、雑踏の騒音から解放される。 セレブだけの空間。 入り口近くにはドレスを着た女性がピアノを演奏していた。 少し気取ったラウンジ、そしてその奥に静かな部屋がある。窓の外には薄暮に浮かぶ日比谷公園が見え、少し遠くには東京タワーが輝いている。 ビール「1200円」、カクテル「1700円」、おつまみのキャビアは「1万9000円」、カマンベールチーズ「2300円」。
麻生さんはどこに座るのだろうか。 会員制のラウンジに入るのか。 黒服に聞くと丁寧に、「お答えできかねますが」 とのこと。 この夜景を見ながらシーバスを飲むのは悪くない。
そして最後に全日空ホテルの36階、「マンハッタンラウンジ」 。
ピアノの演奏で女性シンガーがイエスタデーを歌っている。 ニューヨークに負けない雰囲気だ。 麻生さんはここで葉巻をくゆらせるという。 メニューにあったハバナ葉巻1本、「1800円」。 コニャックの最高級品といわれ、かのナポレオンが愛した、「レミーマルタン ルイ13世」 はグラスで1万6000円。ボトルは31万円。
36階から見下ろすと、淡いオレンジ色に浮ぶ国会議事堂が小さく見える。 その傍には皇居の森がうっそうと静かだ。 反対方向には北朝鮮がある。 拉致された人達は息をひそめて囚人のように暮らしているだろう。 あるいはある者は土に還っているかも知れない。 贅沢と貧しさ。 自由と抑圧。 人間の織り成す欲望のタペストリー。
女性シンガーは、ジョン・レノンのイマジンを歌い始めた。 少しメランコリックに何かラブバラードのようにラウンジを満たし始めた。
さて、夜も更けた。 お腹が空いたことに気がついた。 3人でラーメンでも食べようと六本木まで歩くことにした。

麻生太郎は総理の身でありながら、高級料理屋そしてバーに毎日のように入り浸るという。 また少年漫画の愛読者で、あれこれ雑誌名を挙げて演説をぶったが、日本人として恥ずかしい。
一国の宰相は24時間、国家のことを考えなければならない。 小泉さんが地元横須賀において引退発表の席で述べたように、「私は、国家経営に全身全霊を傾けてきたから引退するに悔いはない」 と語り少し涙ぐんだ。 それは総理の義務なのだ。 それが嫌だというなら総理になるべきではなかった。

麻生太郎は、ついに敵を目前にしながら夜陰に乗じて戦場から姿を消してしまった。
民主はそれを、「卑怯者、約束が違う」 などと言ってみたところで、私も麻生の立場だったら全軍退却の指示を出すだろう。 年金、後期高齢医療、介護、雇用、どれを取っても勝ち目は無い。 元々、2代続けて政権を放り投げた自民党だから、麻生内閣に権力の正統性は無く、本来は国民の審判を仰がねばならない。 それが出来ない麻生・自民党は、幕末において敗走に敗走を重ねた新選組に重なるが、麻生の筋者としての人相は、近藤勇に酷似している。
さて、今後の政局。 麻生の顔はますます尖り、口がひん曲がって、目をいよいよ険しくさせ、最後は祖父・吉田茂と同じように、「バカヤロウ解散」 の逆切れを起こすか、それとも参院で問責決議を受け、参院に出入り禁止になっても、衆院だけの片翼飛行を強行するかの究極の選択を迫られるのではないのか。 その際には、自民党内の反麻生派(中川秀直、小池百合子)がどう出るか、そしてそれが政界再編の契機になるような光景が見えてくるのだが。 (ムラマサ、月光に蒼く冴える)
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今は安倍、福田、麻生・不況だ。 韓国の国会決議とは。

2008年10月28日 | 国際外交の真実
麻生太郎。
「このところ時簡に追われ、漫画雑誌2冊を読んだが、後2冊はまだだ」
と漫画名を挙げて昨日、秋葉原で演説をぶった。
金銭で動員されたアキバ系若者を相手に得意げな顔を見せていたが、こういう人が我が国の総理大臣だというのだから恥ずかしい。
福田さんは町内会長なら立派な人だったが、間違っても漫画の話などしない。
本ページでは、一貫して述べているように解散はない。 あっても来年の4月以降であり、麻生の胸の内は任期満了解散だ。なぜなら、この理由も何度も言ったが、やれば自民は惨敗だ。利権でくっ付いている自民党にとって権力から離れる事は、即ち崩壊を意味する。例えどんな理屈をつけても解散は出来ない。
それに対して、民主党は甘い。国対レベルでは11月解散の密約をして、補正とテロ特措法をすんなり通した。
自民党が野党からお願されて解散をするバカは自民党にはいない。
菅直人は遊説で、「民主党に政権を一度任せて下さい」と叫び、巣鴨では奥様部隊がお店を開いていたが、甘い。
もはや自民党は官僚帝国の使い走りの猿に過ぎず、恐るべき人材払底だから、政権担当能力などもはや無く、日本の事を考えれば政権交代はしなければならない。 但し、自民党との権力闘争は、話し合い解散ではなく、小泉さんが3年前に行なった1点突破の電撃強行解散の如く、年金、後期医療で舛添を、汚染米で石破を、朝鮮テロ解除で中曽根を、それぞれ問責で断罪し、最後は、口のひん曲がった筋者を参院で問責可決し、麻生内閣を断末魔に追い込まなければ、日本の未来はない。

韓国国会。
27日、従軍慰安婦問題について、日本政府に公式謝罪と補償を行うよう求める決議を全会一致で採択したという。
韓国を植民地支配したという歴史問題の公式謝罪は、村山総理の時に行なっており、またその都度謝罪をしている。
また金銭補償についても、日韓国交正常化の折に、慰安婦の補償を含めて、韓国政府に対して莫大な金銭賠償を行なっている。個別補償については韓国政府が窓口になって自国民に補償する事を両国間で文書化している。
問題は、その窓口になった韓国政府が自国民に補償をしなかったということだ。日本は、かつての朝鮮と朝鮮人を36年間植民地支配した。
日本は、朝鮮・韓国のかつての宗主国として、何ができるのだろうか。

マケインとサラ。
マケイン陣営は、「サラは手に負えなくなっている」 と嘆いた。
「サラは誰の助言にも耳を傾けない。マケインと信頼関係を結んでいないし、家族なども信頼していないようだ」 と内幕を明らかにし、サラが将来共和党の次期リーダーになると思い込み、そのように振る舞っていると驚きを隠さない。
先週、コロラドの飛行場で、サラが記者団を前に話が止まらなくなったことが伝わり、「ヒステリー女のお喋り」 とヤユされ、サラのお笑い劇場が話題になっているという。 さらに地元アラスカの有力新聞は、サラの資質に疑問を投げかけ、マケインが死んだら自動的に大統領になる立場にサラを付かせるわけにはいかないと論評した。
さて、CNNによると、米大統領選で有権者の70%が、人種問題は重要ではないと考えているという。 ということは30%が人種問題を考えているということか。
但し、レイシスト・人種差別主義者とみられることを嫌う有権者が世論調査では人種は関係ないと言いながら、実際には白人候補に投票するケースが多い。
また、大統領の年齢は、50%が選択に影響すると回答しており、マケインの72歳は致命的だ。 総合的に分析すれば、オバマの勝利は確実であり、最初の黒人大統領になるだろう。 それはアメリカの新しい歴史だ。 がんばれオバマ。

アイスランドと日本。
2~3日前に本ページで述べたように、アイスランドの大手銀行が日本にカネを払えなくて破綻した。
アイスランドの最大手銀行のカウプシング銀行が発行した円建てサムライ債500億円が27日、債務不履行になった。
カウプシングは2006年以降、4回にわたって計780億円のサムライ債を発行し、日本の投資ファンドから資金を調達しており、デフォルトになったのは初回の500億円(3年もの、年利1.8%)だという。 ということは残りの280億円の元金も不良債権になる。 サムライ債は、海外の企業が日本国内で募集し、円建てで発行する債券であるが、低金利の日本では投資先として人気があった。
破綻したリーマンのサムライ債1950億円もデフォルトに陥り、買っていた日本の地方銀行などに莫大な損失が発生したのはあまり知られていない。 公的資金の投入と言うのは、銀行とか投資ファンドの尻拭いを 我々の税金ですることだ。
(ムラマサ、鋭く斬る)
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世界恐慌の真相。 悪い奴は誰だ。

2008年10月27日 | 人間の欲望
世界恐慌の真相。
エコノミスト、シンクタンク、大学の経済学教授など経済に一家言持っているはずの人達は、まったくだらしがない。
単なる経済指数を引用して経済を語るなら、それは統計学者ではあってもエコノミストとは言わない。 クソの役にも立たない人種だ。
世界恐慌の流れはこうだ。 日本の1500兆円とも言われる資産をゼロ金利同様で銀行、保険、証券、郵便局が預かり、それをアメリカ、ヨーロッパに低金利で融資し、アメリカは低所得者層に最初はゼロ金利で、2~3年後には10%以上になる変動金利でジャブジャブ貸し付けた。しかも買った家の価値が上ったと言っては、貸し出し枠を増やし、さらに貸し付け、借りてから4~5年間は金回りが良かったが、その後はローン地獄が待っていた。
そして、格付け会社がAランクにしたサブプライム証券に対してCDSと呼ばれる支払保証債権を大量に発行し、デリバティブビジネスを繰り広げた。
これを簡単に説明すれば、低所得者層にジャブジャブカネを貸し付け、それを債権と言う紙に変えて世界中に売りまくった。同時にその支払いを保証するCDS(支払い保証)で保証金ビジネスを発生させ、世界の金融機関がそれに飛びついた。しかし、末端でカネを借りた人たちが高金利のローン地獄に陥り、カネを返せず破綻した結果、サブプライム債権も、それを保証したCDSもパンクしたという構図が恐慌の真相だ。それは金融技術を駆使し、複雑なスワップを取り入れ、金利を喰い物にしたデリバティブ商法だ。
リーマン1社の負債総額63兆円は、韓国の国家予算(32兆円)の倍に相当する。 つまりそれだけの巨額の金が一瞬にして失われ、カネが回らなくなったのが今回の恐慌の元凶だ。
原油投機は1バレル3ドルの原価に対し140ドルまで異常高騰し、今は潮が引くように60ドルまで下がったが、原油はまだまだ下がり続けるだろう。
なぜなら投機マネーがないのだ。
この投機経済に対して、先週、グリンスパンは私のミステイクだったとアメリカの公聴会で認めた。 神の見えざる手が働くはずの市場経済はいつしか「賭博」になり、カジノ経済になってしまったのが恐慌の実体だ。
カジノはベガスでやればいいが、カジノ・マネーゲームを野放図にしたアメリカの責任は重い。 自由経済というより、弱肉強食のカジノ投機は法的に断固規制すべき段階に来ている。
日本の投資組合(ファンド)などは、匿名による投機が合法化されているから、脱税の温床であり、マネーゲームだ。
さて、今、自民党は日本の金融機関に公的資金を入れようとしているが、日本も例外なく、サブプライム証券の直接被害ばかりでなく、CDS保証が不良債権化しているはずであり、しかしそれはまだ表に出ていない。
パンドラのフタを開ければ、不良債権の山で、機関投資家はそれを察知したから、損を覚悟で株を投売りして、それが株の大暴落を引き起こしている。
(ムラマサ、一閃)
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