★日米首脳会談。
アメリカの支配層や政治エリートというのは、哲学と理念、そして「アロガント」を持っていなければ、相手に対して畏敬の念を持たない。
アロガントとは、直訳すれば「傲慢」であり、本質的には武士道の「成らぬものは成らぬ」という頑固さに似ている、いわば矜持である。
さて安倍晋三、日米同盟の復活だ、などと自ら喧伝しているが、日本の政治家の底の浅さを見るようで情けない限りだ。
オバマはUSとJapanのアライアンスは重要だとリップサービスをするが、それはアメリカの傘の下で日本が大人しくしていれば、頭くらいは撫でて上げようというもので、オバマが会談で安倍に突きつけたものは、TPPへの参加強要、辺野古への基地移転実行、尖閣ではこれ以上中国を刺激するな、アメリカに対するリニア鉄道技術と資金供与を行うこと、などが要求された日米会談であった。
さらに、本家のアメリカは事実上、原発建設を取りやめたにも関わらず、日本には原発推進を強要し、それを受けた安倍晋三は「原発稼働はゼロベースで見直す」、つまり原発再稼動と新規建設を応諾した。日本は核燃料のウランをアメリカから高額で購入している日米利権があり、同時に、核爆弾のコア材料であるプルトニウムの生産と蓄積を日本に委ねたものだ。
本ページのスタンスは、TPPは賛成だが、辺野古移転は絶対反対、原発は即時廃炉。従って、原発の再稼動と新規建設を目指す安倍自民党には、今夏の参院選では勝たせない。原発は日本を滅ぼすぞ。
★信号機を使わない「ラウンドアバウト」の交差点。
長野県飯田市に今月、直径30メートルのラウンドアバウト交差点が出来たという。
欧州では普通のことで、特にイギリスの田舎へ行くと、ラウンドアバウト型が多い。
慣れない日本人が車を運転してそこに入ると、当初はグルグル回りをすることになるが、その仕組みを理解すれば、信号のいらない交差点として合理的であることに合点する。
日本はイギリスと同じように、「左折で入って、左折で出る」ということだな。
★「ウイルス・プロテクター」。
やけどの被害が相次いでいるという。
この製品は中国で製造されたもので、滅菌剤の入ったパックを人の首に下げて使うことで、ウイルスを除去できるそうな。 ところが、千葉県で幼児が重傷の化学やけどを負い、他にも被害が報告されている。
日本というのは、ある意味、病気だな。
テレビCMでは、ファブリーズの除菌スプレイが恐怖を煽るように広告宣伝されているが、全く腹立たしい。
菌も人間にとって大切なもの。人類は菌と同居しながら生きている。
納豆も、ヨーグルトも菌が健康食品を作っている。
(じゅうめい、鋭く斬る)