ワクワク、ドキドキ、いよいよ、第101回箱根駅伝2025の号砲が鳴る。
箱根駅伝の大学短評
青山学院
過去10年で7回優勝、2連覇がかかる箱根駅伝。
今年、出雲と全日本で3位と惜敗したが、青学の本領は長距離走であるから、本命ナンバー1。
往路でリードをつけ、復路で逃げ切るという戦法だろう。
4年を主軸に3年生が万全だ。
エースは4年の太田と鶴川、3年の黒田。
青学の顔ぶれを見るとスター軍団だな。
駒澤
駅伝の雄、出れば優勝候補、昨年は青学に優勝を阻まれたが、今年は頂点を狙う。
打倒青学を目指して戦力は充実している。
3年エースの佐藤圭汰(洛南高)が3区に投入されるかどうかが鍵。
2区の主将篠原がエース区間で無双できるか。
国学院
今年、出雲と全日本を制した。
箱根を制すれば初の優勝、三冠達成となる。
4年エースで大学ナンバー1の平林は絶好調、エース区間の2区で勝負に出る。
青学の黒田、駒澤の篠原と一生に一度の名勝負を戦う。
悲願の初優勝なるか。
早稲田
古豪の早稲田、臙脂のユニにWの文字が躍る。
古豪の早稲田、臙脂のユニにWの文字が躍る。
ただ選手層が薄いのが難点、善戦はするがシード権確保がやっと。
ただ、今年4月には高校ナンバー1&2の鈴木るいと佐々木哲が入部する。
黄金時代の再来か。
中央
かつては箱根の王者であったが近年振るわず。
しかし、ここ数年のテコ入れで復活の兆しが見えてきた。
エース吉居が兄に負けじと奮闘するか。
直近の明治、青学、立教、法政のマーチ対抗戦で中央は優勝、その勢いを駆って一発逆転を狙う。
法政
例年、シード権獲得の善戦マンだが、参加賞ではOBファンが泣くぞ。
往年のオレンジエクスプレス軍団の復活はあるか。
往年のオレンジエクスプレス軍団の復活はあるか。
明治
何と明治は箱根予選会で大差の敗北、箱根駅伝には出られない。
今年の春に監督が代わったばかりだが、またもや監督交代か。
古豪明治の躍動がないと盛り上がらない。
立教
箱根予選会をトップで通過して驚きの声が上がった。
監督が電撃解任され、新しい監督が外部から招聘されるという騒動があった。
名門立教の奮起やいかに。
東洋
出れば優勝候補だった東洋が近年振るわない。
監督は変わってないが、何が原因だろう。
高校ナンバー1だった石田洸介も今や4年、最終の美を飾れるか。
東海
東海も出れば優勝候補だったが、近年の衰退の原因は何だろう。
高校トップクラスの選手が集まらないのはなぜか。
両角監督の作戦はいかに。
補足、
慶應
6年ほど前に箱根復帰を目指し日体大OBを監督に招聘して駅伝強化を図ったが、箱根予選会では歯が立たず。
全国高校生ランナーベスト100選手から一人もスカウトできなければ絵に描いた餅。
厳しい言い方をすれば、慶應はやる気なし。
(ポイント)
近年、高校トップクラスのスカウトに成功しているのが青学、中央、駒澤と順天堂。
青学は全国の駅伝名門高校と強いパイプを構築したし、中央と駒澤も負けてはいない。
順天堂も昔は箱根駅伝で一時代を築いたが、今は駅伝ロードというよりはトラック競技に力を入れている感じがする。
そして荒ぶる早稲田、今年4月に高校生トップランナー2人が入部して、早稲田の逆襲が始まるかも知れない。
学生スポーツは、勝ってよし、負けてよし。
青春は今しかない、必死に走る選手たちは、まるで走れメロスのようだ。
友を信じて走り抜く、中継地点のゴールは終わりではなく、これからの人生の始まりなのだ。
(じゅうめい)