民主党。
政権を取って半年が経とうとしている。
この半年の民主党の言動を見ていると、危険な政党だと思えてくる。
かつては期待して応援したが、見事に裏切られた。
小沢・鳩山は、ほとんどマニフェストと真逆の事をやっている。しかも両方あわせて5人の秘書が起訴され、3人が逮捕されたというのだから尋常ではない。
マニフェスト違反について、
☆目玉のガソリン暫定率は廃止しなかった。
☆高速道路の無料化はお茶を濁しただけ。逆に、赤字路線を無料化にすることによって、国の救済を受け、我々の税金が無駄に使われようとしている。
☆天下り根絶だったが、郵政で見事に復活した。その他の天下りも従来通り。
☆企業団体からの献金禁止は口先だけだった。
☆後期高齢医療制度をすぐに廃止するはずが、存続させた。
☆消えた年金の国家プロジェクトはできなかった。
長妻さんは野党時代、1年で解決する為に、国家プロジェクトをやると言っていたが。
☆中小企業の法人税率を18%から11%に下げることは見送り。
☆沖縄・普天間基地、選挙前は国外、県外移転を声高に叫んでいた鳩山だったが、今は辺野古(名護市)の陸上部が有力だという。
☆子供手当てを2011年度から満額にすることは難しいと、財務副大臣2人が言い始めた。
マニフェストを守ろうとしているのは、高校授業料の無料化。その予算は4000億円だが、本ページは高校無料化に反対だ。日本は大借金900兆円を抱えているというのに、高校生を持つ若い親が、月1万円の公立校授業料を払えないというのはおかしい。その4000億円は医療、福祉、介護等に回すべきだ。
母子家庭や生活保護の貧困家庭には別の配慮をすべきである。また定時制高校の存在意義が分からない。
★この高校無料化、朝鮮学校がはずされそうになり朝鮮人が騒いでいる。日本において、北朝鮮、朝鮮総連は反日教育を朝鮮学校で行い、日本の管理指導が全く及ばない朝鮮学校に我々の税金を投入することなど、なぜ許されるのか。
★逆に民主党が必死になってやろうとしていることは、
☆韓国朝鮮人とか中国人に日本の参政権を与えようとしている。
☆夫婦別姓を認める法改正を行おうとしている。
☆中国、韓国との東アジア共同体構想を推進しようとしている。
☆さらに菅直人が3月から消費税アップの議論を開始すると明言したことは、鳩山の4年間消費税は上げないと断言したことと矛盾する。議論は議論と菅直人と仙谷はかわすが、今年の秋の臨時国会で消費税の議論が提起され、2011年度からの消費税アップ、おそらく現行の5%から10%へと引き上げることを画策しているのではないか。5%上げるということは、金額的には10〜12.5兆円の増税になる。
逆に言えば、企業からの税収増が見込めない以上、消費税のアップは国家経営的には必須なのだ。しかし、問題は民主党には信がない。民主党の本質は、分類的には国家社会主義政党とみなされるから、今の中国と同じように一党独裁化を進め、民主党に都合の悪いメディアに対する言論規制を始めるだろう。
この民主党を一言で表現すれば、日本版ナチ・ファシスト。
★自民党。
今の自民党はだらしがない。選挙前から本ページは厳しく自民党を批判してきたが、まるで統治能力が無い。その一番の原因は、世襲議員の質だろう。
当時、自民党は衆院で35%を超える世襲率であった。つまり政治をやる為に、志を高くして政治家になった訳ではなく、後援会の利権政治の中心に据えられ、親の政治資金を無税で引き継ぎ、言って見れば「バカ殿」が跡を継ぐことが、周囲にとって一番都合が良かったということだ。
自民党の今の世襲率は、さらに上がって46%だという。つまり8・30で惨敗した廃墟には、腐れ縁で繋がっている質の低い世襲議員が生き残ったことを意味する。
★自民党の再生。
今のままでは衰亡の一途を転落するだけの自民党。再生はない。腐った芯はそのまま腐っていく。小沢ガマは自民党支持団体を自民党から引き剥がし、民主党の軍門に下そうとしている。その見返りに、民主党支持を表明した団体には予算をつけている。その逆は、見事なまでに冷遇している。飴とムチを絵に描いたようだ。このままでは、日本は中国・韓国の属国化の道を進むのではないか。昨年12月に、民主党630名、内国会議員140余名の大代表団を小沢が引き連れ、中国共産党独裁政権にひれ伏してきたことは、民主党ナチ政権の本質を示している。
さて、自民党執行部の言動を見ると、その脆弱さは一目瞭然だ。
公卿言葉で政治を語ろうとするハニー谷垣。
言動は勇ましい幹事長の大島だが、麻生太郎と仲良しの力量不足。
目が据わるキャンデーズ石破、派閥解消を唱えたものの、皆が冷笑。
誰が総務会長なのか誰も知らない総務会長。
かつて加藤紘一の子分であった国対の川崎は加藤と同じ政治音痴。
こうして並べて見ると、何と全員世襲議員なのだ。(総務会長は知らぬ)
さて、テーマは自民党の再生だった。具体的には舛添要一が、いつ、どういうアクションを取るかだろう。(まあこの男も余り信用はできぬが)。
それに中堅若手がどう動くのか。それに加えて、民主党の非小沢系を巻き込むことが出来るかどうか。今年7月の参院選に向かって、4月以降の離合集散が政界再編の波を起こせるかどうかだが、少し考えて見ると、何かが足りない。それは何かと考えて見ればスターがいない。国民期待の星がいないのだ。その星が参院選前に降って湧いたように現れるかどうか、それに日本の未来がかかっている。
★とまれ、7月の参院選で民主党を勝たせてはならない。
衆院で圧倒的多数を握り、参院でも単独過半数を握れば、民主党は何をするか分からぬ政党だ。
ドクロ城との決戦はまだ終わっておらぬ。
(ムラマサ、鋭く斬る)