学生が夏休みになると、なぜか海外SFを読みたくなる習性があるようなのです。
どうせなら、SFの傑作の中でも文学的にも傑作と言われる名作(なんのこっちゃ?)を読んでみました。
なるほど、すごい! と思いました。
核戦争勃発の危険をはらむ人類は、自分たちより数段文明が進んでいる異星人オーバーロードの元で、庇護され飼われてきたことを知ります。
オーバーロードの出現により、国家はなくなり、世界連邦として平和を享受するに至った人類。
しかし、自らの進化を望む人々がいたのです。
そして、大どんでん返しが起こります。
進化するということは、元になった種族の滅亡を意味するのです。
壮大なスケールで描く、人類の進化の未来形。