最近読んだ複数の本で「三島由紀夫の『金閣寺』は、すごい小説だ」と複数の作家さんが書いてあったことと、沖縄の首里城が燃えた映像を見て、この小説を読んでみたいと思っていたこともあり、手に取ってみました。
こう書くと面白い小説が出来るのよ、と言うような見事な構成でどんどん引き付けられました。
こう書くと面白い小説が出来るのよ、と言うような見事な構成でどんどん引き付けられました。
ネットで検索してみたのですが、他の人たちが指摘していない点を書きます。
キャラクターの配置が、ドストエフスキーの『罪と罰』に似ていてると感じました。
1 犯罪者となる主人公
金閣寺:コンプレックスを持つ若い男(ブ男・吃音)
罪と罰:絶望している若い男(イケメン・貧乏)
2 陰キャ、陽キャの友だち・知り合い自殺
金閣寺:陽キャ(主人公の同郷の親友・自殺)
陰キャ(主人公の新しい親友・内反足)
罪と罰:陽キャ(主人公の大学の友人・妹と結婚)
陰キャ(主人公の妹に惚れた報われない金持ち男・自殺)
3 主人公の母親
金閣寺、罪と罰とも、主人公に対する期待が絶大!
特に3の母親の主人公に抱く理想の未来が気持ち悪いくらいそっくりです。
金閣寺:コンプレックスを持つ若い男(ブ男・吃音)
罪と罰:絶望している若い男(イケメン・貧乏)
2 陰キャ、陽キャの友だち・知り合い自殺
金閣寺:陽キャ(主人公の同郷の親友・自殺)
陰キャ(主人公の新しい親友・内反足)
罪と罰:陽キャ(主人公の大学の友人・妹と結婚)
陰キャ(主人公の妹に惚れた報われない金持ち男・自殺)
3 主人公の母親
金閣寺、罪と罰とも、主人公に対する期待が絶大!
特に3の母親の主人公に抱く理想の未来が気持ち悪いくらいそっくりです。
他が反対になっている部分があって面白いですね。