新潟県十日町市の山奥に、世界一のインド先住民族の美術館があるという。
と言うことで、雪深い中、行ってきました。
途中で木の大枝が道を塞いでいるのを除けたりしながら、なんとか到着です。

最近の山奥美術館の例にもれず、ここも廃校を利用していました。
1982年からやっているというので、かなりボロボロです。

開館中と看板が出ていましたが、中へ入ると鍵がかかっています。
監視カメラが付いていて、人がくると近くに住んでいる館長さんが車で来てくれる仕組みらしいです。
10分くらい待って、館長さんが到着。


インドですね。



上から、ミティラー画、コンゴ画、ワルリー画、各種族に伝わる絵画のようです。

廊下を通って、二階の作業室へ。

月の絵。ほおっておくと画面いっぱいに細かく描いてしまうので、あえて空間を開けておくようにアドバイスをして描かれたものだそうです。
日本に来て進化を見せるインド芸術でした。
倉庫のような美術館でしたが、雨漏りもひどく、崩壊寸前。
しかし、東京でもコレクション展が開かれるそうで、その価値は世界的にも認められているようです。
近くに来たら、このカオスな美術館に足を向けてみてはどうでしょう。