学問とはエビデンスが必須で、何事にも科学的な解釈が必要である。
この当たり前のことが、悪い方向に出ている本だと思いました。
いろいろな説を理論詰めで否定していき、最後に唯物論的な結論に持っていきます。
しかし、生きていること自体が、熱力学では説明できない現象なので、科学で説明することは不可能ではないでしょうか。原理と認めてしまいたいですが、他の原理と矛盾してしまうので、生命自体が神秘なのです。
それをまったく無視しているので、生命は化学反応が機械的に行われている状態で、死はそれが不可能になる状態と言う正解にたどり着いてしまうのです。
正解は正解だけど、そんなことを知りたいわけじゃないことは確かです。
はっきり言って、読まなくていい本だと思ってしまいました。
ごめんね。