60歳からを楽しむ生き方のサブラトルです。
著者は外交官で、主にヨーロッパ勤めが長く、定年後、フランスでボランティアで高齢者の世話をしていたという経歴でした。
そのときに、出会った素晴らしいフランスの老人たちから学んだことが書かれています。
フランスでは修道院が大きな力になっていて、宗教の力が公共の福祉に大いに役立っているところが日本とは違うなと思いました。
書いてあることは、日本人でも前向きな人は思ったり感じたりすることだけど、この手の本の構成として、ステテオタイプの困った日本の老人と比較されているところが鼻につきますので、気になる人にはお勧めしません。まあ、こんな本を読むくらいの年になれば、その程度のことは笑って許せるでしょう。
年を取っただけ、精神も成長しているし、経験も積んでいるので、前向きな老人なら、もっと楽しみながら老いを生きることができるでしょう。
わたしには少し早すぎる本でしたが、ここに書かれていることを忘れないように人生の後半を生きられたらなと思いました。