むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『単独行遭難』羽根田治(山と渓谷社)

2023年10月01日 | 読書
ドキュメント遭難シリーズの単独行編。
登山者がいないところへ単独で登るような上級者たちでも、ほんのわずかな油断により命の危機に瀕してしまうことがあります。
例えば、足を滑らせて滑落し重傷を負ってしまったり、予想を超えた悪天候に見舞われたり、何が起こるかわかりません。そのとき、仲間がいれば助けてもらえたり、救助隊を呼んでもらえます。しかし、一人ではそれもむずかしい。
遭難するときは、なんらかの事情で登山届を出せずに登ってしまったりしています。
山に一人で登るなとはよく言われることです。
しかし、単独行は、マイペースで他人を気遣うことなく登れる魅力があります。自由の分だけ、自由の責任を負うことになるのが山登りということです。
筆者も、そのことを十分に承知で、単独行の危険を理解したうえで万全の準備をして行動することが重要だと説いています。
わたしも、里山には一人で、登山者の少ないルートを選んで行くことが多いですから、気を付けなければいけませんね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする