ハウルの動く城シリーズ最終巻となります。
主人公の女の子が、病気で入院する魔法使いのお爺ちゃんの家に留守番に行くところから物語が始まります。お爺ちゃんの家は時空が曲がっていて、どこに行くかの手順がややこしくいろいろ苦労する話が続きます。ハッキリ言って、かなり退屈でした。
しかし、中盤以降、ソフィー、ハウル、カルシファーの面々がでてくると、アクションシーンが多くなり引き付けられました。
ついに、「動く城」が本領を発揮します。巨体を動かして悪を追い詰めます。
カルシファーが大活躍するので、好きな人は必読です。
主人公の周りにいたキャラクターの意外な正体が明かされていくのは、前作のパターンと同じです。
この辺は、外見や先入観にだまされないようにという教訓話なのでしょうか。
軽いファンタジーものなので、娯楽として楽しめる良作となっています。