ネットの投資界隈では、行ってはいけない禁断の場所である大手証券会社の窓口に行ってきました。
どんなポンコツ商品を紹介してもらえるか楽しみだったのですが、そんなことは全く無く、至極全うに現在の状況から提案までされていました。
担当者が変わったということで、相談ついでに顔を見に行ったのですが、40歳くらいの中堅社員(女性)でした。
はじめは、自己開示を十分にしてきて(心理学で親密になる近道なので、そういう教育を受けていると思われる)、ちゃんと勉強しているなと感心し、中堅の証券会社員としての信頼もできると思いました。
為替の動きとか、経済の動きとか、そういう初歩的なことは適当に飛ばしてもらって、個別の案件を相談しました。
提案されたことは次のとおり
×個別株(80社くらい所持)の値動きを時期別にお知らせして銘柄の入れ替えなどをサポート
値が下がった企業を切っていくとセクターのバランスが悪くなりリスクが増すので却下。
×元本はそのままで、値上がりした分だけ定期的に取り崩す
リーマンショックレベルのダメージを受けたとき、回復するまで10年程度かかり、80歳の時点で受けると、一生、取り崩しできなくなるので却下。
株などのリスク資産は十分に分散(セクター、国など)所有しており、課題は、無リスク資産の運用でした。退職金の運用についてなのですが、銀行に預けておいても利子は無いに等しく、個人向け国債などの方が少しはマシかなと思っていました。
そこで、紹介されたのが、国内債券(社債)です。
実は、債券のことをぼんやりとしか理解していなかったので、細かい説明をしてもらいました。
ネットでは扱われていない証券会社の窓口でしか買えない利回りのよい債券ということでした。
「三菱UFJファイナンシャルグループ」の社債で、10年4ヶ月 年利1.250~2.250%です。日本最大の銀行なので、これがつぶれると日本の経済が沈没するので、そうなると日本株も全滅に近い打撃でしょうし、世界的にも影響が大となります。まあ、世界大戦規模の打撃でしょうね。
利子を1年ごとに受け取れて、10年後に元本が返ってくるので、100万円あずければ年に12500~22500(×0.8)円を受け取れます。
とりあえず、2~300万円くらい入れておけば、1年に1度の旅行費用になりそうです。
帰り道、
ノーリスクだから利子の低い定期貯金で行くという考え方から、
大きなインフレリスクを取るのだから、どれだけ見返りを期待できる運用か
という考え方に変換するときが来ていると感じました。
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