定年退職を迎えた普通のサラリーマンの話だと思って読み始めたら、東大法学部を卒業し、メガバンクの第一線で働いて、資産を1億円以上持ったエリート中のエリートサラリーマンの話でした。
終わっていない、終わりたくないと足掻いているうちに、とんでもない事業に巻き込まれてしまいます。さすがエリートはちがいます。普通じゃこんなことには巻き込まれません。
趣味や遊びは、ある意味、仕事の模倣であり、本物の仕事の面白さを味わってきた社会人にとって、それだけになると味気ないのはうなずけます。趣味や遊びじゃ物足りない、仕事をしたくなってしまうのですね。
しかし、だからと言って、サラリーマンが経営者になってしまっては火傷の元。特に大きなお金を扱うのは気をつけましょう。
社会で燃え尽きず、定年してから完全燃焼させなきゃ気が済まない人なのです。
散り際千金。
美しく散るなんて、まっぴらな人なのでしょうね。
定年前後の人には面白いだろうエンターテイメント作品に仕上がっています。
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