むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『春琴抄』谷崎潤一郎(青空文庫)

2022年02月15日 | 読書
愛の形は人それぞれ。
子供の頃に視力を失った美しい娘 春琴と、その手を引く佐助の物語。
佐助は生涯を春琴に使えることになります。
春琴が顔にやけどを負い、見られたくないと言ったので、目を針で突いてずっとそばに居続けることになります。
二人の間には、越えてはならない壁があるのだが、超えなくても超えてしまっているのです。
この秩序と混沌が入り交じるような感覚が、句読点を非常識なほど使わない文体で読み手に入り込んできます。
こういう、何に分類すれば良いのか、どう説明すれば良いのか解らないような感覚こそ、小説にするにふさわしい題材なのだと思います。
芥川の論争で、小説はストーリーだと主張した谷崎の書き様に、今更ながら、理解できた気がしました。

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倒れた水銀灯

2022年02月15日 | ニュース・記事
使われてない駐車場の水銀灯が倒れていました。
よく見ると、根元が錆びて腐っている。
使われなくなったものを放っておくと危険ですね。

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大きくなる石

2022年02月13日 | ニュース・記事
本を読んでいたら大きくなる石の話が出てきた。
日本中、あちらこちらに、大きくなる石の伝説があるらしい。
持ってきたときは、小さかったが、知らず知らずのうちに大きくなったとか、社に入れて祀っていたら大きくなりすぎて、社を建て直すことになったとか、そんな伝説だ。
英雄譚でもなければ、人に害をなすものでもないので、目立たない伝説である。

それで、思い出したのだけど、何年か前、石が祀ってある社の記事をアップしていた。
そのときは、なんなんだろうと思っていたが、もしかしたら大きくなる石なのかもしれない。


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『日本軍の怪奇話』藤本泰久(キジバト社)

2022年02月12日 | 読書
日清戦争のころから、自衛隊まで、他愛の無い怪談話100連発。
死が日常と化している軍隊で、幽霊話などがどのように扱われていたか知りたかったので読んでみました。
結果としては、平時とあまり変わらないということです。
幽霊のとる行動は、予測不能で、後から、ああ、こういうことだったのかと理由をつけて納得するパターンが多いようです。

実は、99話は前座で、ほんとうに伝えたかったのは100話目の「怪談宋公館」 だったという落ちがあります。
全ページの8割方を99話に裂き、2割弱が100話目に費やしているので、その偏向ぶりがうかがえます。
100話目の舞台となる宋公館には、実に様々なタイプの幽霊が出るのですが、その原因が明確にならないまま終わります。
地下室の中に埋められた部分があり、そこが妖しいのですが、最後まで掘り起こされません。
理由がわかる怪談話も良いですが、理由がわからないと不気味さが残るところがまたよいです。

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雑巾がけ

2022年02月10日 | 日々の生活
床がかなり汚れが目立つようになったので、雑巾がけをしてきれいにしました。
30分くらい頑張ったのですが、かなり汗をかいて、運動になるなぁと思いました。
悪天候で外へ出られない日は、雑巾がけをすると、体によさそうだし、部屋もきれいになって一石二鳥だと思いました。
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佐渡汽船(9176)沈没!?

2022年02月08日 | 投資・節約
1月28日に総理が佐渡金山を世界遺産に推薦する声明を出した途端、佐渡汽船の株価が急上昇しました。
上昇ランキングに名前が出たので、「株を上場していたんだ!」と気がつきました。
かなり経営状況が悪く、新潟県も持て余していたはずだと思ったので、財務を見てみると……
借金地獄じゃ~っ!
これでは、世界遺産認定まで持ちこたえられるかあやしいものだと思っていたら、暴落が来ました。
2月7日に、みちのりHDに資金を援助してもらうことになり、1株30円で買われ上場廃止ということになり、ストップ安が連続で現在72円となっています。
このまま、30円になるまではストップ安で落ち続けるでしょう。
第四北越銀行も借金を株券かして資金援助をするらしく、地元の銀行もがんばってくれています。
この沈没で溺れ死ぬのは、高く買っちゃった投資家ですね。
佐渡汽船が心配でウオッチしていたので、上場廃止の場面をよく見ることができました。
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『国道沿いのファミレス』 畑野 智美(集英社文庫)

2022年02月07日 | 読書
なんともつまらなそうな題名の小説なので、返って気になって読んでしまいました。
作者はファミレスでのバイト経験があるとのことで、そこでの人間関係などがリアルで笑えました。わたしはファミレスで働いたことはないですが、なんとなく雰囲気が伝わって来て、それだけで疑似体験が出来た感じです。
本の解説に書いてありましたが、畑野智美の小説は、60を超えたおっさんが読んでもおもしろい恋愛小説だと言うのもわかります。ハッキリ言って、20代の若者の惚れた腫れたなんてどうでも良いのですが、この人が書くと良い感じに力が抜けていて引きつけられてしまうのでした。

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長崎皿うどん

2022年02月06日 | グルメ
イオンのフードコートに入っているリンガーハットの長崎皿うどんを食べてきました。
カリカリの揚げ麵にとろとろした餡掛けのミスマッチが癖になる食感です。

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北海道の海鮮問屋からのSOS電話

2022年02月05日 | ニュース・記事
北海道の海鮮問屋から、コロナで売れない海産物がたくさんあるとの電話がかかってきました。
なんと、50年分の伝票から、取引したことがある人にかけているのだと言います。
わざわざ、北海道の海産物を宅配で買った覚えがないので、ふるさと納税か株主優待でもらったのかなぁ? と思いました。
いかにも魚屋の恰幅が良いお母ちゃん風の声で、ほんとうに困っているようでした。
質問にもちゃんと答えてくれるので、信用できるかなと思ったので話を聞きました。
よくよく話を聞いてみると、品物が届いてもしガッカリだったら送り返してもらっても良いと言ってきました。
値段は19800円。うちは2人世帯なので、そんな量の海産物は食べられないし、冷凍庫もいっぱいで入りきれないので困るので断りました。

他の人はどうしたのだろうと思って、ネットで検索すると、コロナの前から北海道の海産物を売るサギっぽい商売があるようです。
その電話がサギなのかほんとうに困ってやっているのかは分かりませんが、もしサギなら騙される寸前でした。

自分は騙されないと思っていても、危険ですねぇ。
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『喜ばれる人になりなさい』永松 茂久 (すばる舎)

2022年02月04日 | 読書
表題にある『喜ばれる人になりなさい』のような宗教家が言う言葉のように美しいのだけど、胡散臭い美辞麗句が並んでいる本。
売れるビジネス本はこうすれば書けるんだよと言ったところです。
一つだけ、気に入った言葉は、
「たしかに効率的に料理を出すことももちろん大切なことだよ。でもね、非効率だからこそ感動するんじゃない」
でした。
たこ焼き屋で、店の営業活動を一瞬止めて、一人の客だけにバースデーを祝う時間を設ける演出を行い繁盛させたときの言葉です。
効率ばかり追い求めていく中で、少し歩みを止めて、ゆったりした時間を過ごすと、そこには安らぎやゆとりが生まれ、計り知れないひらめきの源泉になることは確かです。
この本には、他の宗教やビジネス本に書かれているようなエピソードがてんこ盛りですので、中には気に入る言葉を発見できるかもしれません。
帯に「編集者が5回」とか、出版社からのコメントにいろいろあるように、著者と出版側の自己満足が如実に出ていますので、そこに書いていることは期待しないで読んだ方がよいでしょう。

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