フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

シフォンケーキ

2015-04-16 06:41:30 | Weblog
僕たちの「水彩画展」に山の仲間が来てくれた。アンティークは絵が大好きでとりわけ僕の絵が気に入ってくれている。シェルパ君は音楽をやるから審美レベルは高い。ガムシャラ君は文化に遠い野性で判断。未だに1000万くらいの収入を稼ぐイガン君は今日も仕事で忙しく来れない。癌が転移したイガンちゃんも病院のベッドで来れなかった。去年は全員来てくれたんだけど時間の流れは止められない。イガンちゃんが心配だとの思いをみんな秘めながらしばし絵を見てくつろぐ。「気に入った絵があったら写真に撮って持ち帰ってね」といったら律儀にも僕の絵を一番先に写真に撮ってくれた。友達ってありがたいね。そのあと下のカフェで談笑。「天気がこんなんだから山へいけないね」「来週どうだ?」「来週は大阪でポールマッカートニーだ」とシェルパ君。「えー、聴きにいくの」「うんネットでチケット手に入れたから」「もう最後だからな」「どっちが最後なの」「あっちよ」なんて冗談交えて楽しい時間が過ぎていく。彼らを見送ってから会場に戻ると中学の時の同級生が来ていて同級生にとシフォンケーキ自分で焼いて持って来てくれた。彼は中学の体育の教師だったヤツだけどどこでケーキを焼くの覚えたのかな。いまでもバスケットの指導にボランティアで行ってるとのこと。そのせいか体は締まってカッコイイ。一言でいったら「若い」だ。なんやかやで僕ら同級生は仲がいい。シフォンケーキは甘さひかえめでヘルシー仕立てでなかなかのものだった。いろんな人のいろんな姿が見えてこの水彩画展面白い。
コメント
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