フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

livre

2020-05-22 15:28:06 | Weblog
今日は久しぶりに山の仲間と三密して森林公園に行ってきました。普段なら賑わっているキャンプサイトもセラピーロードも人っ子ひとりいません。森の緑はリーフグリーンからフォレストグリーンまでのグラデーションでとてもとてもきれいなんですけど見る人はいません。僕らはキャンプサイトを独占してコーヒーを沸かしたりラーメンを作ったりとのんびりとした時間を過ごしました。うぐいすが上手に鳴いて僕らを歓迎してくれてるようです。姿を見つけることはできませんでしたがやたらと低音のセミが威張って鳴いてました。自然はそのままなんですが人がいないのが嬉しいような寂しいようなちょっと落ち着かない気分でした。まぁたまにはいいかとお互いマスクをしない春を楽しみました。帰ると直ぐにクロネコヤマトが重そうに荷物を抱えてウチに来ました。何だろうと荷物を見ると「本」と書かれている。「本」なんか頼まないぞと玄関に置かれた荷物を持ち上げるとずっしりと重いこと。大学時代の友人が届けてくれたものだった。それも15冊。つい最近、断捨離で本を20冊ばかり捨てたのにと目に涙。中に手紙が入っていてペーパーにこだわって同人誌を立ち上げたので寄稿せよと書いてあった。といわれてもなぁ。「言の葉大賞」ってイベントも主催してるということでその本をめくると檀ふみさんの隣で太ったオッサンが笑ってる写真が載ってた。そいつがオレの友達の成れの果てかと気づくまでにしばらくかかった。「変わり果ててお前」と絶句。でも向こうもそう思うだろうからこの件はイーブンか。今年はコロナで「言の葉大賞」の入賞式が中止になったと嘆いていた。いろんなところでいろんな影響あるんだね。とりあえずヤツは元気だから安心ではあるのだが。コイツと話してると学生時代のバカをまたやりたくなってウズウズしてくる。友達ってそんなもんかな。
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