フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

incertitude

2020-05-24 08:47:09 | Weblog
デパートの入り口で熱を測ろうがユニクロの入り口で熱を測ろうがアルコールで手を消毒して店に入ろうがマスクをつけていようが全ては「不確実性」のもとにあるわけで滑稽といえば滑稽なんだがこういう決まり事が好きな連中もいる訳でその大多数によって世の中動いているんだからと長いものに巻かれるどころか包まっている自分の楽ちんさにちょっと嫌気を感じる。さりとて「目覚めよ」と叫んでみたってどうにかなるわけでも無いのだが。フランスのファッション業界が動き出したってね。消毒、フェイスガード、検温、人数制限はしてるらしいけど。まだ売り上げも来店数もさっぱりだけどファッションが戻れば経済も戻ると新しい戦略をたてようとしてるみたい。その基本戦略が「今まで以上に魅力的な服」だって。これってスゴイと思わないかい。安売りに流れるでもなく業態変化でもなく基本的価値そのものをグレードアップするという王道だもの。lockdownで彼らは気づいたんだね「本物の価値」って何ぞやと。食うや食わずで休業補償でやっと食いつないだファッション業界の人間の得たもの「ファッションは経済を取り戻す」「潤いのあるファッション」。オシャレな人が集う街角。おしゃれな店、活気あふれる都市。不確実性の中の模索。衣食住とはいうけれど食のみによって生きるにあらずと立ち上がったパリのファッション業界の人たちに光を見たような気がする。そのフランスの新聞に日本の政治家は医療関係者に拍手も送らず医療関係者の子供は保育園でも断られ公園からも追い出されるという記事が載ってた。「人間はこのような時、どうあるべきか」を思えば自ずから答えは見つかるだろうが政府やマスコミの情報を鵜呑みにして一部でこのようなことがあったと聞いている。外国の記者の目には政府が医療関係者に拍手を送れば問題は解決するのにと映ったんだろうか。それともフランスは中国と仲がいいから中国にそう言えと言われたのかな?不確実性も青い目と黒い目で見え方が少し違うのかもしれない。僕らは現象や経済で見るのではなく心情で見るからなぁ。
コメント
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