フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

Roslen auf der Heiden

2020-05-06 09:41:34 | Weblog
薔薇が咲いている。木瓜薔薇もナニワノイバラもこの世の春とばかり。Rosed Mayとはこのことか。子供の頃よく学校で歌ったのが「童はみたーり野中のばーら」だった。ウェルナーとシューベルトの曲があったね。ゆったりしたのがヴェルナーでこの方をよく歌ったなぁ。オレたちの時代は「バラが咲いた」がヒットしたんだけどそれじゃなくて「野ばら」を口ずさむ。やっぱり小学校唱歌の底力かな。
童は見たり 野中の薔薇 清らに咲ける その色 愛でつ
飽かずにながむ
紅(くれない)におう 野中の薔薇
手折りてゆかん 野中の薔薇 手折らば手折れ 思い出ぐさに
君を刺さん
紅(くれない)におう 野中の薔薇
童は折りぬ 野中の薔薇 折られてあわれ 清らの色香
永久にあせぬ
紅(くれない)におう 野中の薔薇

こんな文語体の詩を歌ってたのですよ童(わらべ)が。覚えておいてもらうためにキミを刺さんだなんて「殺し文句」だよね。もちろん当時はわけなんか分からず美しいメロディを歌っていただけですけどね。教育水準高すぎと思いませんか。早く大人になろうとちょっと背伸びするのが美しい時代でしたからね。・・・。どこではぐれたんでしょう?唱歌を歌わなくなってからでしょうかね。夢と抒情に溢れてたあの頃がバラの香りと共に懐かしさを運んできますね。

コメント
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