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ヤブジラミ(藪虱) (セリ科) 撮影地 能代市風の松原

2013年07月02日 12時30分17秒 | Weblog

このブログは、先人が能代市風の松原内を調査した、 『植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001年発行別冊』 の植物目録に基づいて、能代市 「風の松原」 内の植物を、追跡調査できた範囲内での記録を、アイウエオ順で掲載しているものです。但し、先人が調査したものの中で探しきれないものもあります。絶滅した種もあるようですが、現在調査中ですので、見つけ記録でき次第投稿いたします。又その逆で新種もあり、新種については付け加えて投稿しております。

 

この、ヤブジラミは、「植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001発行別冊発行」の植物目録にはありません。新しく出た品種です

 

ヤブジラミ緒言:越年草。
野原に多く生える越年草。茎は直立して枝分かれし、高さ30~80cmになる。

葉は2~3回羽状複葉で長さ5~10cm、羽片は細かく分裂しやや厚く、両面に粗い短毛がある。。

複散形花序を数個だし、さらに小散形花序つくり、小さな白花をやや密に開く。花弁は5個で内側に曲がったり、先端中央で中裂し、不規則にうねる。花柱は2個。萼は細長い。

果実は褐色で卵状楕円形、刺毛の毛が密生し、先端はカギ状に曲がり動物に付着して種子を散らす。花期5~7月。

 

01.10年06月13日 ヤブジラミ 風の松原内では道路端の藪の中に生育しておりなかなか自立出来ないようである。他の植物に寄り添いながら立っているような感じがします。この個体は何とか自立しています。

 

02.09年07月04日 ヤブジラミ 引き抜いてみたが、根も浅くすぐに引き抜ける。茎は直立し枝分かれをする。茎の上部に散形花序をつける。葉は長さ5~10㎝の2~3回3出複葉で、互生します。

 

03.11年07月22日 ヤブジラミ  根は長く横に這うが、根は浅く引き抜けばすぐに抜けます。

 

04.09年07月04日 ヤブジラミ 茎に短毛があります。茎に稜があるようです。

 

05.11年07月22日 ヤブジラミ 茎の断面は楕円形に見えます。芯には白い髄が詰まっています。。

 

06.09年08月25日 ヤブジラミ 葉は2~3回羽状複葉で、羽片は細かく分裂しやや厚い。葉の表裏。

 

07.09年07月04日 ヤブジラミ 葉の表側に毛があり、葉の先は尖る。

 

08.09年07月04日 ヤブジラミ 葉の裏側にも毛があり、表面よりもやや薄い緑色をしています。

 

09.09年06月24日 ヤブジラミ 複散形花序は、5~7本の小散形花序からなり、白色の小さな花を多数咲かせます。

 

10.09年06月24日 ヤブジラミ 小散形花序は、長さ3~6㎝の花序軸の先に、10個前後の花をつけます。

 

11.11年07月22日 ヤブジラミ 萼片に毛があり、雌しべ柱頭が花被片よりつきだしている。突き出ているのが雌しべでしょうか。

 

12.11年07月22日 ヤブジラミ 萼片は何個かよく分かりませんがおそらく5個と思われます。

 

13.10.10年06月13日 ヤブジラミ 果実の毛は上抜きで先端が曲がっている。卵状楕円形。

 

(注):私は植物調査と、写真撮影の技術も、始めたばかりで、ドシロウトも、大ドシロウです。あくまでも個人の趣味で調査したものです。間違った情報が多々あると思いますが、間違いを発見された場合御一報下されれば幸いです。宜しく御願い致します。

参考文献:山渓・日本の野草

 

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2 コメント

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くっつき虫 (Cafeの宿六)
2013-07-04 01:21:28
タロンペさま

繁殖力旺盛で種はやたらとくっつき閉口するヤブジラミ。
しかしこんな風に可愛く写真に撮られると・・・・。
嫌われものの悪役も チョッと見直さなければと。
素敵な写真ありごとうございます。
返信する
引っ付き虫 (タロンペ)
2013-07-05 07:00:07
遅くなって済みません。

ようやくこちらは雨が降ってほっとしています。
でもこれから梅雨が始まるとなるとうっとうしくなります。
そちらも被害が出て体のようです。
最近は適度というものが知らないお天気です。
ヤブジラミ、ミズタマソウの引っ付き虫が出てきます。
これも種の保存です。
自然は凄いです。
畑の草散りは越を痛めないようににしてください。
返信する

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