花の咲かない庭木にも、秋の変化。
「つげの木」は、我家では、「やどめの木」と呼んでいます。
やどめは、矢を止めるなど、災難防止の庭木として、
かなり古くから、武家の庭木として植えられていたようです。
この木、インターネットで調べてみても
「やどめの木」ではヒットしない。
なんとなれば、「つげの木」
なのです。
地味で、目立たな~ぃ木。
花は咲きませんが?いま、こんな実がなっています。
木質は硬く、江戸時代から 木細工の材料として重宝だったらしい。
ことに女性の「丸髷を結う櫛材」には、最高であった由。
また、「将棋の駒や印材」、その他、思い当たるものも多いはずです。
余り大きくならない(今1.0mが一番大きい)、
勝手に実生から顔を出してきている。
いつの間にやら庭には、5本あります。
(野鳥のいたずらによるものか)
不思議なことに、幼木でも、実のなるもの
実のならないものがあり
俗にいう、「雄雌の別」が有るのだろうか。
こちらは「槙の木」
8月の剪定の後、新芽が伸びて綺麗。
この木にも、熟れると甘くおいしい実ができるのですが、たくさんならない。
この形、造園やさんの苦心作でなく、長く冠雪にいじめられ、
折れても枯れない強さによる自然体。
直径10cmもありますが、木丈は1.5m。