AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

『へたっぴウインク』PV、2つの解釈。(ときめき研究家)

2011-08-05 23:38:26 | ときめき研究家
半年ぶりのシングルは、期待を裏切らない出来映えだ。

例によって3種類出ているが、いつものようにタイプA1種のみ購入。
どのタイプを買うかは、3曲目のカップリング曲のタイトルだけで決めることになる。タイプBの『地下鉄のTeddy boy』、タイプC『服を着た王様』は未聴だが、選んだタイプA『ビキニは似合わない』は快作だった。

『ビキニは似合わない』。
夏、海、水着、恋。テケテケテケテケというベンチャーズのようなエレキをバックに、定番の世界を歌う。
「ナイスバディじゃないが、それでもよけりゃ付き合ってもいいぜ」とぞんざいに誘うのが可愛い。
実際、まゆゆ、らぶたん、なっちゃん、はるごんのオリジナルメンバー4人は、ビキニは似合わない。グラビアで見ても、全くセクシーではない。でも、それでいいのだ。
「ハイハイ」という合いの手は、モー娘。を、「アチチ」という合いの手は高橋由美子を思い出す。

2曲目の『マンマ、グラッチェ!』。
日曜日の彼とのデートを助けてくれる母親、いつまでも格好いい素敵な母親への感謝の歌。
何も知らない父親がかわいそうだ。「男の子と話すのも駄目」なんて厳格な父親ではないが、気持ちはわかるし、身につまされる。

そしてメインの『へたっぴウインク』。
「へたっぴ」という言葉がいかにも秋元康だ。「ぐーのね」「アッカンベー」と並ぶ、昭和子供言葉三部作と言えよう。
ウインクでさりげなく気持ちを伝えようとするが、うまくいかない。他愛もないが、伝えたいが伝えるのが怖い、という揺れる気持ちが表現されている。渡り廊下の世界観をしっかり構築している歌詞だ。

PVがまた傑作だ。(ネタバレ注意)

CM撮影でウインクに挑んでいる渡り廊下のメンバーたち。他のメンバーは可愛く決めて続々OKになっているのに、まゆゆ一人だけどうしても両目をつぶってしまう。メンバーに励まされ、一所懸命練習してやっとできるようになって迎えた本番、でもやっぱり失敗。落胆するまゆゆだが、スポンサーのおじさんの一声「その方が可愛くていいんじゃない?」で一転OKに。これまでの努力は何だったのかというのがオチ。ところが、これだけでは終わらない。やれやれと引き上げるまゆゆが、あろうことか、カメラ目線で完璧なウインクを披露するのだ。

このラストの解釈は2つあるだろう。
1つは、元々まゆゆはウインクができた。しかし、できない方が可愛いという計算づくで、終始できない演技をしていたという解釈。だとすると、撮影スタッフだけでなく、応援してくれるメンバーも騙していることになり、かなりしたたか、辛口だ。また、スポンサーのおじさんがOKを出してくれなかったらどうするつもりだったのかという疑問も残る。いや、自分の魅力を熟知しているまゆゆは、OKを確信していたのだろう。
もう1つの解釈は、撮影の緊張が解けた途端に、自然にウインクができたという甘口の解釈。
どっちの解釈も成り立つ。どっちのまゆゆが好きか、それは見る人の好みに任されている。私は絶対に前者だ。

3曲とも、渡り廊下というグループのカラーに合った佳曲だ。無理にビキニを着ることなく、この世界観の歌をどんどん歌ってほしい。


「ウインク」「ママ」「ビキニ」と、過去事例を探せと言わんばかりの歌詞だが、今回、過去事例は封印。あの歌や、あの歌や、色々思い浮かぶが、きりがなさそうなので止めておこう。
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『Seventeen』を深読み。秋元康はやっぱり前田敦子が一番と思っている?(ときめき研究家)

2011-08-05 09:18:20 | ときめき研究家
『SET LIST-グレイテストソングス-完全版』は、2008年1月1日発売の『SET LIST-グレイテストソングス-』に、シングル曲2曲と、新曲2曲を追加しただけのいわば「二期作」CDだ。
前のも持っているが、AKB商法に負けて購入してしまった。

しかし、2曲の新曲のうちの1曲『Seventeen』は、1回で気に入った。

曲調、リズム、金管楽器が入ったアレンジは『only today』を思い出させ、ワクワクする。
詞の世界も、『only today』の十数年後の世界と解釈できる。海に近い街が舞台で、高校時代に「好き」と言えなかったという設定は、まさに『only today』そのものだ。
あの日並んで海を見ていた少年は、高校卒業後、故郷を離れ、都会で職を得た。少女は地元に残り、結婚(相手が『only today』に歌われていた少年の友達かどうかはわからない)。実家の近くに住み、家業の手伝いもしている。
ストーカーではないが、彼女の実家の様子を見てみたいという気持ちはよくわかる。
関係ないが、実家の酒屋がコンビニになるという設定は、ドラマ『ふぞろいの林檎たち』の中井貴一の実家と同じだ。

気になるのは、サビに当たる「今でも君が一番だ」「やっぱり君が一番だ」というフレーズだ。
表向きには高校時代の初恋の人への忘れ難い思いを歌っているのだが、今の時期に重ねると、得意のダブルミーニングを深読みしてしまう。
「総選挙では負けてしまったけど、AKB48のセンターはやっぱり前田敦子だ」と、秋元康が言っているように聞こえる。
あるいは、全てのメンバーに対して、「投票してくれた人にとっては、君が一番なんだ」と諭しているとも取れる。

それにしても、饒舌ではなく、簡潔、素朴でありながら、アイドル歌謡の基本要素を詰め込んだ歌詞だ。
このブログでも過去にテーマとして論じたキーワードが山盛りだ。
そんなことはあり得ないが、秋元康がこのブログを見ていて、面白がってキーワードを詰め込んでいるのではとさえ思ってしまう。

「卒業」

「初恋」

「Seventeen」(年齢を歌った曲)

「好きと言えない(言えなかった)」

最近は若いファンが多いようだが、私のようなオヤジファンのツボを押さえて、想像力をかきたてられる、こういう曲を提供してくれるのは嬉しい。
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なっちゃんに似てるランキング (ピーナッツ)

2011-08-05 08:50:26 | 平嶋夏海
今週の「なっちゃんに似てるランキング」。
1位.石原さとみ
2位.橋本奈穂子アナウンサー
3位.ウチの犬(柴犬)…。

やっぱり、こうなってしまいました。
どうしても…どうしても、1位は、石原さとみになってしまう。
まぁ、そうなってしまうには、僕なりの理由があったりするんだけど…。

"石原さとみって、なっちゃんに似てる。いや、なっちゃん、石原さとみになってほしい"…2人へのそれぞれの想いが、何かおかしなカタチで交錯しちまった結果なんだな…これが。
石原さとみ…ぶっちゃけ、彼女が出演した、あるドラマのある場面,ある演技が、頭から離れないでいる。
それが、原因。
で、その時の彼女の立ち姿が、(言葉は間違っているけど)なっちゃんに生き写しなんだよね。

これから、ものすご~く細かい事を言いますが、これで、なっちゃん大好き人のご機嫌をうかがいたいと思います。どうか、ついてきてください。
それでは、僕が思う石原さとみ史上、最も、なっちゃんに似ている作品とその場面・・・。

それは、2005年.NHK大河ドラマ『義経』出演時の石原さとみ。
役どころは、義経様を一途に慕い続ける女性、静(しずか)。
その彼女のクライマックスである、第46回「しずやしず」の時の静が、本当に、なっちゃんみたいなのです。

ピンポイントでいうと、兄弟間で敵対?する中、頼朝(中井貴一)によって、その身を捕らえられ、六波羅から鎌倉に送られることなった静。
ある日、頼朝の妻、政子(財前直見)に、義経の子を身ごもっていることを見抜かれながら、3ケ月後、頼朝陣営の中で出産。・・・男子。
義経様のお子を亡き者にされた静に、祝賀の余興…白拍子としての舞を奉納するよう迫る頼朝。
そして、その申し出を受けた静が、当日、即興で演じたのが、「しずやしず」・・・
"静よ 静よ くりかえし私の名前を呼んでくだされた昔のように 懐かしいお方のときめく世の中に 今一度したいものよ"

つまり、それは、頼朝に対する復讐の舞、そして、反逆の歌だった。
"殺すなら殺しなさい"…自らの命を張った完全敵地、義経に対する永遠の想いを敵対する天下人の前で誓った腹の据わり方。
また、客席よりも低い舞台…下から見上げる上から目線と何もない(人ではない?)表情で、頼朝をじわりじわり…逆に、精神的に追いつめ、えぐっていく静。
そして、舞の最後、左腕全体を、"サッ!"と天にかざした瞬間、鶴ヶ丘八幡宮の紅葉が一斉に舞い上がり、舞台上の静を覆い隠した。
その朱く包まれた舞台に、ただ、ひっそりといる静の表情が、なっちゃんにそっくり。
もうもう、すごく似てる、いちばん似てる。
(長かった-!でも、ご静聴ありがとうございます)

だから、僕にとって、石原さとみは、なっちゃんに似てる1位なのです。
ところで、(それとは別に)容姿とか、そういうことではなく、僕、なっちゃんには、石原さとみになってほしい(似てほしい)と思っている部分がある。
それは・・・
源頼朝,武蔵坊弁慶,うつぼ,伊勢三郎,駿河次郎,喜三太,佐藤忠信,佐藤継信,鷲尾義久,静。
これを、義経主従の関係を外すと、
滝沢秀明,松平 健,上戸 彩,南原清隆,うじきつよし,伊藤敦史,海東 健,宮内敦士,長谷川朝晴,石原さとみ。
実は、このメンバーは、まだ、つながっているのだそうだ。

"お前、何で、上戸 彩ちゃんと石原さとみちゃんのアドレス知ってんだよ?"→"だって…つ~か、俺ら、みんな知ってるよ"
"南原さんのおさがりのゴルフセットが、ぐるぐる回っているんです"
"(ゴルフの)コースデビューは、一緒に行こう!って…"
"(ゴルフの)初コース、一緒に付いてきてくれることになってるんです"
"オリジナルのウォーキングシューズ、一応あるんだけど…"
"南原くんの番組は出るよ"…etc。

ドラマの世界で、なかなかないよ…こういう関係になるの。
しかも、これだけ違うジャンル?が揃ってるメンツのパターンって、なかなかない。
僕は、近い将来、なっちゃんにも、彼女のように、こういう現場に恵まれてほしい!という想いがある。

もうすぐ、20歳…同年代の集まりってのは、AKBと…あとチョイぐらいでいいじゃない。リア充なっちゃんだけに言えること。
なにより、年齢も性別も経歴も全然違う!…でも、つながってる。
これから伸びていく若手にとっては、すごくラッキー&必要なことだと思っているんだ。
だから、今後、なっちゃんが、そんな異文化だらけのチームに出会えることを願うばかりなのです。

ほら、AKBって、かたまらなくていい場面で、かたまっちゃうでしょ!?
AKBって、そういった感じのって、結構、少ないでしょ!?
で、気付いたら、将来、同年代で(元AKBで)かたまるのが、クセになって,常になって…アカンアカン!そんなの。

そういう意味で、なっちゃんには、石原さとみになってほしいと思っているのです。それに、あの時、そういう義経主従の強いつながりがなかったら、おそらく、石原さとみ、あんな神がかった演技、出来なかったと思うんだよね。
あの大河史に刻まれるであろう3分間…6年前、たしかに、僕の心がふるえたんだ。
そして、あの時、彼女のそばに誰がいたか?ってことなんだな。
で、石原さとみは、あの後、女優として、すごく伸びた。僕は、いろんなものを吸収した結果だと思ったよ。

あのね、以前は、そんなこと、全く思わなかったんだけど、なっちゃんを知ってからは、石原さとみのことを羨ましく感じてる自分に気づいてる。。
君…これから、作品と人、その両方に恵まれてほしい。
なっちゃん、人に関しては、自分で引き寄せる力を持っていると思う。
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『コクリコ坂から』の姉妹をAKB48メンバーから選ぶと・・・。(ときめき研究家)

2011-08-05 00:14:40 | ときめき研究家
ジブリアニメはそれほど見ていないが、これは見ようと思っていた。
長澤まさみが声優をしているからアイドル映画として見ようと思った訳ではなく、60~70年代の青春物というのが好きな分野だからだ。

『コクリコ坂から』は、静かな映画だ。

下宿屋を一人で切り盛りしながら高校に通う主人公の海と、同じ高校の先輩で新聞部の俊。文化部の部室棟「カルチェラタン」取壊し計画への反対運動の中、自然に惹かれ合う2人だが、やがて過酷な運命が・・・。
物語はそれなりの起伏があって、ドラマチックな展開も見せるのだが、スクリーンは終始静かな雰囲気に包まれている。

まだ知り合って間もない頃、新聞部の部室で、ガリ版を切る海と、印刷をする俊。会話をする訳でもなく、ただ黙々と作業をする2人が描かれているだけなのに、お互いの好意が膨らんでいくのが見えるような場面である。

映画に登場する高校生たちは、皆大人である。行動は時として無鉄砲だし、人から見れば価値のわからない部活動に熱中していたり、未熟な若さに溢れている。しかし、自分の思想や行動に自分で責任を取っており、徒党を組んで誰かをイジメたり、いじめられないように他人に追従したりといった、自立できない幼さはない。
周りの大人たちも、彼らを大人扱いしてくれる、物のわかった人たちばかりだ。
事実そういう時代だったのかもしれないし、ノスタルジーがそう描かせているのかもしれない。どちらなのかはわからないが、現在とは全く違った青春の形が描かれていることは確かである。

海と俊の恋も、ぎこちなくはあるが、変な駆け引きやもったいぶりなどない、まっすぐな恋で、見ていても気持ちがいい。

主人公の海と、その妹を、AKB48のメンバーから選ぶとすれば誰だろう。
しっかり者の姉と、少しおませで要領のいい妹という組み合わせは、柏木―渡辺がすぐ浮かぶ。
少しひねるとすれば、姉が平嶋、妹が小森というのもいい。
チームBのファンらしい人選だろう。
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