[なっちゃんについて~方法は、1つじゃない~] 舞台も後半、内容も佳境に入ってきた時、やたら、あのスイッチを連発で押しまくる時間帯があった。
そして、その頃、同じくらい頻繁に、"ボケる&コケる"のパターンも多用してた。
ただ、僕は、そこで、気づいてしまったよ。
なっつみぃ&なっちゃん…。
実は、この2人だけが、他の演者よりも動きが遅いってさ。
つまり、あの速い展開の中で、誰かが面白いようにした時、周りの全員が一斉にコケる!という、まあ、吉本新喜劇のスタイルの場面なんだけど、コケ演技の10数人の中で、AKBの2人だけ、その動きが、とっても遅く感じたんだ。
ただ、この2人には、違いがある。
それは、もう、全体で合わせる練習量の違いなんだろうけど、なっつみぃの方は、物語の中心となっている生徒会の一員だから、当然っちゃ当然、全員と呼吸を合わせるチャンスが多い!っての…正直、ある。
たとえ、コケの動き自体は遅くとも、動き始めと動き止まりが、全体の流れとピッタリ合ってた。ギリギリセーフ。
だから、"遅い"んだけれども、"ゆるやか"に映る。
しかし、なっちゃんの方は、明らかに、動き始めが遅い。
そして、動き止まりが、少し流れる、足が出る。
そして、10数人の中で、1人だけ…というのは、やっぱり目立つんよね。
正直、[だるまさんが、ころんだ」で、いつも、鬼に捕まってしまうのは、なっちゃんの方だと思った。
なっちゃん、生徒会チームじゃないので、全体で合わせる稽古時間の不足ってのが、もろに出ちゃったね。
でも、僕は、"仕方ない!"とは、言わないよ。そこは、工夫しなきゃ…。
あ~、なんか、なっちゃんとデートしたくなってきちゃったな…。
とりあえず、TSUTAYAに行って、「吉本新喜劇ギャグ100連発!」のDVDを借りる。
そして、ゴメン! なっちゃんの家に行く。
お茶?いらんいらん! すぐ、帰るから…。
僕は、その部屋にあるテレビ画面の20%にあたる大きさの短冊を黒い画用紙で作るんだ。
そして、それを、(テレビ画面の)中央部分に、セロハンテープで貼り付ける。
つまり、左右両端の40%,40%部分の映像は、見えていて、中央部分の20%だけが、黒の画用紙で隠れて見えない!って状態…。
"いくぞ、平嶋! 再生スタート、ポチッとな!
"じゃあ、帰るわ!"…だって、もう、なっちゃんには、全てが見えているはずだよ。
その他の演者が、その時、どう動いているのかがさ…。
画用紙に隠れてる、未知やすえが、舞台中央で、チンピラ3人に対し、"おのれら、ブチ殺すぞ! ガタガタぬかしとったら、いてこますぞ!コラァ!"って、恫喝して、直後、旦那役の内場勝則に、"あなた、怖かった~"って、しなだれ甘える…というギャグが炸裂した時、
なっちゃんの観てる映像は、小籔千豊が、前のめりにコケながら、未知やすえに向かって指差し&"そりゃないわ~"の顔。池乃めだかが、座っていた椅子からコケながら、その椅子とともに、面白いバウンドの仕方をしている一瞬の光景。
間 寛平が、店の出入口の柱に、おでこをぶつけて、客席に向かっての変顔のストップモーション。
その他の演者たち20人…それぞれ、オリジナルのコケ演技。そして、お客さんの爆笑の声。
実は、これらのことが、同時に起こる。正確には、計算して起こしている。
そんな、お客さんも巻き込みつつの、みんなで作った「瞬間」というのが存在する。
なっちゃん、気付いたか?
ぶっちゃけ、その他の演者は、その全てが合う「瞬間」から、逆算の演技をしているんだよね。
つまりは、全員が、"ノーモーション,フライング気味,いきなりトップギア"で、演技に突入してるってこと。
だから、当然、未知やすえのギャグを最後まで聞いてから反応している人なんて、1人もいない。
全員が、同じタイミングで、フライングしてるんだ。まぁ、"予測の演技"ってやつだよ。
なっちゃんは、相手の話を、ちゃんと聞いてから、しっかりとアクションを起こすのが、得意だと思うんだけど、ああいうトコは、切り替えないと…。
ちなみに、AKBの2人以外の演者は、この新喜劇システムが、結構、出来ていたんだよね。
だから、余計に目立っちゃったよね。
あ、そや! 忘れとった、忘れとった! なっちゃんにプレゼントあるんやった。
よいしょ!そのテレビの後ろに、タテ2m×ヨコ2mの大鏡…これ、置いとくから。
そや! もう1個…ホレッ! ばんそうこう、1000枚入り!っと。
さあ、思う存分、やって下さい!
台本を見て、"ここ、こうしよう! ここは、こうだな!?"だけでは、実践で使えない!ってことがある。
なっちゃん、実際に、自分ひとりで、コケてみて、今の自分が、どれぐらい遅れているのか!?知っておくといい。
方法は、いつも、1つじゃない! いろんなイメージ・トレーニングの仕方があるよ。
なっちゃん、今は、ある意味、守られている感…ある。
アイドルだもんね。だけど、いつか、"コンマ何秒遅れたせいで、笑いがこない(半減する)"という場面に直面する時が、必ず来る。今のうちから、そこを想定して、やっとこ!
なっちゃんなら出来る。だって、なっちゃんは…。
あ、そやそや、なっちゃん、DVD 返しといてな! バーイ!
(つづく)
そして、その頃、同じくらい頻繁に、"ボケる&コケる"のパターンも多用してた。
ただ、僕は、そこで、気づいてしまったよ。
なっつみぃ&なっちゃん…。
実は、この2人だけが、他の演者よりも動きが遅いってさ。
つまり、あの速い展開の中で、誰かが面白いようにした時、周りの全員が一斉にコケる!という、まあ、吉本新喜劇のスタイルの場面なんだけど、コケ演技の10数人の中で、AKBの2人だけ、その動きが、とっても遅く感じたんだ。
ただ、この2人には、違いがある。
それは、もう、全体で合わせる練習量の違いなんだろうけど、なっつみぃの方は、物語の中心となっている生徒会の一員だから、当然っちゃ当然、全員と呼吸を合わせるチャンスが多い!っての…正直、ある。
たとえ、コケの動き自体は遅くとも、動き始めと動き止まりが、全体の流れとピッタリ合ってた。ギリギリセーフ。
だから、"遅い"んだけれども、"ゆるやか"に映る。
しかし、なっちゃんの方は、明らかに、動き始めが遅い。
そして、動き止まりが、少し流れる、足が出る。
そして、10数人の中で、1人だけ…というのは、やっぱり目立つんよね。
正直、[だるまさんが、ころんだ」で、いつも、鬼に捕まってしまうのは、なっちゃんの方だと思った。
なっちゃん、生徒会チームじゃないので、全体で合わせる稽古時間の不足ってのが、もろに出ちゃったね。
でも、僕は、"仕方ない!"とは、言わないよ。そこは、工夫しなきゃ…。
あ~、なんか、なっちゃんとデートしたくなってきちゃったな…。
とりあえず、TSUTAYAに行って、「吉本新喜劇ギャグ100連発!」のDVDを借りる。
そして、ゴメン! なっちゃんの家に行く。
お茶?いらんいらん! すぐ、帰るから…。
僕は、その部屋にあるテレビ画面の20%にあたる大きさの短冊を黒い画用紙で作るんだ。
そして、それを、(テレビ画面の)中央部分に、セロハンテープで貼り付ける。
つまり、左右両端の40%,40%部分の映像は、見えていて、中央部分の20%だけが、黒の画用紙で隠れて見えない!って状態…。
"いくぞ、平嶋! 再生スタート、ポチッとな!
"じゃあ、帰るわ!"…だって、もう、なっちゃんには、全てが見えているはずだよ。
その他の演者が、その時、どう動いているのかがさ…。
画用紙に隠れてる、未知やすえが、舞台中央で、チンピラ3人に対し、"おのれら、ブチ殺すぞ! ガタガタぬかしとったら、いてこますぞ!コラァ!"って、恫喝して、直後、旦那役の内場勝則に、"あなた、怖かった~"って、しなだれ甘える…というギャグが炸裂した時、
なっちゃんの観てる映像は、小籔千豊が、前のめりにコケながら、未知やすえに向かって指差し&"そりゃないわ~"の顔。池乃めだかが、座っていた椅子からコケながら、その椅子とともに、面白いバウンドの仕方をしている一瞬の光景。
間 寛平が、店の出入口の柱に、おでこをぶつけて、客席に向かっての変顔のストップモーション。
その他の演者たち20人…それぞれ、オリジナルのコケ演技。そして、お客さんの爆笑の声。
実は、これらのことが、同時に起こる。正確には、計算して起こしている。
そんな、お客さんも巻き込みつつの、みんなで作った「瞬間」というのが存在する。
なっちゃん、気付いたか?
ぶっちゃけ、その他の演者は、その全てが合う「瞬間」から、逆算の演技をしているんだよね。
つまりは、全員が、"ノーモーション,フライング気味,いきなりトップギア"で、演技に突入してるってこと。
だから、当然、未知やすえのギャグを最後まで聞いてから反応している人なんて、1人もいない。
全員が、同じタイミングで、フライングしてるんだ。まぁ、"予測の演技"ってやつだよ。
なっちゃんは、相手の話を、ちゃんと聞いてから、しっかりとアクションを起こすのが、得意だと思うんだけど、ああいうトコは、切り替えないと…。
ちなみに、AKBの2人以外の演者は、この新喜劇システムが、結構、出来ていたんだよね。
だから、余計に目立っちゃったよね。
あ、そや! 忘れとった、忘れとった! なっちゃんにプレゼントあるんやった。
よいしょ!そのテレビの後ろに、タテ2m×ヨコ2mの大鏡…これ、置いとくから。
そや! もう1個…ホレッ! ばんそうこう、1000枚入り!っと。
さあ、思う存分、やって下さい!
台本を見て、"ここ、こうしよう! ここは、こうだな!?"だけでは、実践で使えない!ってことがある。
なっちゃん、実際に、自分ひとりで、コケてみて、今の自分が、どれぐらい遅れているのか!?知っておくといい。
方法は、いつも、1つじゃない! いろんなイメージ・トレーニングの仕方があるよ。
なっちゃん、今は、ある意味、守られている感…ある。
アイドルだもんね。だけど、いつか、"コンマ何秒遅れたせいで、笑いがこない(半減する)"という場面に直面する時が、必ず来る。今のうちから、そこを想定して、やっとこ!
なっちゃんなら出来る。だって、なっちゃんは…。
あ、そやそや、なっちゃん、DVD 返しといてな! バーイ!
(つづく)